馬渕磨理子の株式クラブ 〜投資が難しい理由を投資のプロが10分でわかりやすく解説!〜
株式投資は人生を通して行うもの 投資が難しく感じる理由を知り、投資を成功させるポイントを掴む
投資が難しいと感じる3つの理由
馬渕磨理子氏(以下、馬渕):みなさま、こんにちは。「馬ちゃん」こと、経済アナリストの馬渕磨理子です。このチャンネルでは、金融にかかわる情報や株式投資のトレンド、みなさまからのご質問にお答えしていきます。よろしくお願いします。
ナビゲーター:よろしくお願いします。本日は、「投資ってなぜこんなに難しいのか?」というのを、馬渕さんに解説してほしいと思います。
馬渕:やはり、難しいですか?
ナビゲーター:難しい用語が多すぎて、何をしたらよいか全然わからないです。
馬渕:そうですよね。投資が難しいと感じてしまう大きな3つの理由があるのですが、1つ目は「金融用語」ですね。言葉が難しくて「何を言っているかわからない」というところがあります。
2点目は、数字を扱うため「難しい計算があるのではないか」という不安です。そして3つ目は、「値動きがよくわからない」ということです。この3つが、投資が難しいと感じる理由だと思いますね。
金融用語について
ナビゲーター:金融用語は、なぜ基本的に難しいのでしょうか?
馬渕:金融業界は個人を守らないといけないため、法律がけっこう厳しく制定されています。例えば、金融業界の方が発信する場合は「このような表現をしなければならない」「このようなことを言ったらダメだ」という決まりがかなり厳しくあります。決して悪気があるわけではなく、国がきちんと個人を守るための仕組みですので、「仕方ないな」と思ってください。
ただし、内容をよく理解すれば、それほど難しいことを言っているわけではありません。例えば「短期で投資してはダメだよ」「値動きがありますよ」ということを少し難しく言っているだけですので、「金融の内容自体は、突き詰めればそんなに難しくない」というのがポイントです。難しく表現されていますが、本当は簡単なことを言っています。
また、翻訳者もたくさんいます。ファイナンシャルプランナーや、私のようなアナリスト、成功している投資関連のブロガーなどは、自分の言葉でわかりやすくかみ砕いて発信していますので、「この人の話はわかりやすいな」という推しのブロガーやアナリストを見つけると、その方の言葉を追っているだけでわかりやすくなり、おすすめです。
株価の計算や値動きについて
ナビゲーター:株価の計算や値動きを追うのも難しいですよね。
馬渕:そのようなイメージがありますよね。確かに数字は扱います。ただし、株価というのは「300円が500円になりました」というような、いわば足し算なのですよね。
あるいは、「昨年は90億円の売上だったけど、今年は100億円の売上になりました」「10億円儲かりました」といった程度の計算しか行いません。そのため、小学生のレベルの足し算・引き算・割り算・掛け算ができればまったく問題ありません。
自ら金融商品を作ったり設計したりする方々は、けっこう複雑でわからないような数式を用いるのですが、私たち投資家側は難しい数式はまったく使いませんので、心配ありません。株価の値動きも単純な足し算ですし、業績の推移も単純な足し算・引き算・割り算・掛け算ですので、安心してもらって大丈夫です。
投資の始め方について
ナビゲーター:そこまでシンプルに考えてもよいとなったら、実際にどのように投資をしていくのでしょうか?
馬渕:毎日、値動きを見ていると上がり下がりがあるため、長期で見ないと「疲れるし、しんどい」となると思います。
値動きを見て「しんどい」と思う感覚は合っているのです。1日単位ではなく、1年、2年といったスパンで見ると、しんどさも和らぎますので、長期の視点を持つことは大事だと思います。
ナビゲーター:短期より長期のほうが、初心者にはおすすめですか?
馬渕:初心者は「いきなり始めて、短期で売買して大きく損した」といった状況にならないようにしましょう。そもそも株式投資は長期で資産を形成していくことが目的ですので、「人生を通して行うものだ」と思ってほしいです。「人生100年時代」と言われていますし、その期間ずっと長くお付き合いするものだと考えることが大事ですね。
株式市場のテーマについて
ナビゲーター:いろいろな市場がありますよね。特に食品業界などは幅広い市場がありますが、何か違いがあるのでしょうか?
馬渕:おそらく「テーマ」のことをおっしゃっていると思うのですが、株式市場にはテーマがあります。食品、DX、リモートワークなど、いろいろなトレンドがありますが、実はこれも循環しています。
例えば、コロナ禍で巣ごもり需要が高まって「リモートワークが進んだ」「DXが進んだ」とよく聞いたと思います。このあたりのテーマは一時期すごく盛り上がったのですが、今は少し売られています。
しかし、この波はまた来ますので、1つのテーマでも循環することを知らないと、下がったところだけを見て「あーあ、終わったんだ」と損切りしてしまいます。リモートワークやDXは、10年、20年のタームで考えることができますので、「長い期間で見て成長する分野はこのようなサイクルで動くんだ」ということは、ぜひ知ってほしいです。
今の市場トレンドについて
ナビゲーター:今このような波があるとか、「この業界はこのような波が来ている」とか、何か例はありますか?
馬渕:今お伝えしたように、DXのトレンドは波のようになっていますが、飲食業界はコロナ禍で本当にダメージを受けました。
よくあるチャートでは、コロナ禍でズドンと下がっていたものが少しずつ反発してきています。「ようやく今から立ち上がる」というトレンドがあるため、経済活動の再開という意味合いにおいて、飲食業界はけっこう注目しています。みなさまにも馴染みがありますし、自分で体験できるのがよいと思って見ています。
ナビゲーター:これから投資をするなら、飲食業界ということですね。
馬渕:飲食業界に限らず、経済活動の再開に関するものですね。旅行や、その移動手段である飛行機・鉄道などです。
ナビゲーター:投資家として見るよりも、「旅行に行きたい」「飲食店がちょっと元気出してきた」といった目線で見ることが大事なのでしょうか?
馬渕:そうですね。投資に成功している方の中には主婦がけっこう多いのです。
やはり主婦ならではの「あ、この企業はよいな」「この企業は安い値段でよいサービスを提供しているな」という視点があるのです。「消費者として企業を見るだけで、十分投資家になれる」とも言えますし、難しく考える必要はありません。
投資で成功する人の特徴について
ナビゲーター:馬渕さんが思う、「投資で成功する人の特徴・性格」はありますか?
馬渕:やはり「気が長い人」ですかね。短気な人よりは、「待てる人」であることがけっこう大事です。
投資とは、農業みたいなものなのです。種を植えてから数ヶ月待って、ようやく実がなりますよね。それと一緒で、ポジション(株)を持ってから、利益が成長するまでは少し時間がかかりますので、「農業的な感覚を持てる人」は投資に向いています。
ナビゲーター:「待てないせっかちな人」は、どうしたらよいのでしょうか?
馬渕:デイトレーダーという手法があります。デイトレーダーを否定するわけではありませんし、そちらのほうが向いている方もいます。
例えばゲーマーの方は瞬発力がすごくあるため、瞬発的にトレードして利益を出すことができる人もいます。私は小さい時にゲームで遊んだことがなかったし、瞬発力もないため、農業的な手法を取っています。瞬発力がある方は、短期でもトレードで成功していますので、人それぞれです。


