主要事業の概要

井宮大輔氏:みなさま、こんにちは。SMNの井宮です。本日は第3四半期の決算についてご説明させていただきます。当社の事業紹介から第3四半期の連結決算の概要、第4四半期業績改善に向けた対策についてご説明させていただきます。

当社の主な事業はアドテクノロジー、マーケティングソリューション、デジタルソリューションからなっています。

アドテクノロジーは、ソニーグループで培った技術を活用した広告配信サービスを提供しております。マーケティングソリューションは、成果報酬型の広告およびメディア向けのソリューションを提供しています。デジタルソリューションは、デジタルコンテンツの制作およびラグジュアリーブランドを顧客としたECサイトの構築、運営などを行っています。

決算ハイライト

次に、第3四半期の決算概要についてご説明します。第3四半期は前年同期比で増収増益となる、売上32億3,900万円、営業利益5,600万円となりました。しかしながら、上期の影響により、累計では8,000万円の営業利益のマイナスとなりました。第4四半期が最大繁忙期とはいえ、挽回は難しく、業績予想を修正します。

業績予想の修正

第3四半期は「TVBridge」などの新商材が堅調に推移し、ソニーグループの受注拡大や第2四半期の施策の効果もあり、主要事業のアドテクノロジーは回復しています。また、ルビー・グループのPMIも順調に進捗し、コスト効率化が進んでいます。第4四半期は営業利益の増加が見込めますが、上期までのマイナスの挽回は難しく、売上は131億円、営業利益は5,000万円に下方修正させていただきます。

第3四半期業績:売上

売上の推移です。繰り返しになりますが、アドテクノロジー事業は回復傾向にあり、商戦期の第4四半期での売上拡大に向けて注力していきます。

第3四半期業績:売上原価

売上原価になります。ルビー・グループのPMIの推進などにより、売上総利益率は第2四半期の22.9パーセントから25.3パーセントに大きく改善しています。前年同期と比較しても22.6パーセントから25.3パーセントと大きく改善されています。

第3四半期業績:販管費

販管費になります。こちらもコスト効率化を推進し、第2四半期の24.8パーセントから23.5パーセントに改善しています。

第3四半期業績:営業利益

売上の回復、売上総利益率の改善、販管費の削減により、第3四半期は5,600万円の黒字となっています。

第3四半期業績:営業利益増減要因(累計)

前年の累計と比較した営業利益の増減要因となります。第3四半期は、代理店事業などのマイナスを1,100万円まで縮小し、ルビー・グループはのれん込みでプラス1,700万円を達成しています。しかしながら、上期の影響により累計の営業利益はマイナス8,000万円となっています。

第3四半期業績:貸借対照表

バランスシートです。第4四半期に取引が集中する構造上、債権・債務は減少していますが、健全性は維持しています。

第4四半期業績改善に向けて

続いて、第4四半期の業績改善に向けた施策についてご説明します。こちらが第3四半期の取り組みの振り返りと第4四半期の施策です。第3四半期は、ソニーグループの大型案件受注に成功し、販促施策も奏功して電子書籍などのカテゴリが好調でした。第4四半期もこの取り組みを継続し、販売を拡大していきます。

商品カテゴリにおいては、10月にリリースしましたコンテンツマッチ広告や「TVBridge」といった新商品は販売が好調でした。DOOHも12月より再開しています。このような需要の強い商材をフックにブランディング広告と組み合わせて訴求していきます。

TOPICS:TVBridge好調

「TVBridge」については、左のグラフのとおり前年同期比で1.3倍の売上を達成し、引き続き好調です。好調の要因は、TV局の新番組の宣伝で効果が確立されたことにあります。

右のグラフは番組を訴求した結果です。 対象番組の広告配信をしたところ、1.8倍の視聴実績が確認されました。視聴データを保持している独自のポジションを活かし、今後もテレビとデジタルを統合した広告・宣伝を推進していきます。

TOPICS:TVBridgeの顧客開拓

テレビ番組の宣伝に特化したウェビナーを実施し、おかげさまで多くの方に参加いただくことができました。

TOPICS:DOOHを再開

屋外広告のDOOHを再開しました。LIVE BOARDさまと連携していますが、配信面は3月には5,500以上となる予定であり、順調に拡大しています。12月より大型案件の配信も行っています。

まとめ

まとめです。第3四半期は、新商品の好調、ソニーグループの受注拡大もあって売上は回復基調にあり、コスト効率化も進み、増益を達成しています。しかしながら、上期までのマイナスもあり、第4四半期での業績予想の達成は困難なことから、売上131億円、営業利益5,000万円に下方修正します。

第4四半期は、第3四半期で好調だった商材・カテゴリの販売を拡大していきます。最後になりますが、第1四半期、第2四半期と苦戦してきましたが、第3四半期より業績の回復が行えてきたと考えています。今後巻き返しを図っていきますので、みなさま、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。