会社概要
司会者:本日は、アルコニックス株式会社 オンライン会社説明会をご視聴いただき、誠にありがとうございます。最初に私より会社説明と注目いただきたいポイントをお伝えしたのち、鈴木さまと高橋さまよりご解説いただきます。それでは説明会を開始します。
はじめに、アルコニックス株式会社についてご紹介します。アルコニックスは「夢みた未来を描く」を掲げ、商社流通と製造という2つの事業分野を有し、非鉄金属などの素材、部品を取り扱う総合ソリューションプロバイダーです。
2021年に日商岩井株式会社(現・双日株式会社)から独立し、得意なM&Aを駆使して事業領域を徐々に拡張し、成長してきました。次世代を見据えた新たな価値創造を不断に追い続け、夢見た未来への挑戦を続けています。
私たちの事業について
アルコニックスグループは生活に欠かすことのできない金属、特にアルミや銅、ニッケルなどに加えて、レアメタルやレアアースといった希少な金属からなる原料・素材・部品を取り扱っています。
アルコニックスグループの特徴は、原料・素材を流通させる商社機能に、金属加工やそれにかかわる製品を作るメーカー機能を持ち合わせていることであり、ユニークな事業構造となっています。
自動車や空調、半導体部品など、みなさまの生活において身近で重要な製品に欠かせない非鉄金属の取り扱いを通して、日本のモノづくり産業に陰ながら貢献しています。
こんなところに「アル」コニックス
アルコニックスが取り扱う非鉄金属は、グループの注力3分野である自動車、半導体、電子材料・電子部品に加え、航空機や鉄道などの社会インフラ、脱炭素の流れの中で需要が高まる空調機器、生活に欠かすことのできないデジタル端末など、現代社会のあらゆる場所で使用されています。まさしく「こんなところに『アル』コニックス」ですね。
非鉄金属の総合ソリューションプロバイダーを目指すアルコニックスグループの取り扱い品は、ニッチながら私たちの暮らしの中に根づき、日々活用されています。
セグメント解説
アルコニックスグループは、商社流通セグメントと製造セグメントの2つに大きく分かれています。
商社流通セグメントにはレアメタルや電池材料を扱う電子機能材事業と、アルミや銅を扱うアルミ銅事業があります。
製造セグメントには非鉄金属の加工部品を作る金属加工事業と、検査装置やニッチながら不可欠な原料や素材を作る装置材料事業があります。
口頭ではわかりづらいかもしれませんが、スライドに掲載した写真から、主な事業領域のイメージをつかんでいただけるかと思います。また、スライド中央の円グラフは各セグメントの利益構成比を示しています。
【本日の注目ポイント】
本日は、スライドに記載の3つのポイントを軸にお伝えします。1つ目は「企業価値向上への想い」です。企業の持続的な成長のために、「稼ぐ力」を重要視したROIC経営と株主還元についてご説明します。
2つ目は「『価値共創』のM&A」です。アルコニックスの強みである「商社流通×製造」を活かした、M&Aの成功の秘訣についてご説明します。
3つ目は「未来を創る事業戦略」です。アルコニックスの成長の展望や環境の変化をとらえた事業戦略、非鉄金属を通したサステナビリティへの貢献についてご説明します。最後までお付き合いのほど、よろしくお願いします。
それでは高橋さま、ご説明をお願いします。
企業価値向上への想い
高橋伸彦氏:取締役執行役員CFOの高橋です。私からは第1四半期の業績および通期予想、財務戦略、株主還元の3点についてご説明します。
2024年3月期 1Q実績
2024年3月期第1四半期の実績です。連結売上高は423億7,000万円で、前年同期比9.5パーセント減となりました。経常利益は15億3,000万円で前年同期比64.0パーセント減、四半期純利益は8億5,800万円で前年同期比68.4パーセント減となりました。
期初予想比での売上高の進捗率は22.8パーセント、経常利益の進捗率は18.7パーセントです。標準進捗率は25パーセントのため、計画比より下振れの結果となっています。
スライド下部のグラフでは、2023年期3月期第1四半期からの売上高および経常利益の推移を四半期ごとにお示ししています。左側は四半期ごとの売上高の推移で、自動車やスマートフォン関係などの需要が減少しています。市況の下落により、減少傾向が続いている状況です。
