2023年12月期第1四半期決算説明

原田淳氏(以下、原田):株主、投資家のみなさま、ご視聴いただきありがとうございます。博展代表取締役社長の原田です。

それでは、2023年12月期第1四半期の決算のハイライトについてご報告します。また、後半では新たにCFOに就任した藤井由康もご紹介します。

1. 決算のハイライト

決算のハイライトです。2023年12月期第1四半期は、第1四半期として過去最高の売上高を更新しました。

一方で、利益は人材への投資などのコスト増により、営業利益・純利益ともに前期比減となりました。しかしながら、受注は非常に好調で、当第1四半期末の受注残高は過去最高を計上しており、当期での通期達成に向けて堅調に推移しています。

2. 業績、及び重要経営指標

売上高・営業利益・純利益の過去5年の経年比較です。売上高は30億3,900万円となり、当第1四半期としては過去最高の売上高となりました。

一方で、営業利益はマイナス2,000万円、純利益はマイナス4,100万円となりました。将来に向けての人材投資に加え、プロジェクトの工事損失引当を計上したことが要因です。

前期の実績を下回る結果とはなっていますが、通期での達成に向けては堅調です。ぜひ期待していてください。

2. 業績、及び重要経営指標

受注残高の過去4年の実績の経年変化です。スライドに記載のとおり、受注状況は非常に好調で、当第1四半期末の受注残高は過去最高の52億8,100万円を計上しています。6月末時点での受注残高は前期比約30パーセント増となっており、通期での計画達成に向けて堅調に推移しています。

1. 決算のハイライト

ハイライトの最後に、トピックスについてお話しします。まずは、受注残高の好調の要因についてです。

受注残高は前期比約30パーセント増の結果となりました。これは「JAPAN MOBILITY SHOW」(旧東京モーターショー)などの大規模な展示会を中心とした、第3四半期の大型受注が進んでいることによります。「JAPAN MOBILITY SHOW」では、自動車メーカーの複数社を受注しています。

もう1つのトピックスは、人材投資に関することです。当社が事業を拡大する上で、一番重要なファクターは人材です。今年4月には新卒社員36名が入社しました。中途社員も含めて、多様な価値を発揮できる人材を獲得するため、今後も人材等への積極投資を継続して行っていきます。

決算の概要報告は以上です。

新任CFOのご紹介

トピックスとして、6月の株主総会で承認された新CFOをご紹介します。次世代の成長に向け、さらに経営基盤の構築、ガバナンス強化に力を入れていく方針の中、経験豊富な藤井さんを新たに経営ボードに迎えました。最初に、藤井さんから自己紹介をお願いできますか?

藤井由康氏(以下、藤井):少し変わっているかもしれませんが、私は小売業から社会人のキャリアをスタートしています。その後、監査法人に入所、公認会計士の資格を取り、事業会社で一貫して管理系のキャリアを積んできました。

リゾートウエディングの会社や人材派遣会社、フィンテックの会社など、いろいろな業種の会社を経験する中で、管理業務全般に加えて、海外子会社の設立やM&Aに携わってきました。

原田:海外事業の立ち上げやM&Aに取り組まれてきたのですね。

藤井:海外事業に関しては、立ち上げというよりも管理フロー構築や内部統制の整備、M&Aに関しては上場企業同士のM&Aをはじめ、大小さまざまな案件を取り扱いました。

原田:博展でも、中長期的に海外への展開やM&Aなどにもチャレンジしていきますので、ぜひ力を発揮していただきたいと思っています。

藤井:はい、よろしくお願いします。

原田:公認会計士から管理職まで、さまざまなキャリアを積んできた中で、藤井さんが大事にしている仕事上の価値観はどのようなものがありますか?

藤井:仕事を通じた成長を大事にしています。これは自分だけではなく、部下の成長も含んでいます。チームや会社が成長できる環境で働くことで、仕事が他人事から自分事になり、非常にモチベーションが上がります。一人ひとりの成長が組織の成長につながると考えています。

原田:博展も、まさに成長の第2フェーズに入ってきています。多角的な視点を持って、一緒に力強く歩んでいきましょう。

さて、入社して1ヶ月ほど経ちましたが、博展の現状についてどのような課題を感じていますか? 忌憚のない意見を聞かせてください。

藤井:博展は、サステナブル・ブランド国際会議の主催など、いろいろなことに取り組んでいる会社だと思っています。この会議は、今では多くのプライム企業が参加するイベントです。また、辰巳の制作拠点では地域共創にも取り組んでいます。このように、非常に早い段階から社会や環境の課題に真剣に取り組んでいる会社だと認識しています。

また「パケテン」や「ONE±TEN(ワンテン)」といった小中規模の展示会事業を通じて、営業人材育成に取り組んでいる点にも非常に興味を持っています。ただし、このような取り組みを上手く情報発信できず、多くの方にお知らせできていないのは残念な点だと思います。今後のPRやIRを通じてたくさんの方に博展の魅力を知っていただき、博展のファンを増やしていきたいと考えています。

原田:ありがとうございます。博展の活動をわかりやすく、より多くの方に届けていきたいですね。IRにも力を入れていきたいと思っていますので、みなさまご期待ください。

株主のみなさま、投資家のみなさま、本日はご視聴誠にありがとうございました。今後とも、博展をどうぞよろしくお願いします。