第74期(2018年3月期) 第2四半期のハイライト

米畑博文氏:改めまして、おはようございます。CFOの米畑です。それではお手元の資料に基づきまして、ご説明いたします。

第74期(2018年3月期)第2四半期のハイライトです。

まず、売上高は40億円。これは、前年同期比プラス1,600万円ということで、微増です。

営業利益は1億9,700万円。これは、前年同期比プラス1億1,300万円ということで、増益です。

経常利益は2億1,700万円。これは、前年同期比プラス1億5,700万円です。

当期純利益は9,000万円。これは、前年同期比プラス8,100万円ということで、増益です。

売上総利益(率)

次に、売上総利益のご説明です。今期(2017年)が第2四半期累計で22億7,700万円、前期(2016年)が第2四半期累計で22億1,600万円ですから、6,100万円の増益です。

売上総利益率は56.9パーセントということで、前期よりも1.3ポイント改善しています。

販管費(比率)

次に、販管費のご説明です。今期が20億8,000万円で、前期よりも5,200万円、減少しています。

販管費率の比率は、今期が52パーセント・前期が53.5パーセントでしたので、1.5ポイント改善しています。

販管費(比率)の主な増減

販管費の内訳です。主な費用の項目は、販売費・人件費・設備管理費です。この3つがだいたい(販管費の)90パーセントを占めるわけですが、それぞれ費用が減少しているということです。

まず、販売費です。前年同期比で、マイナス400万円。0.1ポイント減少しています。広告宣伝費・装飾費・販売手数料とあるのですが、主に広告宣伝費が減っているということです。

次に、人件費です。9億7,700万円ということで、前年同期比で3,600万円減少しています。人員は、前期が459名・今期が(2017年)9月末で450名になり、9名減少しています。

設備管理費です。主に当社の場合は、家賃・地代が多いです。水道光熱費・償却費がございます。今期が5億9,000万円・前期が5億9,500万円ですから、500万円ほど減少しています。これは、主に家賃です。

営業利益

営業利益は、結果として1億9,700万円。前年同期比で1億1,300万円増えています。今期の通期見通しが5億円ですので、現在の進捗率は39.4パーセントということになります。

営業利益の推移(第2四半期累計)

次に、営業利益の推移です。今期は、非常にいいかたちで出ています。前期の営業利益は8,400万円でした。前期は(スライドの)真ん中のところ(2015年度)を見ていただければと思います。売上総利益率(青色のグラフ)が、前々期よりも4パーセント、前期は良くなりました。一方、販管費比率(緑色のグラフ)が2.1パーセント悪化したということです。

当期は売上総利益率が1.3ポイント良化して、販管費比率が1.5ポイント良化しています。結果として、2.8ポイント良くなったということです。これにより、営業利益が前期に比べて大きく増益になったというかたちです。

損益計算書

次に、損益計算書です。

売上高は、40億円ちょうどです。

売上総利益は、22億7,700万円です。

営業利益は、1億9,700万円です。

経常利益は、2億1,700万円です。

当期純利益は、9,000万円です。前期は12年ぶりに、上期での黒字を計上したのですけれども、今期は2期連続利益を(黒字で)計上したというかたちになります。

売上と店舗数の推移

次に、売上と店舗数の推移です。赤い線のところの9月末で、前期に比べて2店舗減っています。すでに開示していますが、10月では93店舗でした。前期(の10月)は92店舗でしたので、1店舗増えているということです。

お客様数・お客様単価の推移

次に、お客様数・お客様単価の推移です。

濃いブルーの部分が当期、薄い部分が前期です。9月は、(お客様数が)若干下回ったというかたちです。また、10月も少々落ち込んでいます。2週連続で週末に台風がヒットしたということもございますし、土曜日の日数が、1年前と比べると1日少ないということも、背景にあるのかなと見ています。

キャッシュ・フロー (I)

次に、キャッシュ・フローです。当期の期首残高は、23億8,300万円でした。

営業キャッシュ・フローが、プラス4億7,900万円。投資キャッシュ・フローが、マイナス5,700万円。財務キャッシュ・フローが、マイナス4億6,700万円。

これにより、期末残高は23億3,600万円というかたちです。

キャッシュ・フロー (II)