右側は四半期ごとの経常利益の推移です。2023年3月期第1四半期は、ニッケルをはじめとする非鉄相場の急騰により、想定を大きく上回る利益を計上し、四半期別では史上最高益となりました。第2四半期に入ると市況が落ち着き、スマートフォンおよび民生用IT機器の需要減や製造セグメントにおけるコスト増の進行なども加わり、減少しています。
先ほどお話ししたとおり、2024年3月期第1四半期は前年同期比60.4パーセントの減益ですが、2023年3月期第1四半期に相場急騰という特殊要因があったことによって減益幅が大きくなっています。また、2023年3月期第4四半期比では増益となっており、減益傾向は底打ちの状況です。
2024年3月期 通期予想
2024年3月期の通期予想は、自動車やスマートフォン関連等の需要が回復し、コスト増の価格転嫁は下半期以降に進展していくというシナリオにもとづき作成しています。下半期で売上高・経常利益ともに回復していくという下期偏重の計画のため、現段階では期初予想を据え置いています。
ROIC目標の継続的達成の道筋
財務戦略は、当社グループの成長を支える「稼ぐ力」をより強固なものとするため、ROIC経営を推進し、収益性と資本効率の向上に取り組んでいます。具体的な数値目標としては、2026年3月期にROIC 6パーセント以上、ROE 12パーセント以上の達成を掲げています。
収益性の向上については、商社流通セグメントにて個別取引の採算性向上に取り組むほか、新規案件の発掘を行っていきます。製造セグメントでは、コストアップ分の価格転嫁への交渉を進め、自動車やスマホなどの需要回復に合わせて着実なトップラインの向上を目指します。
M&Aに代表される成長投資の推進や、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の活用による新商材・新製品の開発、グループシナジーのさらなる促進も重要な施策として推進していきます。また、機動的な成長投資が実行できるよう財務体質の強化を図っていきます。
一方で、資本効率の向上に向けた施策としては、膨らんだ現預金をグループ全体で活用し、有利子負債の圧縮や投資へ充当していきます。また、資本コストを抑えるため、運転資金の圧縮や低採算事業および資産の縮小をグループ全体で進めていきます。
当社の株主還元の現況
株主還元についてご説明します。2024年3月期の配当予想については年間54円としています。さらに、カタログギフトから商品をお選びいただける株主優待制度を設けています。
DOE(株主資本配当率)指標導入について
従来、配当については配当率や配当性向ではなく、実額で安定した配当を継続的に行うという方針です。配当額を株主資本で割ったDOE(株主資本配当率)は3パーセントを目標に掲げています。スライドの図のように、着実な成長を続ける限り利益の大きさに左右されず、毎年安定して配当額が増加していくことになります。
配当額の推移
13ページをご覧いただくと、過去から実額ベースで安定した配当を行ってきたことをおわかりいただけるかと思います。
以上で私からの説明を終わります。
「価値共創」のM&A
司会者:ありがとうございます。足元から中長期にかけて株主還元を強化しつつ、しっかりと資本効率を高めていくことがわかりました。
ここからは、足場を固めた上で今後アルコニックスがどのように事業の成長を実現するのかについて、鈴木さまにお話しいただきます。
鈴木匠氏(以下、鈴木):取締役常務執行役員CSOの鈴木です。ここからは私よりご説明します。
アルコニックスは、商社流通と製造という異なる業種を併せ持ったユニークな企業です。我々はこのような独自性を踏まえ、商社流通で培った知見や人脈を活かし、日本のモノづくりに貢献することを当社のパーパスと位置づけています。
このパーパスを基盤に、アルコニックス流のM&Aの手法を確立させてきました。価値をともに創造する当社のM&Aについて、本日はスライドに記載した3点に絞ってお話しします。
アルコニックスの強み:「商社流通×製造」
