Our Vision

岩本裕氏(以下、岩本):こんにちは。株式会社リアルゲイト代表取締役の岩本裕です。2024年9月期第3四半期の決算説明を行います。

企業理念として「古いものに価値を、不動産にクリエイティブを、働き方に自由を」を掲げて事業を展開しています。

24年9月期 業績予想の修正(上方修正)について

2024年9月期通期業績予想の上方修正についてご説明します。売上高は78億5,000万円、営業利益は7億5,000万円に上方修正しました。営業利益は計画の1年前倒しとなっています。

上方修正の要因は、リーシングが好調だったこと、高稼働率が維持できたこと、販売用不動産売却益の上振れなどがあります。これらによって順調に物件の取得費用を吸収し、上方修正となりました。

24年9月期 第3四半期 業績ハイライト

2024年9月期第3四半期の業績についてご説明します。売上高、営業利益、当期純利益は、いずれも前年同期比で大幅に伸びています。物件の獲得や運営面積も順調に伸びており、稼働率も高稼働を維持しています。

24年9月期 第3四半期 PL - 損益計算書

P/Lです。ストック型収入・フロー型収入ともに、前年比で順調に拡大しています。

24年9月期 四半期ごとの収益の傾向

四半期ごとの収益の傾向です。スライド左側からご説明します。第3四半期もストック粗利が順調に積み上がっています。固定費も順調に推移し、ストック粗利ですべての固定費を賄えています。フロー粗利については、第3四半期はフロー収入が少ない状況となりました。

第3四半期において特徴的な点は、先行投資と開業初期赤字が大きかったことです。順調に物件を取得できたため、上期投資額の約2倍となる8,000万円の投資を行うことができました。結果として、4,400万円の営業利益が積み上がっています。

第4四半期の傾向としては、引き続き積極的な投資を行っていきます。具体的には、人的な投資と物件の獲得を行っていくことで営業利益を積み上げる予定です。

24年9月期 第3四半期 売上高推移

売上高の推移です。ストック型収入が四半期ごとに順調に積み上がっている様子がおわかりいただけるかと思います。

24年9月期 第3四半期 売上原価・販管費の推移

売上原価・販管費の推移です。こちらも順調に推移しています。

24年9月期 第3四半期 BS - 貸借対照表

B/Sです。物件の取得があったため、固定資産や販売用不動産などが増えています。

24年9月期 第3四半期の主な出来事

第3四半期の主な出来事です。4月には、渋谷区代々木の物件を契約しました。こちらの決済は第4四半期に実施します。また、マスターリース物件についても、港区白金高輪の物件が増えています。

6月には、第1四半期に契約した2物件の取得(決済)を行いました。そして、株式会社サイバーエージェントと業務受託を実施し、「MANGA APARTMENT VUY」というプロジェクトが動いています。

獲得済PJ(開業物件・開業予定物件)

先ほどお伝えした動きもあり、第3四半期で3つのプロジェクトが加わりました。

24年9月期の計画達成に向けて

2024年9月期の計画達成に向けてご説明します。スライドに計画達成に向けた5つのポイントを挙げていますが、すべてのポイントをクリアしたため、上方修正することができました。

特に5番目の物件取得に関しては、当初の計画から倍近い上振れを達成することができています。物件の価格も倍程度で取得したため費用も上振れましたが、それでも上方修正できたということになります。こちらの物件の業績影響は、来期以降になります。

保有物件一覧(24年6月末時点)

今後の成長戦略についてご説明します。今後の成長戦略で重要なポイントとなるのは、保有物件です。

2021年7月にサイバーエージェントグループに入り、さまざまな与信が増えたことなどにより物件の購入が進んでいます。今期も5棟の物件を購入できたため、合計10棟の物件取得が進み、3棟の物件を売却しています。

残っている7棟の延べ床面積は8,410平米となり、満室時の年間想定賃料は約6億5,000万円を考えています。例えば、これを表面利回り5パーセントで売った場合、約130億円分の価値となります。

ポートフォリオ戦略

この価値ある130億円以上の物件を、今後どのように活かしていくかについてご説明します。前期は67のプロジェクトがありましたが、今期は保有物件5棟を取得し、2棟を売却しました。売却した2棟もマスターリース契約等に変更し、ストック型収入の積み上げに貢献しています。

物件数の合計は71棟に増え、物件の売却益となるキャピタルゲインを得た上でストック型収入につなげています。これを繰り返して営業利益率をアップしたり、物件数を増やしたりすることでトップラインを伸ばしていく戦略をとっていきます。

中期経営計画

最後に、中期経営計画についてご説明します。まず、今期の営業利益の目標を7億5,000万円に上方修正しており、前期比36.6パーセントの成長を見込んでいます。もともと開示していた中期経営計画の営業利益が1年前倒しとなったかたちです。

ただし、現在、当社はグロース市場に上場しているため、今後も高成長を続けることが期待されていると考えています。先ほどのポートフォリオ戦略をとりながら、今後も25パーセント以上の成長戦略を描くことを有言実行していきたいと考えています。

以上をもちまして、決算説明を終わります。ありがとうございました。

質疑応答:現在の株価に関する考えについて

司会者:「本日の株価の終値は2,100円となっていますが、現在の株価についてどのように考えていますか?」というご質問です。

ここから先は無料会員登録で続きをお読み頂けます

既に会員登録がお済みの方はログインして下さい。

登録することで、本サービスにおける利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。

※本登録案内のメールが確認できない場合、迷惑メールフォルダやゴミ箱に自動的に振り分けられている可能性がありますので、今一度ご確認いただきますようお願いいたします。