2025年3月期2Q 決算概要

高橋雅彦氏:ミアヘルサホールディングス株式会社、財務担当取締役の高橋です。2025年3月期第2四半期の決算概要についてご説明いたします。

売上高は前年同期比プラス4.6パーセント、営業利益は前年同期比プラス399.8パーセントと、増収増益となりました。

増収の主な要因は、医薬事業では新規出店の処方箋枚数の増加、子育て支援事業では2023年4月に開設した認可保育園3園と学童クラブ1ヶ所の児童の増加、介護事業では2023年8月に流山市に開設したホスピス対応型ホームの利用者数の増加が寄与しています。

利益面について、医薬事業では、調剤報酬・薬価改定の影響を受けたものの、処方箋枚数の増加が寄与しました。子育て支援事業では、東京都認証保育園のうち不採算事業所の閉鎖により、採算性が向上しています。介護事業においても、2024年3月期中に実施した不採算事業所の閉鎖により、採算性が向上しています。

セグメント売上高・利益 (前年同期比)

セグメント別の売上高・利益です。医薬事業・子育て支援事業・介護事業・その他、すべての部門において増収増益を果たすことができました。

2025年3月期2Q 医薬事業 (前年同期比)

セグメント別にご説明します。

医薬事業については、売上高は前期比プラス3.6パーセント、セグメント利益は前期比プラス9.3パーセントで、増収増益となっています。

先ほどご説明したとおり、処方箋枚数については新規出店の効果が出ています。処方箋単価については、薬価改定の影響により低下していますが、技術料の単価を上げることにより、低下に歯止めをかけています。

2025年3月期2Q 医薬事業 (主なKPI 四半期推移)

医薬事業の主なKPIの四半期推移です。

スライドの棒グラフは、一番右側が2025年第2四半期にあたる、7月・8月・9月の3ヶ月間における処方箋枚数の状況です。昨年7月・8月・9月の3ヶ月間と比べて8,017枚増加していますが、このうち新規店舗の福岡では9,034枚でした。既存店舗では若干減らしており、新規店舗でカバーしている状況です。

処方箋単価は、前年同期比220円のマイナスです。このうち薬剤料がマイナス306円ですが、技術料でプラス86円と、どうにか少し回復をさせたことにより、前年同四期比マイナス220円にとどめています。

2025年3月期2Q 子育て支援事業 (前年同期比)

子育て支援事業です。売上高は前期比プラス3.7パーセント、セグメント利益は前期比12.7パーセントで、増収増益となっています。

園児数は、2023年4月に開設した認可保育園の園児数が増加しましたが、不採算であった認証保育園の閉園および既存保育園の園児数が少子化により減少した影響を受け、マイナスとなっています。

セグメント利益率は、不採算の認証保育園の閉園による効率化が寄与しています。

2025年3月期2Q 子育て支援事業 (主なKPI 四半期推移)

子育て支援事業の主なKPIである、保育園児数の推移です。前年同四半期比88名の減少となっています。内訳としては、既存保育園でマイナス76名、閉鎖保育園でマイナス44名、この数字に新規開設保育園のプラス32名が加わり、マイナス88名となっています。

なお、保育園の合計数は前年と変わらず55園ですが、認証保育園が1園マイナス、認可保育園が1園プラスと、構成は変化しています。

2025年3月期2Q 介護事業 (前年同期比)

介護事業です。売上高は前期比プラス10.4パーセント、セグメント利益は2,100万円の赤字にとどめており、昨年度のマイナス8,500万円から赤字幅を減少させています。

通所介護利用者数は、不採算事業の閉鎖により第2四半期累計では減少していますが、既存事業所の稼働率が改善したことにより、第2四半期では利用者数が増加しています。通所介護の稼働率も、同じ理由により向上しています。

サービス付き高齢者向け住宅の入居率は、前年同期比5.8ポイント上昇し、入居率は95.4パーセントとなっています。これらの結果により、セグメント利益率は前年同期比プラス4.1ポイントと、赤字幅を改善しています。

2025年3月期2Q 介護事業 (主なKPI 四半期推移)

介護事業の主なKPIである、通所介護の利用者数・稼働率の四半期推移です。通所介護については、不採算事業所閉鎖後の数字で前年同期との比較が可能です。これにより、利用者数は前年同四半期比473名増加し、稼働率は前年同四半期比プラス2.1ポイントとなっています。

サービス付き高齢者向け住宅の入居者数の推移は、前年同四半期比プラス5.8ポイントの95.4パーセントと、高い水準を維持しています。

2025年3月期2Q 対業績予想比較

連結業績予想比較の達成度です。売上高はプラス2億8,384万円、営業利益はマイナス330万円、経常利益はマイナス452万円と、当初の業績予想を下回っています。ただし、中間純利益はプラス3,685万円という結果を残すことができました。

各事業の推移は、各セグメントのお話に加え、その他の原価・販管費計上において、子会社合併に伴う効率化投資等が若干コスト増となっています。

また、特別利益として、2024年9月に開園した認可保育園の施設補助金を計上しています。閉鎖予定の認可保育園の固定資産については、減損しています。

2025年3月期 業績予想達成状況

業績予想の進捗率は、売上高は50.2パーセント、営業利益は25.4パーセント、経常利益は25.1パーセント、当期純利益は38.6パーセントとなっています。

2025年3月期 業績予想(四半期毎)

2025年3月期の四半期ごとの業績予想です。第3四半期の累計、年間累計の業績予想については、開示している予想を据え置いています。

主な経営指標の推移(2025年3月期)

補足資料として、主な経営指標の推移です。2025年3月期には業績予想、2021年3月期から2024年3月期までは実績を記載しています。この5年間の業績の推移については、スライドをご確認ください。

以上で、ミアヘルサホールディングス株式会社の中間期決算説明を終わります。ありがとうございました。