四半期決算 概要

IR担当:株式会社ディスコ2018年度第3四半期決算について、ご説明いたします。

10~12月期の決算概要です。季節性やメモリ価格の影響による投資意欲の減退などで、売上高は前四半期および前年同期から大きく減少しました。一方、GP率は前四半期から横ばいの59.4パーセントと、高い水準を維持しております。

販売管理費は、前年同期において従業員向けインセンティブを追加したことにより人件費が増加しましたが、今期は特殊要因がないため減少しています。

これらの結果、営業利益は77億円となりました。

業績 四半期推移

四半期別の業績推移です。

売上の減少により、営業利益は8四半期ぶりに100億円を割り込みましたが、利益率は引き続き20パーセントを超えて推移しております。

四半期の業績推移の詳細については、当社Webサイト上にエクセルデータを掲載しておりますので、併せてご参照ください。

受注高 四半期推移

四半期受注の推移です。

(2018年)10~12月の受注高は337億円、受注残は147億円となりました。足下の引き合いは全般的に弱い印象ですが、特定のアプリケーションや顧客においては投資意欲が見られます。

製品群別売上高 四半期推移

製品群別の売上高推移です。

(2018年)10月以降、半導体・電子部品メーカーの設備投資意欲が減退したことから、装置売上が前期比で減少しました。消耗品は、顧客の設備稼働率に連動して高い水準で推移し、前期比で増加しました。

詳細な構成比については、当社Webサイトに「補足情報」のエクセルファイルを掲載しておりますので、ご参照ください。

ダイサ用途別売上高(単体)

ダイサ用途別です。

(2018年)10~12月は、IC向けが季節性などの影響により大きく減少していますが、LEDなど特定の用途においては投資が継続しました。なお、用途別の構成比や増減率などの詳細データは、動画の後半にデータ集として収録しております。必要に応じてご参照ください。

グラインダ用途別売上高(単体)

グラインダ用途別です。

ダイサ同様、IC向けが減少したものの、パワー半導体を含むその他半導体向けや素材ウェーハ向けなど、特定の用途で投資が継続しました。こちらも、用途別の詳細データは動画の後半にデータ集として収録しておりますので、必要に応じてご参照ください。

精密加工ツール売上高

消耗品である、精密加工ツールの売上推移です。

前年同期比では減少していますが、前年同期は消耗品においても独自的な動きがあったためです。前期比で見ると、顧客の設備稼働率に連動して着実に増加しており、高い売上水準で推移しました。

地域別売上高

地域別の売上推移です。

前年同期比では、前年同期に積極的な投資があったことに比べると、すべての地域で売上が減少しました。前期比では、季節性などの影響により北米やアジア地域、その中でも中国の投資意欲が減退し売上が減少しました。

アジア地域の詳細については、動画の後半に補足データを収録しておりますので、必要に応じてご参照ください。

バランスシート(抜粋)

バランスシートは(2018年)9月末と12月末での比較です。ポイントは、資料に記載のとおりです。詳細は、決算短信をご参照ください。

業績見通し

業績の見通しです。

顧客の投資意欲が短期間で激しく変動することから、需要予測が困難なため、前回から業績予想の開示方法を1四半期先までの開示へと変更しております。今回は1~3月期の業績見通しを開示いたします。

ドル円想定レートは100円で、為替感応度は資料に記載のとおりです。

配当政策および配当額

配当です。

今回の1~3月期の業績予想の開示にともない、期末の配当予想を開示いたします。期末配当予想の162円の内訳は、業績連動による配当が79円、余剰資金からの配当が83円と予想しております。

【参考】 追加配当に係わる余剰資金の計算式

追加配当の計算に用いる余剰資金の考え方を示しております。

現時点での予想は、ご覧のとおりです。設備拡張資金は、まだプレスリリースは行っておりませんが、長野県の工場拡張資金を今回の予想に含めて計算しております。

なお、追加配当を含めた期末の配当については、本決算のタイミングであらためて精査しますので、ご留意ください。

R&D/CAPEX 見通し

研究開発や設備投資などの見通しです。いずれも、前回の見通しから変更はありません。

製品別売上見通し 前年度比較

製品群別の年間売上見通しを、前年比の増減率で示しております。参考としてご覧ください。

参考情報

ここからは参考情報として、製品群別売上および用途別売上の詳細データ集です。必要に応じてご参照ください。

(2018年)10~12月期の製品群別詳細です。それぞれの数値は読み上げませんので、ゆっくりご覧になりたい方は一時停止の上ご参照ください。

10~12月期の用途別構成比です。

10~12月期の用途別前年同期比です。

10~12月期の用途別前期比です。

地域別売上高の構成比の詳細です。アジア地域の内訳は、ご覧のとおりです。

最後に、月次受注高と為替レートの推移です。参考としてご覧ください。

今回の決算発表にともなう質疑応答は、本日(2019年1月30日)19時より開催の電話会議にてお受けいたします。電話会議のご参加は、質問される方を対象としております。質疑の内容を同日中にYouTubeにてアップロードする予定ですが、公開時間がずれ込み明日午前になる可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

以上で、株式会社ディスコの決算説明を終了いたします。