サワイグループホールディングス株式会社【速報版】
【速報版】サワイグループホールディングス株式会社 2026年3月期決算説明
※当記事は速報版です。スライド情報は割愛している他、数値などに誤りが含まれる可能性がございます。正確な情報は決算短信・決算説明資料などの正式な開示資料、または追って公開予定の確定版記事にてご確認ください。
サマリー
サワイグループホールディングス財務担当の中岡でございます。2026年3月期通期決算の概要、および2027年3月期通期業績予想をご説明いたします。
最初にサマリーです。売上収益は、前年同期比6.7%増、コア営業利益は前年同期比3.6%減、営業利益は前年同期比292.5%増となっております。営業利益の増加に関しては、2024年度4Qに発生した訴訟損失引当金の反動が影響しております。
他の業績への要因もご紹介しますと、売上収益は、1番目にお示しした「2024年度・2025年度に発売した新製品の売上」がプラスに影響しています。また、2番目の「選定療養制度の対象品目を中心とした既存品の売上増加」もプラスに寄与しています。
次に、マイナス影響ですが、生産人員を中心に実施した「人員の増強」の影響により、固定費が増加しています。また、薬価改定による既存品の利益率も低下しています。
続いて、2026年度の予想です。後半でご説明いたしますが、売上収益は前期比3.3%増、コア営業利益は前期比19.5%増、営業利益は71.1%増と、増収増益を予想しております。
要因としましては、引き続き、新製品の売上増加を予想しています。また、2026年度に関しても訴訟和解費用の反動により、営業利益が大幅に改善する見通しです。
次に、生産数量に関してご紹介します。2025年度の生産数量は、委託も含め166億錠となり、計画比90.5%となりました。2026年度は、トラストファーマテック社や、第二九州工場での増産計画に加え、人員の習熟度向上による生産効率の改善を織り込み、対前実績比+14億錠の180億錠を生産計画としております。
最後に販売数量です。2025年度は計画比101.8%となる171億錠を販売いたしました。2026年度は前期比2.8%増の176億錠の計画としております。安定供給の実現に向け、引き続き努力してまいります。
2025年度 決算概要
第3四半期の決算数値の概要をお示しします。売上収益は、2024年度・2025年度の新製品の販売数量の増加や、選定療養制度の対象品目など既存品の伸長もあり、前年同期比で6.7%増、修正後の通期予想比では、99.6%の2,016億7,600万円となりました。
続いて利益面です。売上総利益は、薬価改定や労務費増加の影響により、前期比+4.3%となり、修正後の予想比では95.6%の587億9,300万円となりました。コア営業利益は、前期比3.6%減の247億7,800万円となりました。
一方で、営業利益は前期の訴訟損失引当金の影響があり、前期比292.5%増の158億9,400万円となっています。しかしながら、修正後の予想比では76.1%の進捗となりました。
最後に、親会社の所有者に帰属する当期利益は前期比12.8%減、修正後の予想比では74.6%の104億3,800万円となっています。これら、利益面の計画未達に関しては、第4四半期に評価損などの費用の発生があり、利益を押し下げたことが影響しています。
売上収益
ここでは、対前年比較の四半期ごとの売上収益をお示しします。2025年度の特徴として、2024年10月から開始された選定療養制度の影響があり、2025年度上期(1Q、2Q)は対前年比10%強の売上収益の増加がありました。第3四半期以降はその効果が一巡したこともあり、対前年度比で第3四半期で1.2%増、第4四半期で2.2%増となっています。
右側の表では、「既存品」と「2025年の収載品」の実績を示しています。2025年の新製品は順調な立ち上がりを示しています。下期12月収載の新製品「ダパグリフロジン(先発品名:フォシーガ)」などにより、32億9,700万円の売上収益となりました。
収載年度別売上収益
ここでは「収載年度別の売上収益」を紹介します。新製品の売上収益は順調に伸長しており(上段の緑色のハイライト部分)、2024年の収載品は、前期比150.0%増の64億5,400万円、先ほどご紹介した2025年の収載品は32億9,700万円となっており、堅調に伸長しています。また、選定療養制度の対象品目の影響もあり、2017年など、過去の収載品目の売上も増加した特長がありました。
