リンク&モチベーショングループの事業構造

小笹芳央氏:株式会社リンクアンドモチベーション代表取締役会長の小笹です。本日のアジェンダですが、こちらの3点となっております。

まず1点目に第1四半期の連結決算報告を2点目に重点指標の進捗報告をさせていただきます。3点目に新たにM&A案件が発生いたしました。こちらの報告をさせていただきます。

2017年12月期第1四半期連結決算報告に入らせていただきます。こちらは当リンクアンドモチベーショングループの事業構造でございます。

まずディビジョンとしては3つございます。1番目に個人から選ばれる組織創りを支援する組織開発ディビジョンでございます。そして組織から選ばれる個人創りを支援する個人開発ディビジョン、こちらが2点目です。

そしてその両ディビジョンをつなぎます、組織と個人をつなぐマッチングディビジョン。この3つのディビジョンに加えまして、ベンチャー・インキュベーションを行っております。

連結損益決算書(実績 前年比)

こちらが連結の損益計算書です。過去最高の業績となった前年を上回りまして、売上収益および各段階利益で過去最高を更新しております。

すべてのディビジョンが好調に推移したことで、売上収益は前年比106.2パーセントと増加しております。とくに収益性の高い組織開発ディビジョンの業績好調を受けまして、個別開示項目前営業利益、営業利益、当期利益は前年比で大幅な増加となりました。

それぞれ前年比123.7パーセント、営業利益は113.8パーセント、当期利益は前年比で112.0パーセントでございます。

連結損益決算書(実績 予想比)

こちらが予想比です。非常に過去最高のペースで予想値を上回ることで進捗いたしました。売上収益につきましては予想比において100.6パーセント、僅かに上回りました。

また収益性の高い組織開発ディビジョンが大きく進捗したことで、個別開示項目前営業利益予想値を上回り、予想値に対して108.9パーセントとなっております。

こちらが販売管理費でございます。全体といたしましては、前年比で103.4パーセントと微増となりました。

グループの拡大を機とした採用強化に伴う採用・研修・福利厚生費の増加、東京統合拠点設立などの設備投資に伴うオフィス・システム経費の増加いたしました。

またモチベーションクラウドなどの重点プロダクトの販売促進強化に伴う販売関連費用の増加等があったもの、管理人員の業務効率化に伴いまして人件費は減少しております。

その結果を受けまして販管費全体は前年比で103.4パーセントの微増に抑えることができております。

連結損益決算書 販売管理費(実績 前年比)

こちらがセグメント別の売上収益および売上総利益の前年比でございます。まず組織開発ディビジョンはコンサル・アウトソース事業におきまして、利益率の高いプロダクトが大きく伸長したことを受け、売上収益で前年比118.0パーセント、売上総利益前年比112.3パーセントと大幅な増加となりました。

セグメント別 売上収益・売上総利益(実績 前年比)

個人開発ディビジョンにつきましては、キャリアスクール事業が堅調に推移したために売上収益は前年比微増でした。一方で利益率の高いプロダクトの売り上げ構成比率が減少したことを受けまして、売上総利益につきましては前年比94.6パーセントと、減となっております。

下段のマッチングディビジョンでございます。こちらALT配置事業が堅調に推移したために売上収益で前年比105.3パーセント、売上総利益につきまして前年比108.5パーセント両方とも増加しております。

組織開発Div プロダクト売上収益(実績 前年比)①・②

こちらが各ディビジョンのプロダクト別の売上収益でございます。

1番目のコンサル・アウトソース事業につきましては働き方改革をきっかけとしたナレッジ強化研修、また管理職強化研修などを含むパッケージやコンサルティングが伸長したことに加えまして、モチベーションクラウドの販売好調により会員やデータベースサービスが大きく伸長いたしました。

その結果として売上収益は前年比113.2パーセント、売上総利益は前年比116.1パーセントと大幅な増加となりました。

2番目のイベント・メディア事業は、1番のコンサル・アウトソース事業の中のパッケージで研修プログラム、そのメニューから派生する研修イベントが伸長いたしまして売上収益につきましては前年比で124.2パーセントと大幅に増えました。

一方で研修イベントは原価率の高いプロダクトで、売上総利益には前年比減となってます。

個人開発Div 事業別 プロダクト売上収益(構成比 前年比)③・④

続きまして、個人開発ディビジョンの事業別プロダクト売上収益です。

3番目のキャリアスクール事業は、Officeから市場成長性の高いプロシリーズへの移行が進捗したことに加え、国家試験・公務員の講座が大きく伸長しました。売上収益は前年比微増しました。

一方、利益率の高いOfficeの講座が減少しました影響を受け、売上総利益には前年度減となっております。

4番目の学習塾事業は、前年とほぼ横ばいの進捗となりました。売上収益は前年比微減、売上総利益は前年比減でございます。

マッチングDiv 事業別 プロダクト売上収益(実績 前年比)⑤・⑥

続きましてマッチングディビジョンです。5番目のALT配置事業は日本の公教育における英語教育の拡大加速を捉えることで堅調に推移いたしました。

売上収益では前年比104.2パーセント、売上総利益では前年比で108.0パーセントと増加しております。

6番目の人材紹介・派遣事業につきましては、小売りサービス業界を中心といたしました人材不足を背景に販売職派遣が好調だったために、売上収益は前年比で107.8パーセントと増加しております。

また利益率の高い新卒紹介が大幅に伸長したことを受けまして、売上総利益につきましては前年比で113.8パーセントと大幅な増加となりました。

連結賃借対照表(実績 前年比)

こちらが連結の貸借対照表です。資産につきましては増加しております。インキュベーション先企業の好調に伴う投資有価証券価値の増加に加え、統合拠点の設立やM&Aといった今後の資金需要に備えた現預金の増加によりでございます。

資産の増加額は23億9,800万円となっております。負債は上記投資の資金需要に備えまして借入金を増加させたために増加してます。

純資産につきましては当期純利益の計上等により増加しております。増加額は6億2,600万円となっております。

こちら第1四半期の配当方針でございます。引き続き、当社の方針通り四半期配当を継続してまいります。当初の予定通り第1四半期の配当につきまして1株当たり1.5円、単元株当たり100株で150円の配当を2017年6月23日の金曜日に実施予定です。