キャスター、1Q営業利益は6四半期ぶりの黒字転換を達成 粗利率改善と販管費圧縮のコスト構造改革が奏功
2026年8月期第1四半期より、報告セグメントを下記の通り変更

中川祥太氏:株式会社キャスター代表取締役の中川です。本日は2026年8月期第1四半期の決算説明を行います。よろしくお願いします。
はじめに、セグメント変更についてお話しします。「My Assistant」はBPaaS事業からAI Tech事業に、「Reworker」と「在宅派遣」はその他事業からHR事業として切り出して管理・報告することとなりました。
サマリー

決算実績についてです。第1四半期では黒字化を果たしたことが一番のトピックスとなります。売上高は前年同期比で微減の11億2,000万円、営業利益は1,900万円となりました。
業績概要

黒字化の理由としては、販管費が50.8パーセントから36.7パーセントに改善されたことが挙げられます。コスト構造の変革が着実に進んでいることが反映された結果です。第1四半期は黒字を達成し、前年同期比および前四半期比で減収ながらも増益という結果になっています。
営業利益増減要因

販管費のコントロールを継続したことが黒字化の要因であると考えていただいてけっこうです。
セグメント別業績サマリー

セグメント別にも示していますが、基本的にBPaaS事業の数字が改善することで全体が押し上げられていると考えています。そこが主な要因だと捉えていただければと思います。
ご参考)BPaaS事業 主要KPI

BPaaS事業の主要KPIについてです。稼働社数は純増しています。
ARPUは下落傾向にありましたが、現在は押しとどまっている状況です。これまでお伝えしているとおり、低価格帯のサービスが非常に堅調だったために顧客単価が下がっていましたが、現在は低価格帯のサービスを少し抑え、一定価格以上のサービスのラインアップに力を入れることで回復基調にあると考えています。
売上成長に向けた取り組みの状況①

今後の売上成長に向けた取り組みの状況について、一部ご紹介します。エンタープライズと呼ばれる顧客層に関しては、新規のお客さまと既存のお客さまの両方に一定程度含まれています。
そのようなお客さまに関して、これまでは中小のお客さまとは異なる特別なサービス内容はありませんでしたが、どうしてもファシリティやセキュリティ環境の利用において一部ハードルがありました。また、契約形態にも一部ご要望があったこともあり、そのような部分に対応することで取引額を伸ばしています。
また、建築会社には独特のルールがありますが、それら一つひとつに対応することで、現在の取引額をさらに増加させるとともに、より継続的に依頼いただけるような施策を主に進めています。
学校法人や特殊法人などのお客さまは契約形態に制約があり、通常の方法では発注が大きくならない傾向があります。そのような発注制限がかかる部分を特別に切り出し、専用の契約形態を採用することで取引額の増加を図っています。
売上成長に向けた取り組みの状況②

「AI FIRST経営」を掲げ、全社でのAIリスキリングの強化を非常に積極的に進めています。具体的には、当社従業員全員を対象としたAI研修を実施しています。
すでに社内ではAI関連の取り組みを進めているチームやエンジニアチームが十分に対応していますが、それだけに留まらず、一般的に注目されているAI関連のリスキリングも含め、全体的な底上げを図っています。今後、AIの活用を前提としたすべてのサービス設計を一気に推進したいと考えています。
世の中全体でのAIの影響度やAIによるBPOの影響についてはさまざまなかたちで指摘されていますが、我々の業界では、我々が対応している領域において現時点でAIによって業務がなくなるという明確な兆しはまだそれほど大きくは見られていません。
むしろ、AIを業務にハイブリッド的に取り入れ、オペレーションに組み込んでほしい、またはどのように取り込むべきかといったご相談が増えています。当然のことながら、AIについてはほとんどの企業がまだスタート段階にあり、我々の方がやや先行して進出しているというアドバンテージを持つ状況です。
したがって、お客さまからそのような声をいただいている間は、さらに知識を深め、先行的にサービスを提供できるよう努めていきます。
財政状態

財政状態についてです。特段大きなトピックスはありませんが、自己資本比率が黒字化したため、堅調に推移しているとお考えいただいてけっこうです。
業績予想

2026年8月期の業績予想についてです。第1四半期の売上高進捗率は21.6パーセントとなっています。通期黒字化の見通しについては、現時点で変更はありません。
子会社のAI研修事業や既存サービスにおけるエンタープライズ向けサービス提供などを推進しているため、これらの投資状況により通期計画達成に関する数字が変動する可能性はあります。しかしながら、現時点では変更なく、十分な投資を行った上での黒字化を見込んでいます。
我々としては、さらに利益の上振れを狙い、第2四半期・第3四半期において一定程度の利益の上方修正ができるよう努力していく方針とお考えいただければと思います。
トピックス①(子会社グラムス/「heroshot」の提供開始)

トピックスについてご説明します。
子会社であるグラムスにおいて、「heroshot」というAIサービスの提供を開始しました。もともと同社が提供しているサービス「SASAGE. APP」では、古着等の撮影や採寸を基本的な仕組みとして提供しています。今回新たに、撮影した画像をAIが生成したモデルに着用させる機能を組み込んだサービスをリリースし、これを「SASAGE. APP」にも取り込んでいます。
このサービスは、さまざまなAIで実現可能ですが、一般的なAIではロゴが異なったり、素材感が正確に反映されなかったりといった課題がありました。そこで、これらの精度を実用レベルにまで引き上げた独自AIをサービスに取り入れ、チューニング済みのかたちでローンチしています。
彼らの技術力として、このような精密なチューニングが可能であることを証明した事例です。
トピックス②(子会社キャスターテックジャパン/AI研修事業の開始)

キャスターテックジャパンという子会社で、AI研修事業を開始しました。これは、当社が取り組んでいるAIリスキリング研修と同じ内容です。このようなニーズを世間からいただいているため、子会社でしっかりとサービスとして展開していきたいと考え、事業をスタートしました。
今年から来年にかけて、この領域が大きく盛り上がると考えられるため、当社としてもイニシアチブをしっかりと取れるよう、十分な戦力を投入していきたいと考えています。
質疑応答:黒字を維持する利益構造について
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