当社グループは商社流通セグメントの強みである、業界の中から有望な仕入先やその商材と技術、新たな取引先を見出す目利き力と、製造セグメントの強みである陳腐化しない技術力を併せ持つことで、非鉄金属に関わる会社の中でもユニークなかたちで価値を創造しています。
両セグメントの強みを活かすためにコーポレート部門が橋渡しを行い、業界動向の情報交流はもちろんのこと、顧客情報の共有や紹介、設備投資の支援、新規事業の開発を行っています。
アルコニックスの強み:「商社流通×製造」
私たちの進化の系譜はスライドのとおりです。創業当初こそアルミや銅の製品を取り扱うだけの専門商社でしたが、M&Aによってレアメタルなどの電子機能材事業を強化したり、製造業へ進出したりと、急速に変化する時代に合わせつつ、商社の知見や営業基盤を活かしながら、現在の独自の事業ポートフォリオを築いてきました。
アルコニックス流M&A①:「目利き力」が支える成長
当社のM&Aは、特に自動車、半導体、電子材料・電子部品の注力3分野に関する領域で、当社グループ事業との親和性が見込める方法を、目利き力をもって向き合った上で行っています。
その過程でキーワードとなっているのが「GNT」です。本来は「グローバル、ニッチ、トップ」を指しますが、当社では「グロース、ニッチ、テクノロジー」と定義しています。
個としての成長余力を持ちつつ、当社が支援することによってさらなる「グロース」(成長)が見込めること、「ニッチ」な分野で競争力があること、当社の既存事業との相関性があり、陳腐化しない「テクノロジー」(技術力)を保有していること。これらを重視し、候補企業が持つポテンシャルを見極めています。
アルコニックス流M&A②:「目利き力」を活かした補完型M&A
ここでいう「目利き力」とは、スライドの4項目を指しています。
1つ目は、良質な製品を製造し提供する能力があるかです。商材として信頼できるか、効果的であるかどうかを判断します。
2つ目は、技術の高さと応用力があるかです。時代は変わっても陳腐化しない技術力があり、その技術を他にも応用できるのかを見極めます。
3つ目は、当社グループの既存事業との親和性があるかです。例えば、既存の売り先に新規商材を販売する、その逆もまた然りで、新たな売り先に既存の商材を販売する、または新規販売の開拓のきっかけになり得るかを検討しています。
4つ目は、経営者の素質と気概を見抜く力です。M&A後のPMI(ポストマージャーインテグレーション)、つまり統合作業において、当社はまず自走力を高める支援を中心に行います。当社グループの一員として、ともに額に汗をかくことができる経営者であるか、オーナーの人柄や経営に対する姿勢について、対話を通して見極めていきます。
これらを通して事業ポートフォリオを補完し、拡張する手法を採用しています。
アルコニックス流M&A③:事業承継型M&A
ここまでは主に企業価値や収益の強化および拡大という、経済的な価値を高める補完型M&Aについてご説明しましたが、私たちのM&Aには、当社のパーパスに裏付けられたもう1つの重要な側面があります。
製造業を中心とした日本の中小企業では、特定の分野で高度な技術を有するものの、少子高齢化に伴う後継者不足に悩んでいる会社が多く、そのような企業の事業承継は日本の社会的課題となっています。
当社は、そのような企業の高度な技術を継承し、設備投資などを通じてさらなる成長投資を支援することで日本のモノづくりに貢献し、企業の社会的価値をより高められるようなM&Aを行っています。
成長ドライバーとしてのM&A
当社のM&Aの実績をご説明します。2001年のMBOから2008年までは、非鉄金属の商社として事業拡大を進めました。そこで得た気づきや課題を解決するために、2009年に初めて製造業のM&Aを行いました。
当社の場合、M&A後は買収先企業の自走力を高めるようなPMIを重視しています。買収した企業が単体でも稼ぐ力を発揮できるよう、経営資源の提供にフォーカスしたPMIを行い、ポテンシャルを引き出す支援を行います。
2009年以降は製造業のM&Aを中心に行った結果、ご覧のグラフのとおり事業構造は変化し、現在では市況に左右されにくい製造セグメントが収益の柱となり経常利益を伸ばしています。
「夢を描き、形にする」事業戦略
司会者:それでは、今後はこうした事業をどのように成長させるのでしょうか?
