本日お伝えしたい3つのポイント
安井卓氏:みなさま、こんにちは。リックス株式会社代表取締役社長執行役員の安井です。本日は、当社2025年3月期決算説明会にご参加いただきありがとうございます。さっそく説明会を開始します。
はじめに、本日の説明会で特にお伝えしたい3つのポイントをご紹介します。1つ目に、2025年3月期は4年連続となる過去最高業績を達成しました。2つ目に、今期は増収増益を予想しており、配当方針としてDOEも導入しました。3つ目に、長期ビジョンや当社の成長ドライブとなるオリジナル品の開発に関連するトピックをご紹介します。
目次
本日の目次です。決算説明、業績予想のほか、今年3月に開示した「資本コストや株価を意識した経営について」のアップデート版についてもご説明します。
当社概要
本日は当社の説明会に初めてご参加いただく方も複数おられるため、当社の会社概要を簡単にご説明します。当社は、国内外の産業界に向けた機器や部品などを製造・販売する「メーカー商社」という業態で活動しています。
1907年に創業し、今年で118年目を迎えました。国内は北海道から鹿児島まで40ヶ所、海外は7ヶ国12ヶ所に拠点を展開することで、顧客密着営業を心がけています。
当社機能と顧客領域について
当社が持つ機能と、その機能を活かしてどのようなお客さまに貢献しているかご説明します。当社はメーカー商社として、販売商社機能・メーカー機能・研究開発機能・サービス機能の4つを融合させ、お客さまの課題を解決する製品・商品・サービスを提供しています。
お客さまは、国内外の産業界大手企業がメインで、鉄鋼では日本製鉄、自動車ではトヨタ自動車、半導体ではキオクシアと、各業界のもの作りのトップメーカーと取引があります。
事業内容(例:製鉄所での当社活動)
当社が実際にどのような活動を行っているのか、製鉄所での事例をもとにご紹介します。製鉄には、原料を溶かしたり、それを引き延ばしたり、最終工程には加工したりと、さまざまな工程があります。当社は、その製造工程向けの設備・機器・部品などを販売しています。
国内外に約2,600社の仕入れ先があり、大型設備の導入から小さな消耗品、工事案件、アフターフォローなど幅広く対応しています。当社営業活動の大きな強みは、毎日現場に通い、お客さまのニーズをつかむことができる点です。
1日に2回から3回、同じお客さまを訪問することもあり、生の現場を見て、お客さまと会話をすることで、先回りした的確な提案が可能となっています。
また、冒頭でお話ししたように、当社は「メーカー商社」です。仕入商品だけでなく、自社製品も製造・販売しています。このような活動を、製鉄業界だけでなく、自動車業界、半導体業界など幅広いもの作りの業界で展開しています。
「メーカー商社」として自社製品を製造・販売
メーカー商社のメーカー部門として、自社製品を製造する工場を福岡県糟屋郡に保有し、そこで勤務する113名が、設計・開発・製造などに励んでいます。
スライド画像の工場では、自社製品として工作機械などに組み込まれるロータリージョイントをはじめ、半導体製造で使われる洗浄装置や油分を回収するオイルスキマーなど、流体制御に関する製品を作っています。
当社主⼒製品ロータリージョイント
当社の主力製品は、ロータリージョイントです。ロータリージョイントは、固定体から回転体に流体を漏らさずに供給するための製品です。鉄鋼、電子・半導体、食品など、さまざまな業界でお役立ていただいていますが、中でも工作機械業界向けのロータリージョイントは、国内シェア70パーセント以上となっています。
決算ハイライト(FY2024)
2025年3月期決算についてご説明します。2025年3月期は、4年連続の増収増益となり、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益とも過去最高を更新する数字となりました。具体的な伸長率は、スライドの下段に記載のとおりです。
いずれのセグメントも比較的好調でしたが、売上ボリュームの大きい鉄鋼と自動車セグメントが、前期比で10パーセント以上伸びたことが業績を牽引しました。また、半導体セグメントが復調傾向にあり、自社製品の販売も多く利益面で貢献しました。
FY2024 業績概要
業績概要についてご説明します。売上高は、前期比プラス10パーセントの547億円となり、当社として初めて500億円を突破しました。
一方、当社のみが販売できる利益率の高いオリジナル品の販売が伸びず、売上原価率は0.1パーセント悪化したものの、売上総利益は前期比プラス9.5パーセントを確保しました。
販管費は、人員増加やリックス協創センターの稼働開始に伴い減価償却費が増加しましたが、営業利益は前期比プラス9.5パーセントの38億8,000万円を確保しました。
為替差益の減少などで、営業外収支は前期比で20パーセント減となったものの、それ以上に営業利益の伸びが大きく、経常利益も前期比プラスとなりました。
セグメント別 売上/ 利益構成
