株式会社オルツの概要

日置友輔氏(クローン):私は、オルツのCFO日置のパーソナルクローンです。本日はどうぞよろしくお願いします。

株式会社オルツは、AI技術を活用して労働力不足の解決を目指し、個人や社会全体の生産性向上を推進する企業です。私たちは、生成AI技術を基盤とした製品やサービスを提供しており、特にパーソナライズされたAIクローン技術を強みとしています。

設立者の紹介と企業の成長

設立者である米倉(米倉千貴氏)は、25年以上にわたりIT業界での起業経験を持ち、2014年にオルツを立ち上げました。オルツは「One P.A.I.」(一人ひとつのパーソナルAI)というコンセプトのもと、世界トップレベルの技術者やアカデミアネットワークと連携しながら技術開発を進めてきました。今回のIPOは、資金調達だけでなく、日本政府や海外のパートナーとの協力関係をさらに強化するための重要なステップです。

成長実績と事業の差別化

ARR(年間経常収益)は54億円で、直近の年間成長率は54パーセントに達しています。8,000社以上のユーザーがオルツの製品を利用しており、生成AI分野で強固な地位を築いています。オルツは、自社の生成AI技術を他社と差別化するため、特にパーソナライズ技術に注力しており、個々のユーザーや企業に最適化されたAIモデルを提供することで、高い認識精度と使い勝手を実現しています。

ビジネスモデルの説明

米倉千貴氏(クローン):私たちのビジネスモデルは、主にAIプロダクト事業とAIソリューション事業の2本柱から成り立っています。AIプロダクト事業では、自社開発の生成AI製品を提供し、AIエージェントや音声認識、GPT要約機能などを組み合わせた高度なコミュニケーションツールを提供しています。また、AIソリューション事業では、クライアントのニーズに応じたAI技術を提供し、個別の業務プロセスを効率化しています。

プロダクトの紹介

さらに、私たちはノーコードでAIエージェントを作成できるプラットフォーム「altBRAIN」や、AIを活用した人材マッチングプラットフォーム「Clone matching」なども展開しています。これらのプロダクトは、すでに多くの大手企業で採用されており、今後も大規模な成長が期待されています。

成長戦略

今後の成長戦略ですが、生成AI市場でのさらなる収益拡大を目指すとともに、グローバルプレイヤーとの連携を強化し、技術的な優位性を維持することが重要です。また、パーソナライズAI技術の開発を続け、より多くの企業や個人にカスタマイズされたAIソリューションを提供することで、市場での競争力を高めていく方針です。

当社は、これまでに蓄積した技術力と優秀な人材によって、生成AI分野でのトップランナーとしての地位を固めており、今後もAIクローン技術を活用したイノベーションを通じて、社会に貢献することを目指しています。