一方で、2018年の収載品は−13.5%となっておりますが、これは、季節性感染症(季節性インフルエンザ)の治療薬(オセルタミビル)の販売数量が、前年に比べ伸びなかったことに起因しています。
営業利益の増減要因
2025年度の最後です。「営業利益の増減要因」のウォーターフローチャートをご紹介します。対前期比で、2025年度の営業利益は、売上の増加として、66億400万円ありました。
一方、マイナス要因として、「薬価の下落」や、「労務費の増加」などがありました。「評価損、廃棄損」に関しては、前期が大きかったため、今期はプラスに影響しています。一方で、「販管費」に関しては、今期は2025年9月に発売したHAUDYに伴う費用などもあり、対前期比で−25億3,800万円マイナスに影響しています。
続いて、ここが最も大きな要因となりますが、その他、収益・費用として、2024年度の訴訟損失引当金(ナルフラフィン約142億円)の反動があり、今期も訴訟和解費用40億円(テリパラチド)が発生していますが、この部分で相殺されています。
研究開発費の減損に関しても、今期は対前期比でプラスに作用しており、結果として営業利益は、前期比292.5%増の158億9,400万円となっています。
2026年度 業績予想
続いて、2026年度の業績予想をご説明します。2026年度の通期計画は、売上収益2,084億円(前期比3.3%増)、コア営業利益296億円(同19.5%増)、営業利益272億円(同71.1%増)、当期利益186億円(同78.2%増)と、ここにお示しした全ての項目で増収増益を見込んでおります。
成長の牽引役として、新製品の売上は通期で63億円と前期以上の堅調な推移を想定しています。利益面においては、ここ数年の新製品の伸長に伴う製品ミックスの改善に加え、前期に計上した訴訟和解費用(40億円)の反動により、大幅な増益を達成する計画です。
2026年度 通期業績予想(売上収益、売上総利益)
本スライドでは、売上収益および売上総利益についてご説明します。2026年度は現中期経営計画の最終年度となります。売上収益については、前期比3.3%増の計画ではありますが、中計目標の2,200億円に対しては乖離が生じる見通しです。
一方で、売上総利益に関しては、諸要因の影響はあるものの、前期比11.4%の大幅な改善を見込んでおります。
2026年度 通期業績予想(販管費・研究開発費)
次に、販管費および研究開発費についてご説明いたします。販管費は、人件費の増加や生産性向上に向けた施策費用(委託費等)により、前期比7.5%増の280億円を計画しております。
一方で、研究開発費は103億円と、前期比で16.9%の減少を見込んでおります。ただし、研究開発活動そのものは前期と同水準を維持する方針です。前期比マイナスの主な要因は、前期実績において減損損失を16億円計上したことによる反動であり、修正後の計画ベース(103億円)との比較では、実質的に横ばいの計画となっております。
増産に向けた取り組み
最後のスライドになります。当社は安定供給の実現に向け、計画的な増産体制の構築を推進しております。
本年度12月には、第二九州工場の新固形剤棟(ステップ2)が稼働を開始する予定です。これにより生産能力は年間15億錠上積みされる見込みですが、当期における稼働期間を考慮し、通期の生産計画は180億錠といたしました。今後も需要動向に合わせ、継続的かつ計画的な設備投資を実行してまいります。
以降は参考資料になります。配当に関しては、P28にお示ししておりますが、本中計期間の配当方針に基づき、2025年度は年間55円、2026年度は1円増配の年間56円を想定しております。
その他、本日はご説明を割愛しますが、サステナビリティへの取り組みや、新規事業のご紹介、6月収載予定の新製品などに加え、各種財務指標などの資料を記載しておりますので、ご覧ください。
以上で、私からの2026年3月期通期決算概要の説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。
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