セグメント別売上高の詳細です。当社では、鉄鋼、自動車、電子・半導体など、8つのセグメントでご報告しています。2025年3月期は、8セグメント中5つのセグメントで前年を上回りました。
スライド中央の円グラフで示すように、当社の売上は、鉄鋼、自動車、電子・半導体で約6割を占めています。
右側の円グラフはセグメント別利益構成です。工作機械セグメントは、売上構成は4.4パーセントですが、自社製品の販売が多く利益構成は7.4パーセントとなっており、利益面での貢献が大きいのが特徴です。
海外売上高・構成
海外売上⾼・構成についてご説明します。当社が注力する北米とインドで大きく売上を伸ばすことができました。北米は主に自動車のEV・HEV関連、インドは鉄鋼分野と自動車分野が好調だったことが要因です。
海外売上自体は前年より伸ばしていますが、それ以上に日本の売上の伸長が大きかったため、海外売上比率は前期比マイナス0.5パーセントの13パーセントとなりました。なお、海外売上比率は、2030年度に20パーセントまで伸ばすことを目標としています。
営業利益増減要因(FY2024 通期)
営業利益増減要因についてご説明します。自社製品の販売は低迷したものの、その他の商材やサービスの販売を伸ばし、鉄鋼、自動車、電子・半導体など主要8セグメント中5つのセグメントで順調に売上を伸ばしています。
また、業績拡大に伴う従業員の増加や、リックス協創センターの稼働開始により、販管費が増加しましたが、前期を上回る営業利益と前期並みの営業利益率を確保できました。
売上高と営業費用割合の推移
売上高と営業費用割合の推移です。売上原価率が前年同期比で微増したのは、利益率の高い自社製品の売上が低下したことが要因です。一方、売上高は確保できたことで、販管費率も0.1パーセント低下しています。
自社製品を含むオリジナル品の売上拡大は、当社の利益成長にとって非常に重要であるため、取り組みについて後ほど詳しく説明します。
貸借対照表
貸借対照表です。業績好調により、売上債権、仕入債務がそれぞれ増加しました。また、昨年11月に稼働を開始した新拠点リックス協創センターにより、有形固定資産が大幅に増加しています。
キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書です。リックス協創センター稼働開始による減価償却費の増加や、基幹システムの更新に伴い、営業キャッシュフローとキャッシュアウトは増加しています。また、政策保有株式の一部売却を実施しています。
セグメント別概況(鉄鋼・自動車)
ここからは、セグメントごとの売上動向と数字の背景について詳細をご説明します。今回は、8つのセグメントの中でも、当社が主要としている5つの業界に絞ってお伝えします。
はじめに鉄鋼セグメントです。売上高は、前年比プラス11.8パーセントの156億3,300万円となりました。当社が得意とする整備・保守部門への営業活動に注力し、無人施工ロボットや電磁鋼板製造ライン向けの商材など、幅広く受注することができました。
次に自動車セグメントです。売上高は前年比プラス12.7パーセントの117億2,300万円となりました。以前から注力しているEV・HEVなどCASE分野への活動が功を奏し、電池製造工程で使われる混練装置やポンプ類の販売を増やせたことで、大きく伸長させることができました。
セグメント別概況(電子・半導体/ゴム・タイヤ)
電子・半導体セグメントです。売上高は前年比プラス9.9パーセントの74億600万円となりました。半導体製造工程で使われる自社製品「マイクロアイスジェット」などの販売を増やせたことや、メーカー事業として取り組んでいる装置関連機器の修理・再生サービスなどにより、セグメント利益も前年比21.8パーセントと大きく伸ばすことができました。
次に、ゴム・タイヤセグメントです。前年に活況だった海外での大型設備投資がひと段落した影響で、売上高・営業利益とも前年比減少となりました。
セグメント別概況(工作機械/高機能材/環境/紙パルプ)
最後に、工作機械セグメントです。売上高は前年比マイナス5パーセントの23億2,000万円となりました。工作機械業界自体の低迷により、機械に組み込まれる当社の主力製品であるロータリージョイントの売上額が減少したことが大きく響きました。
その他のセグメントについてはスライド右側に記載しています。お時間のある際にご覧ください。
参考:売上・営業利益推移(過去10年)
スライドは、ご参考までに当社の過去10年の売上と営業利益を示したグラフになります。新型コロナウイルスの影響で一時的に売上・利益を落としましたが、基本的には右肩上がりで成長を続けており、2024年度は当社として初めて売上高500億円を突破しました。
FY2025 業績予想
続いて、今期の通期業績予想についてご説明します。売上高・営業利益・当期純利益は、過去最高だった2025年3月期を上回る数字を予想しています。
一方、円高傾向による為替差損を織り込んだことで、経常利益は前期比でマイナスと予想しています。
米国関税など不透明な要素は多くありますが、中期経営計画「GP2026」を推進することで目標を達成していきます。
