決算概要
細川慎一氏(以下、細川):本日はお忙しい中お越しいただきましてありがとうございます。それでは資料の説明に入ります。よろしくお願いします。
まずは第1四半期の決算概要から説明させていただきます。
2018年第1四半期の連結につきましては売上で7.4パーセント減、各段階利益は対前年同期比でマイナスになっております。
通期業績予想に対する着地
着地の進捗率です。
売上・段階利益ともに25パーセントを下回っておりますが、こちらは当初に設定した目標のとおりの進捗です。下半期に国内リサーチ、海外リサーチで目標どおりの着地を想定しておりますので、数字の変更はございません。なお、為替の影響で経常利益以下の進捗は多少遅れておりますが、円高の影響が多少出ているということになるかと思います。
営業利益推移
次に営業利益の推移です。
売上は昨年の第3四半期から広告関連の単価が減少しておりまして、そのペースが現在も変わらず続いている状況でございます。
今期の第2四半期までは昨年対比減となる見通しになりますが、その後、前年を超えてくる計画で進めておりますので、そちらをしっかりやっていきたいと思っております。
サービス別売上高推移
次に、サービス別の売上高推移です。
アウトソーシングサービスに広告関連のプロジェクトも入っておりますので、広告関連の単価ダウンの影響が出ておりまして、昨年対比で11パーセントのマイナスとなっております。
D.I.Yサービスがすべてリサーチになりますが、順調に13パーセントの成長をしております。引き続きここも強い成長を続けていきたいと思っております。
国内・海外売上高推移
次に国内・海外の売上高推移です。
国内の中に広告関連が含まれておりまして、トータルで国内は前年対比9パーセント減になります。先ほど、昨年第3四半期からのトレンドと申したとおりでございます。
海外売上は1パーセント減です。国内・海外に関しては次のページでより詳細を説明させていただきます。
国内・海外売上高
先ほど申し上げた広告の部分は、(昨年)第3四半期から大きなペースは変わってございません。それ以外の国内リサーチは、順調に7パーセント増と、昨対比で伸ばしてきております。
海外リサーチ自体は、トータルの数値では1パーセント減ですが、オンラインリサーチに絞って見ると20パーセント増となっております。
高原価のオフラインは戦略的にはとらないのですが、オンラインにひも付いているものは積極的にとっています。多少ぶれてくるのですが、原価が高いので、粗利としては20パーセント増です。(海外全体の売上高は)1パーセント減ですが、トータルで(粗利等を)増やしてきておりますので、順調に海外は伸びていると認識しております。このまま続けて伸ばしていきたいと思っています。
合わせて為替の影響がここにも出ております。ドル建て、ユーロ建てで販売しますので、円高になると売上が下がるという状況が、昨対比で約5パーセント前後は出ております。それを加味せずに20パーセントを増えているという状況なので、こちらは強く成長を続けていくと認識しております。
海外エリア別売上高推移
次に、海外のエリア別の売上高の推移になります。
欧州はおもにオフラインの案件の影響が出てきているのと、大手のクライアントの成長の一部伸び悩みがこの四半期で見えたので、その部分で昨対比で28パーセント減となっております。北米は18パーセント増、アジアは7パーセント増ということで、まだ成長は続けられていると思います。
アジアに関しては、インドの一部で、去年はスポットの一時的な売上があったものが減少しているため、多少この四半期では影響が出ているということになります。
2018年業績イメージ
2018年の業績のイメージです。これはもともと今年の年始にすでに提示をしているものなんです。
国内に関しては、先ほども申したように広告関連の単価の下落の影響を受けるので、国内の売上は今期下がるという見通しを持っております。ただし、リサーチ関連は健全に伸びていて、海外も順調に高成長を続けているという認識でおります。
販管費を含めた利益の部分は、昨年と同じです。(従来)広告関連でやっていた部分も、ある程度、リサーチでメインになってくるという認識でございます。
事業戦略に関しては、2017年の決算発表の時に説明したものと同じでして、戦略もそのまま引き続き進めておりますので、こちらでは説明を省略させていただきたいと思います。
想いを、世界に。GMOリサーチ(というの当社のフィロソフィーを)このまま続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。