2025年3月期1Q 決算概要

高橋雅彦氏:ミアヘルサホールディングス株式会社財務担当の高橋です。2025年3月期第1四半期の決算についてご説明します。

はじめに決算概要です。売上高、営業利益ともに、増収・増益を果たすことができました。主な要因については、それぞれのセグメントでご説明します。数字については、前年比で、売上高は2億6,000万円の増加、営業利益は1億2,300万円の増加、経常利益は1億2,000万円の増加、四半期純利益は1億500万円の増加となりました。

セグメント売上高・利益(前年同期比)

セグメント別の売上高と利益について、セグメントごとにスライドに記載しています。それぞれのセグメントにおいて、売上高、セグメント利益ともに増加しています。

2025年3月期1Q 医薬事業(前年同期比)

それぞれのセグメントの経営成績について、具体的にご説明します。医薬事業です。売上高は前年同期比3.9パーセントの増収、セグメント利益は前年同期比33.1パーセントの増益となりました。

増減については、スライドに記載した棒グラフでご確認ください。具体的なポイントとして、処方箋枚数が前年同期比で5.1パーセント増えました。既存店舗が回復傾向であると同時に、新規出店をした効果が出ています。なお、処方箋単価は前年同期比マイナス1.2パーセントになりました。

薬剤料単価については、調剤報酬・薬価改定の影響により低下しています。技術料単価については、「かかりつけ薬局」としてのサービスの充実、後発医薬品調剤体制加算の強化、調剤技術料の加算獲得に努めたことにより、上昇しています。

2025年3月期1Q 医薬事業(主なKPI四半期推移)

医薬事業の主なKPIについて、スライドに四半期ごとの推移を記載しています。上部の棒グラフは、処方箋枚数の推移です。前年同期比で8,241枚増加しており、そのうち新規店舗による効果は7,503枚となっています。

一方、処方箋単価は前年同期比で160円ダウンしています。薬剤料のダウンが大きく、技術料についてはどうにか回復して、この数値にとどめています。

2025年3月期1Q 子育て支援事業(前年同期比)

 

子育て支援事業についてご説明します。売上高は前年同期比4.1パーセントの増収、セグメント利益は前年同期比48.5パーセントの増益となりました。スライド右側の棒グラフにて、増収・増益の内容をご確認ください。

主なポイントです。園児数については、昨年開設した認可保育園の園児数が増加しましたが、2024年3月末に不採算であった認証保育園を閉園した部分がマイナスとなっています。新規事業所としては、2024年4月に開設した学童クラブが業績に寄与しています。

セグメント利益率については、不採算であった認証保育園の閉園による効率化と、2023年4月開設の認可保育園の採算性向上により、前年同期比で2.9ポイント上昇しました。

2025年3月期1Q 子育て支援事業(主なKPI 四半期推移)

子育て支援事業の主なKPIの四半期推移についてご説明します。保育園児数の推移について、前年同期比で122名の減少となりました。そのうち、閉鎖保育園の影響が38名、既存園の影響が84名となっています。

特に、既存保育園の84名については、0歳児と1歳児の減少が響きました。毎年、0歳児と1歳児は月を追うごとに徐々に増えていきますので、今後に期待していきたいと考えています。

スライドの棒グラフ下部に、保育園の総数を記載しています。保育園数は57園から55園、54園と推移していますが、認可保育園と認証保育園の構成を変えています。認可保育園を増やして不採算の認証保育園を閉鎖することにより、現在は認可保育園が50園、認証保育園が4園という構成になっています。

2025年3月期1Q 介護事業(前年同期比)

介護事業についてご説明します。売上高は前年同期比9.8パーセントの増収となりました。セグメント利益は1,200万円の赤字ですが、前年同期比3,400万円の赤字幅の縮小となっています。スライド右側の棒グラフをご覧ください。

主なポイントです。通所介護利用者数については、前年同期比で8.5パーセント減少していますが、不採算事業所の閉鎖を実施したことにより利用者数が減少したためです。

通所介護稼働率については、不採算事業所の閉鎖により、前年同期の61.8パーセントから73.6パーセントに向上しました。

サービス付き高齢者向け住宅の入居率については、前年同期比プラス5.7ポイントとなり、当期の入居率は94.6パーセントまで回復しています。これらにより、セグメント利益率については、赤字を縮小してきました。

2025年3月期1Q 介護事業(主なKPI 四半期推移)

介護事業の主なKPIの四半期推移です。スライド記載のデイサービス、通所介護事業所の利用者数と稼働率の推移をご覧ください。不採算事業所を閉鎖することにより、利用者数は減少していますが、稼働率は向上していることがおわかりいただけると思います。

棒グラフは利用者数、折れ線グラフは稼働率を示しています。利用者数は、閉鎖事業所で1,794名減少しましたが、既存事業所で309名増加することによって、稼働率が上昇しています。

サービス付き高齢者向け住宅の入居率についても順調に回復しており、94.6パーセントとなっています。

2025年3月期1Q 対業績予想比較

連結業績の予想達成度です。第1四半期の当初業績予想に対し、今回の決算では、売上高は1億5,100万円、営業利益は1億400万円、経常利益は1億300万円、四半期純利益は7,600万円のプラスとなっています。

先ほどセグメントごとにご説明したポイントにより、改善してきています。

2025年3月期 業績予想達成状況

通期の業績予想に対する第1四半期の進捗率についてご説明します。通期業績予想の進捗率は、売上高は25.1パーセント、営業利益は19.8パーセント、経常利益は19.4パーセント、当期純利益は22.9パーセントとなっています。

達成のポイントについて、こちらも先ほどセグメント別にご説明した内容と同様です。

2025年3月期 業績予想(四半期毎)

2025年3月期の四半期ごとの業績予想です。第1四半期は、先ほどご説明したとおりです。第2四半期、第3四半期、第4四半期については、現段階では業績予想を据え置いています。

主な経営指標の推移(2025年3月期)

主な経営指標の推移です。2021年3月期から2025年3月期までの業績予想の数値について、スライドをご確認ください。

以上、2025年3月期第1四半期の決算についてご説明しました。ありがとうございました。