2024年3月期決算説明
青木達也氏:みなさま、こんにちは。株式会社ハークスレイ、代表取締役会長の青木です。2024年3月期の振り返りと来期の業績予想についてご説明します。
社会活動がようやく正常化し、経済活動も回復してきました。その中で、持ち帰り弁当や仕出しの事業は、価格の変更も順調に進み、需要の強さを実感する活動となりました。
店舗アセット&ソリューション事業は、コロナ禍の影響を受けた飲食ビルの取得が順調に進み、今期中に1,000テナントを超える予定です。物流・食品加工事業は、食品・小売企業への納入が引き続き活発に推移しました。
2025年3月期の見通しは、持ち帰り弁当事業においては、大阪・関西万博などの各種イベントの受注に注力します。それに加えて、モバイルオーダーなどの推進により、店舗の効率化による生産性の向上を目指し、原材料などによるコスト上昇を改善していく予定です。
店舗アセット&ソリューション事業は、稼働店舗数の拡大によるストック収入の増加を予定しています。不動産ファンド等から受託する店舗アセット&ソリューション事業は、稼働店舗数の拡大によるストック収入の増加を予定しています。
不動産ファンド等から受託する商業用不動産の高稼働率の維持を進め、ノンアセットの割合を高めていく予定です。食品加工事業は、人手不足の解決策としてのOEM化が好調で、引き続き総菜加工の受託を拡大させつつ、稼働率を高めていきます。
業績ハイライト(主要指標)
2024年3月期決算概要についてご報告します。
ROEは6.9パーセントで、前期から2.2ポイント改善しました。売上高は2期連続で過去最高を更新し、前期比31.3パーセント増の467億円でした。営業利益は3期連続で過去最高を更新し、前期比66.8パーセント増の24億円でした。
当期純利益は3期連続で過去最高を更新し、前期比52.8パーセント増の16億円となりました。1株当たり当期純利益は前期比52.5パーセント増の86.9円、年間配当金は前期比6円増配の24円となっています。連続した増収増益増配となり、着実に稼ぐ力が向上しました。
2025年3月期業績予想
2025年3月期の業績予想についてご説明します。増収増益増配の基調は変わりません。売上高は前期比4.8パーセント増の490億円の計画です。500億円が視野に入ってきました。
営業利益は前期比0.6パーセント増の24億5,000万円となっています。売上高の前期比伸長に比べ、営業利益の伸びが穏やかなのは、2024年3月期に計上した不動産物件の営業利益率からの反動減によるものです。
親会社株主に帰属する当期純利益は、2024年3月期に計上した持分法損失減損損失がなくなり、前期比12.4パーセント増の18億円となっています。1株当たりの当期純利益は前期比121パーセント増の97.43円を計画しています。
配当金の推移
配当金は、2024年3月期の24円から2円増配し、年間26円を計画しています。
本日はありがとうございました。私たちは、常にお客さまの信頼に応えるため努力し続けます。引き続きご支援とご協力をお願いします。
■中期経営計画
2028年3月期を最終年度とする中期経営計画を公表しました。中期経営計画達成に向けた取組み内容の詳細はこちらのリリースからご確認ください。
■配当方針の変更に関するお知らせ
当社では安定的な配当を継続することを基本方針としておりますが、2024年6月3日取締役会決議にて下記方針を新たに決議いたしました。
◎「一株当たり登記純利益」の伸長に合わせ、現金配当につきましては、前年を下回らない増配を目指してまいります。
その他、自己株式の取得についての考え方など詳細はこちらのリリースからご確認ください。
■セグメント名称の変更に関するお知らせ
2025年3月期第一四半期の決算報告より、「持ち帰り弁当事業」を「中食事業」へと名称を変更し報告いたします。