事業内容「エンタープライズDX支援」について

渡邉伸一氏:私たちは主に「エンタープライズDX支援」を提供しており、大手企業に対するコンサルティングやシステム開発を通じて、企業の組織変革とIT変革をサポートしています。

アプローチは一般的なコンサルティングとは異なり、顧客企業が自らの事業価値を再定義し、ビジネスモデルを変革する力を育む支援をしています。一緒にワークショップ形式で進めるコーチングに近い形態を取ることで、お客さまの自主的に変革に取り組む力を引き出します。

売上高1,000億円以上、創業50年以上の企業が当社のメインのお客さまなので、約8割が大手企業が顧客です。

大手企業が新しいことに取り組み上では組織的な抵抗があったり、縦割りの壁に直面したりすることが多いため、弊社はまず「出島型アプローチ」を採用して、小規模な組織を顧客と共同で作り、その中で新たなビジネスを構築し、システムの企画や開発を行って成功事例を積み重ねるというアプローチを採用しています。その成功を持って、少しずつ本体の組織に適用していくような段階的なアプローチを「出島型アプローチ」と呼んでいます。

事業内容「データ駆動型プラットフォーム」について

また、弊社は自社開発の「データ駆動型プラットフォーム」を強みとしています。これにより企業が既存のレガシーシステムを活用しながら、新たなデジタルサービスを容易に立ち上げることができます。システム改修に伴う時間やコストの削減を図ることができ、実際に三越伊勢丹グループや大成建設などの企業がこのプラットフォームを利用しています。

コンサルティングから入り、「出島型アプローチ」を実践し、「データ駆動型プラットフォーム」を活用するという一連のサービスを提供することで、最終的には顧客自身が新しいビジネスを自ら開発できる力をつけることを目指しています。当社の子会社3社が、それぞれ分担してこれを実行しています。