FY2025 業績予想(補足)
2026年3月期の業績予想について補足します。前提として、当社業績予想は受注動向や過去統計をもとに策定しています。当社の販売品は、生産設備や機器がメインのため、短期的には粗鋼生産量や自動車生産台数に影響を受けにくい傾向があります。
また、当社の業績動向は、主要業界の業績動向より半年から1年ほど遅れる傾向があります。今期は米国関税の影響で顧客の設備投資意欲がどのように変化するか見通しが立たず、業績予想には織り込んでいません。
以上の前提に基づき、今期上期は2024年下期の受注がメインとなるため、比較的順調に推移する見込みです。一方、今期下期は、米国関税の影響によるお客さまの設備投資意欲の変化と、当社受注動向を注視していきます。
株主還元(配当)
株主還元です。2025年度は中間配当64円、期末配当82円の合計146円、前期より1株あたり5円増配と予想しています。今期より、株主資本配当率(DOE)を導入しました。DOEは4.5パーセントで設定し、すでに打ち出している連結配当性向40パーセントと比較して高いほうを配当として還元していきます。
配当方針について(2025年度より)
今期から導入したDOEについて、経緯や詳細をご説明します。当社は、より安定的な株主還元を実施するため、従来の配当方針にDOEを追加しました。
先ほどもお伝えしたとおり、連結配当性向40パーセントもしくはDOE4.5パーセントで計算し、高いほうを配当として還元します。当社は長期的な成長を目指しているため、安心して株式を保有していただければと考えています。
⻑期経営計画「LV2030」
成長戦略とトピックについてご紹介します。まずは、2030年度までの長期経営計画「LV2030」の定量・定性目標についてご説明します。
当社は、「世界中のものづくりの課題解決屋になる」というあるべき姿のもと、売上高は現在の約1.3倍となる700億円、営業利益は約1.4倍の56億円を目標に掲げています。
これらの数値の達成や持続的な成長のため、ドライバーとして掲げているのが、オリジナル品の開発です。オリジナル品を開発し、メーカー商社のメーカー要素を強化していくことが、当社にとって最も重要な取り組みだと考えています。
成⻑ドライブ:メーカー機能を強化し収益性を向上
そもそもオリジナル品とは、スライド左側に記載しているとおり、自社製品やグループ会社製品、専売仕入品など、当社だけが販売できる製品・商品、サービスを総称したものです。
オリジナル品は、技術的に独自性があり、高い競争力を持つため、売上比率を拡大することで収益性を伸ばすことにつながると考えています。売上全体に占めるオリジナル品の割合を2024年度の31.7パーセントから、2030年度には55パーセントまで拡大することを目指しています。
成⻑ドライブ:メーカー機能を強化し収益性を向上(シミュレーション)
スライドには、オリジナル品を増やすことで、利益面にどの程度貢献できるかシミュレーションした結果を示しています。オリジナル品の売上を全体の50パーセント以上に増やすことができれば、長期ビジョンで掲げている営業利益率8パーセント以上を達成できる想定です。
オリジナル品開発のため「リックス協創センター」を開所(2024年11月)
オリジナル品の開発を加速させるため、「リックス協創センター」を開所しました。昨年11月より稼働しています。新製品やサービスを開発する場で、既存製品にとらわれない、当社の次の軸となるオリジナル品を開発していきたいと考えています。スライドの写真にあるように、試験や検査に必要な各種装置や計測器類も充実しています。
リックス協創センターでの取り組み 01-水素試験機(大学との協創)
リックス協創センターで現在取り組んでいることや、今後予定している取り組みについて、ご紹介します。はじめに、水素関連の試験機の開発についてです。
当社のお客さまである産業界では、CO2削減やカーボンニュートラル実現に向けて、水素エネルギーを活用する検討が進んでいます。ただし、水素を活用する上で、金属素材が水素環境下で受ける影響を確認する試験を行う必要があります。その際に使われる試験機を、九州工業大学と協力して開発しました。
水素の知見に優れた先生と共同研究したことで、従来よりも製造コストを抑えた試験機となり、試験のリードタイム短縮が可能です。この試験をリックス協創センター内の一室で請け負う予定です。
リックス協創センターでの取り組み 02-培養装置(大学との協創)
すでにリックス協創センターで開始している培養装置の研究開発についてご紹介します。当社の流体制御技術を活かし、「安い・安心・安全」な代替肉で食料不足を解決するため、培養装置の研究開発に取り組んでいます。九州大学との共同研究で、農林水産省のフードテックビジネス実証事業にも採択されています。
スライドにあるように、こちらもリックス協創センターの一室に設備や機器を備え、研究を進めています。
メーカー機能強化:熊本県に半導体関連の修理工場を建設(予定)