鈴木:では、本日お伝えする最後のポイントである、「夢を描き、形にする」事業戦略についてお伝えしたいと思います。
当社グループの「夢みた未来」
当社は非鉄金属の総合ソリューションプロバイダーとしてさらなる進化を遂げていくために、グループ内での連携を強化していきます。これまでは本社とグループ各社とのつながりを意識し、シナジーを生み出すことに注力していました。
今後は、本社のイニシアティブは維持しつつ、グループ会社同士の関係性を深め、グループの一体化を進めることにより収益力のボトムアップを目指していきます。
また、2022年から稼働しているコーポレートベンチャーキャピタルの活用を通じて、グループ内に新たなニーズや新素材を積極的に取り入れ、事業領域の拡大と発展につなげていきます。
CVC:コーポレートベンチャーキャピタル
では、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)がどのように活動しているのか、こちらのスライドでご説明します。
CVCでは国内外の有望なスタートアップ企業への投資活動を通じて、事業シナジーとキャピタルゲイン双方の獲得を目指しています。特に、アルコニックスグループの素材・モノづくり・リサイクルの3領域において、アーリー・ミドルステージを中心とした、革新的な技術やビジネスモデルを持つ有望なベンチャー企業に対して投資を実行します。
アルコニックスグループの商社流通機能と製造機能をフルに活用し、中長期にわたりスタートアップ企業を支援しながら、当社の新規事業の創出へつなげていきます。
投資先事業として、素材の領域では次世代の電子機能材、構造材や半導体材料などを対象とし、モノづくりの領域では省人化や生産性向上に寄与するAIやロボティクスなどを対象としています。リサイクル領域では地球規模の温暖化改善に寄与する金属スクラップの高精度回収技術や、レアメタルの回収技術などを対象としています。
投資先との事業シナジーを推進するために、営業部門横断のプロジェクトチームとしてTeam Catapult(チームカタパルト)を結成しています。Team Catapultを中心に、アルコニックスグループのグローバルネットワークおよび経営資源を活用し、スタートアップ企業の製品開発から販売、マーケティングまで、共同の精神に基づき支援を行います。
アルコニックス本体のコアバリューである「総合ソリューションプロバイダー企業」として、潜在的な顧客ニーズを発掘しながら、製造・販売両面でグローバルにサポートできるのが当社の強みだと考えます。
事業ポートフォリオの発展構想
当社グループは、商社流通と製造の2つのセグメントからなる4つの事業を、主に「自動車」「半導体」「電子材料・電子部品」「空調」「非鉄金属素材・リサイクル」の領域で営んでいます。
今後、私たちはCVCを活用し、環境の変化を見据えながら機会を機敏に捉え、保有する技術を最大限活用できるグループ一体型の商流を構築していきます。
さらに、保有する技術を他の分野に横展開または応用して新たな分野を開拓したり、CVCを通して新たな技術を取り込んだりすることで、さらなる利益を追求することができるグループへと発展していきます。
主な事業領域における見通し①
司会者:今後の大きな成長の方向性をお示しいただきましたが、アルコニックスの発展の基盤となる事業環境については、どのように見ていらっしゃいますか? 見解を聞かせてください。
鈴木:それでは、今後の主な事業領域における見通しについてお話しします。
足元の外部環境については、第1四半期決算でもお伝えしたとおり、スマートフォンの生産は在庫調整が一服し、下半期以降に徐々に回復傾向にあります。自動車生産もコロナ禍前の状況に戻りつつあります。
主な事業領域における見通し②
加えて、当社の関係領域の中長期的な見通しについて、半導体事業の観点からお伝えします。スライドのグラフのとおり、半導体市場規模は2021年から2026年にかけて約26パーセント増加する見込みです。しかし、その内訳は大きく変化していきます。
