2017年12月期第2四半期 連結業績(国際会計基準)

荒井好裕氏:では最初に、2017年12月期第2四半期の連結業績の概要についてご報告申し上げます。こちらが国際会計基準に基づきました、当社の2017年12月期第2四半期の要約でございます。

この真ん中にありますのが、この年の6月時点の第2四半期の終了時点。こちらが昨年の同時期、そして右側が今年の12月期の通期の予想になっております。

ご覧になっていただくとわかりますように、今年の第2四半期の連結に関しましては、売上収益が500万円、売上総利益も500万円となっております。

また、研究開発費は2億8,500万円となっております。また販売費及び一般管理費に関しましては2億7,200万円となっており、営業損益は占めて5億5,300万円となっております。

また、税引前損益は同じく5億5,800万円となりまして、当期の損益はマイナスの5億4,500万円と、こういった数字でございます。

こちら左側、昨年の同じ期の実績と比べた増減について、こちらに示しておりますが、昨年よりも営業損益・税引前損益・当期損益ともに、マイナスは拡大しているということになります。

また、右側が今年12月期の連結通期予想でございますけれど、こちらの予想に比べまして現在の進捗率を右側に示しております。いずれも、売上の収益は通期の予想の4億2,300万円に対しまして、現在の進捗は1パーセントと。

以下、1パーセント、35パーセント、19パーセント、31パーセント、31パーセント、30パーセントとこのような進捗率になっております。

業績内訳1 売上収益

次にこの業績の内訳をご紹介申し上げます。

まず売上収益でございますが、今年の第2四半期に関しましては、先ほど申し上げましたように売上収益500万円のうち、それがすべてSP‐01第1号製品のアジアの小さな国々の地域における協和発酵キリン株式会社様からの収益ということで、500万円を計上しております。

今年の12月期の通期予想に関しましては、トータルで売上収益は4億2,300万円。そしてそのうちのSP‐01第1号製品に関しましては2,300万円、SP‐02は収益はございません。

また、SP‐03第3号製品については、承認時マイルストンとしてMeiji Seikaファルマ株式会社様から4億円の収入を得る、というのが今期の通期の予想であります。

こちらに2017年12月期通期予想を示しておりますが、SP‐01承認後マイルストン受領に関しまして、予定はとくに変更はございません。予定どおり、2,300万円というのを予想しております。

また、SP‐03第3号製品の日本承認時のマイルストン4億円に関しましてですが、こちらについては今年2017年7月の当局から承認をいただいたことを契機に、既にMeiji Seikaファルマ株式会社様から収入は確認しております。

業績内訳2 費用

こちらに費用の内訳についてお示ししております。

今年6月までの第2四半期の半期実績ですが、研究開発費2億8,500万円。販売費及び一般管理費が2億7,200万円となっており、合計が5億5,800万円です。

内訳的には、人件費が1億2,700万円の他、その他として4億3,100万円を計上しております。今年12月期通期予想でございますが、まず研究開発費ですが、第2号製品SP‐02の国際共同治験、これは申請前の最後の臨床試験になりますが、こちらが本格的に稼働いたしております。

このことによって、下期での増加というものが想定されております。

また、販売管理費ですが、中国での販売開始準備、これは第1号製品になると思いますが、こういった第1号製品を中心とした中国での販売開始準備のためのマーケティング費用、あるいは広州市に新たな拠点を開設することを計画しておりますので、それらの費用。

これらをベースにした販売人員の採用費用等によって、下期での増額を予定計画しているところでございます。

2017年12月期第2四半期 連結財政状態(国際会計基準)

次に、2017年12月期第2四半期の連結財政状態(国際会計基準)でございますが、こちらにありますように、今年の第2四半期終了時点では現預金が40億6,200万円。

それから棚卸資産が9,300万円。無形資産27億円。その他の資産は4,900万円。負債が2億3,600万円となっておりまして、資本金資本剰余金の合計が、117億6,300万円でございます。

また、利益剰余金等については、マイナスの50億9,500万円となっておりまして、合計が69億400万円。このような内訳になっております。

これらでございますが、今年の3月24日に上場させていただきました、IPO及びOA等によります、増資資金調達額が37億8,000万円でございます。

また、棚卸資産に関しましては、第1号製品SP‐01を中国販売用製品について計上しておりまして、こちらが9,300万円となっております。

また、無形資産の増加はSP‐01第1号製品SP‐03第3号製品の開発費用等での、1億2,500万円を計上しております。

株主構成推移

株主構成でございますが、こちらの左側が今年の3月31日上場直後の状況でございます。こちらが今年の6月30日の第2四半期終了後でございますが、ご覧になっていただきますように、少し見にくくてすみません。

筆頭株主、伊藤忠商事の株数というものはそれぞれ変わっていません。2,285万1,000株。それからMeiji Seikaファルマ、Lee’s Pharma、この筆頭3つに関しましての株数というものは変わっておりません。

ご覧になっていただけますように、MPM Capitalは2番目の大株主でございましたが、こちらの株数及び所有比率は2,105万8,000株、25.1パーセントから現在は株を保持しておりませんので、消費率は0パーセントということになってございます。