メーカー機能の強化について、成長分野である半導体業界のトピックを交えてご紹介します。当社はこのたび、熊本県阿蘇郡西原村に土地を取得することを決めました。
取得予定の土地は、TSMCなど半導体関連企業が集結しているセミコンテクノパークまで車で約20分の場所に位置しています。この土地に、半導体製造工程に使われるポンプや電源装置などの修理・再生を行う工場を建設する予定です。
このような修理・再生サービスは、すでに三重県四日市市や、兵庫県尼崎市などで実施しており、今回新たに熊本県でも行うこととしました。熊本県をはじめ、九州にはTSMC以外にも多くの半導体関連企業が進出しており、スピード感を持ってニーズに対応できると考えています。
成⻑分野:トヨタバッテリー様より表彰(ハイブリッド自動車用電池製造工程向け)
成長分野を伸ばすためのトピックについてご紹介します。当社はこのたび、ハイブリッド用電池の開発・生産を手がけるトヨタバッテリー社より、品質優良賞を受賞しました。HEV用の電池製造設備のスリム化に貢献したことを評価いただいています。同社と共同開発を行い、作業工数や設備投資額を低減することができました。
スライド左下に記載しているとおり、本事例に限らず、当社はメーカー商社としてEV・HEVの製造工程向け製品やサービスを多数展開しています。「世界中のものづくりの課題解決屋になる」ことを目指す当社として、成長分野であるEV・HEV分野の発展に尽力することで、カーボンニュートラルの実現に貢献していきたいと思っています。
現状分析
今年3月にアップデート版を開示した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」の内容を簡単にご説明します。まず現状分析です。2023年度はPBRが1.43倍となりましたが、2024年度は株価下落に伴い、1倍を下回る0.95倍となりました。
投資家のみなさまに、利益計画やキャピタルアロケーション方針を十分に示せていなかったことが、株価下落の要因だと分析しています。今後は情報開示や対話の質を向上させていきます。
一方、株価は5年前と比べて2倍以上になってはいるものの、各種株式市場を見ると、まだ十分な評価を得られていないと考えています。
当社PBR推移と改善に向けた方針
先ほどもお伝えしたとおり、現在のPBRは1倍を下回っています。中期経営計画を推進することや、オリジナル品の開発を進めて利益率を高めること、またIRや株主還元を強化することで改善を図っていきます。
投資家と株主資本コストのギャップについて(株主資本コスト見直し)
具体的な取り組みについてご説明します。まずは、株主資本コストの見直しについてです。投資家との対話を通し、株主資本コストと投資家期待リターンにギャップがあることを認識し、これまで5.5パーセントから6パーセントで設定していた株主資本コストを、7.5パーセントから8.5パーセントに見直しました。
ギャップが発生していた要因として、当社の株式流動性が低く、出来高が少ないことが株価のボラティリティを小さくしていると分析しています。このギャップを認識した上で、ROE11パーセント以上の維持と、株式流動性の向上に向けた取り組みを実行していきたいと考えています。
キャピタルアロケーション方針について
続いて、新たにキャピタルアロケーション方針を策定しました。当社として、原資をどのように活用していくかを開示しています。成長投資や株主還元枠を具体的に明示することで、投資家と当社の対話を促し、両者間のギャップを埋めていきたいと考えています。
ステークホルダーとのコミュニケーション活性化:株主向け施設見学会(初開催)
ステークホルダーとの対話を促進する取り組みの1つとして、今年3月に株主向け施設見学会を初めて開催しました。福岡県内外から23名の株主さまにご参加いただき、福岡工場とリックス協創センターの2ヶ所を見学していただきました。
当社の製品や事業はかなりニッチであるため、製品の実物をご覧いただいたり、従業員との会話を通じて、当社事業への理解が深まったというコメントを多数いただきました。投資家のみなさまの中で見学をご希望の方がいらっしゃいましたら、当社ホームページ経由などでご連絡いただけると幸いです。
まとめ/ 免責事項
本日の説明会のまとめです。1つ目に、2024年度は4期連続で過去最高の業績を達成しました。
2つ目に、今期は増収増益を予想しており、配当方針としてDOE4.5パーセントを追加導入しました。
3つ目に、当社の成長ドライブとして「オリジナル品の開発」を掲げ、稼働開始したリックス協創センターをフル活用していきます。
4つ目に、資本コストと株価を意識した経営について、キャピタルアロケーション方針など情報を開示し、ステークホルダーのみなさまと、より質の高い対応を行っていきます。
以上で説明を終了します。今後も挑戦を重ね、長期的に成長し続けられる企業を目指していきます。ご不明な点やさらに詳しい内容については、個別のIR面談の機会も設けていますので、当社IR担当までご連絡ください。本日はご清聴いただきありがとうございました。