2021年は巣ごもり需要もあり、半導体需要の約4割をパソコンやスマートフォンが占めていました。この先はスマートフォンの買い替えサイクルが3年から4年に延びることも想定されており、その要因によって、民生用IT機器向けの需要は穏やかに推移するものと見ています。
一方で、EVシフト、生成AI技術などによるDXの進展とサーバー機能の高度化、さらに工作・産業機器の自動化によって、半導体市場が拡大していく見立てです。半導体市場そのものは来年度以降回復するものと考えられていますが、その中身は少しずつ変わっていくため、当社グループもそれに適用する手立てを取っていきます。
主な事業領域における見通し③
以上の状況を踏まえた当社の対応を、スライドにお示ししています。先ほどお伝えしたように、EVや燃料電池車への移行、生成AI市場の拡大に伴うデータセンター向けの投資が広がり、デジタル端末の高性能化や環境負荷が少ない空調関連機器の増産、環境や資源確保を意識したリサイクルの進展など、当社の事業領域は堅調に推移すると見込んでいます。
業界の主要プレーヤーやルールの移り変わりに対しては、アンテナを常に張っていきます。新たな商材や製品の開発、増産体制の確立など、チャンスを機敏に捉えて事業戦略を組み立てる姿勢は、これまでと変わりません。
当社の主な取扱品目の一覧
司会者:常に機会をうかがい、主体的に策を打っていくということですね。それでは、これらの事業領域とアルコニックスはどのように関わっているのかについて、ご説明いただけますか?
鈴木:こちらのスライドでは当社の取り扱い品目を、注力3分野と4つの事業セグメントに落とし込んでお示ししています。事業セグメントすべてにわたり、自動車、半導体、電子材料・電子部品分野での商材の取り扱いがあります。
また、空調分野ではアルミ銅事業で扱う熱交換器用素材や、空調機器向け材料となるアルミ圧延品・伸銅品、金属加工事業で生産する熱交換器などの部品を取り扱っています。非鉄金属素材リサイクル分野では、創業以来の祖業であるアルミや銅スクラップをはじめとする再生原料の収集・分別・高品質化を行っています。
サステナブルな社会の実現に向けて:リサイクル事業①
リサイクル事業について、サステナビリティへの貢献という観点からお話しします。商社流通と製造業を併せ持つ当社は、非鉄金属の総合ソリューションプロバイダーとして、サステナブルな社会の実現に貢献し続けられる企業でありたいと考えています。創業当初から行っているリサイクル事業は、こうした当社のサステナビリティへの思いを体現している事業の1つです。
2023年2月には北九州に約8,000坪の土地を購入し、新たなリサイクルセンターを建設中です。これにより、今まで以上にさまざまなグレードの非鉄再生原料が扱えるようになります。例えばレアアースやレアメタルなど、現在のアルミ・銅以外の非鉄金属の再生原料も取り扱えるようにします。
このようにグループ内での循環システムを確立させ、従来は廃棄処分されていたものを資源とみなして再度利用し循環させるような仕組みを確立させることで、循環型社会への貢献に加え、当社の収益向上にも寄与できると考えています。
サステナブルな社会の実現に向けて:リサイクル事業②
具体例として、当社のグループ企業であるアドバンストマテリアルジャパンによるリサイクル事業をご紹介します。
アドバンストマテリアルジャパンはレアメタル・レアアースの専門商社です。貴重な地下資源を守り、循環型社会を構築するために、素材原料のみならず金属機械産業や電子部品産業等から発生するスクラップを、より活用しやすいよう最適化を図るリサイクル事業にも注力しています。
具体的には、都市鉱山と呼ばれる廃基板や特殊鋼、稀少金属であるタングステンやタンタルのスクラップを回収して再資源化を行います。非鉄金属リサイクルにおいてもソリューションプロバイダーとしての役割を果たし、循環型社会への貢献を目指します。
統合報告書のご案内
最後にご案内です。今年10月に「アルコニックス 統合報告書2023」を公開します。ぜひ、当社ホームページよりご覧ください。
※2023年10月4日付で、「アルコニックス 統合報告書2023」が公開されています(左記のリンクより閲覧可能です)。
以上、鈴木よりご説明しました。ご清聴ありがとうございました。