営業キャッシュ・フロープラスは4億7,900万円で、(その内訳は)でこぼこしています。利息・手数料等の支払額や、法人税等の支払額があったということです。他の項目は、一応プラスで、この第2四半期を終えたということです。

次に、投資キャッシュ・フローの、5,700万円の内訳です。(スライドの)右端に、その他の支払額とございます。これが、配当金の支出です。

結果として、9月末で23億3,600万円ということです。これは、現金及び現金同等物期末残高です。

貸借対照表

次に、貸借対照表です。資産合計が79億9,900万円で、期首に比べて1億9,800万円減少しています。その内訳が、流動資産で2億600万円の減少、固定資産で800万円の増加です。

流動資産の2億600万円の内訳ですが、現預金で、4,700万円減少しています。在庫で2,900万円の減少、売上債権で9,300万円減少しているということです。

その結果、資産合計で1億9,800万円減少しています。

負債合計が28億1,200万円で、期首に比べて2億1,400万円増加していて、そのうち流動負債で、2億1,900万円増えています。これは、支払債務の増加部分です。9月末が土曜日にあたったこともあり、その分で支払債務が増えているということです。

純資産合計が51億8,700万円で、期首に比べて4億1,100万円減っています。配当金の支払い等があるので、結果としてマイナス4億1,100万円となりました。

自己資本比率は64.8パーセントと、高い水準を維持しています。

以上、簡単ですが、第2四半期累計の数字の説明です。続きまして社長のジャベリから、運営およびオペレーションに関して、ご説明いたします。

◆「アクセガーデン」の拡販

ジャべリ・アルパン・キルティクマール氏:私からは、今年初めの春に掲げた政策について、ご説明します。私の性格的に、変化の大きいことをやるタイプではなく、地道に一個一個やっていくだけなので、(この1年で)急に変わったことはないのですが。春にも説明しましたが、「アクセガーデン」を大きくしていくということです。これはもともと、社内の営業的な話で言うと、「いかに買い上げ客数を増やしていくか」が永遠の課題です。その1つの柱・武器として、(アクセガーデンを)やり始めました。

今は31店舗を展開しているのですが、プロジェクトを立てて、来春にもっと拡大しようとしています。そのためには、とくに見せ方・演出に投資して、いかに新しいお客さんを取れるかを心がけています。商品は、「ジュエリー屋が作るアクセサリー」という発想・目線で作っています。

通常5万円・10万円・100万円(の商品を)売っている販売員さんが、(ここでは)2,000円・4,000円のものを接客します。駅ビルや他の低単価のアクセサリー屋の販売員とは、接客スキルが違うと思いますので、今のところは順調に拡大する予定です。

◆顧客向けイベントの集大成となる V.I.P.展示会開催

先月の3週目(2017年11月21日)に、ベリテの中で一番のV.I.P.のお客さんを六本木ヒルズクラブにご招待して、新作発表会を2日間開催しました。今年で、3回目の開催です。運営・売上も、いろいろと予算どおりに進みました。私は、ベリテも10年目になります。お客さん・スタッフのみなさまとお会いすることが、一番楽しいです。

買ってくださるお客様と、そのお客様に売ってくださる、全国からくる100人ほどの販売員さん。この人たちと、「会社を今後こうしていくよ」という会話を、この2日間でいっぱいできました。また、私自身が接客に入る回数もかなり増えたので、楽しい2日間でした。

演出は、「美」がテーマでした。いろんな色のバラを、(スライドを見て)こちらの写真にもあるように、アレンジしています。お客様も「バラが欲しい!」と言い始めまして、けっこうインパクトがありました。良かったです。

◆人財の育成

人財の育成のご説明です。新入社員の方々は、ジュエリーコーディネーター検定試験(JC)を獲得するように、社内的に動いています。(2017年)6月には、優秀店舗に対する報奨として、ラスベガスのジュエリーショーに13名ほど連れて行きました。

全員を連れていくと、店舗が空っぽなってしまうので、半分半分で行きます。残りの半分の方々は、9月のバンコクジュエリーショーに連れて行きました。みんな、かなり楽しんで帰ってきました。

それを、また接客に活かしています。そこには、他の店舗の方々……例えば今回は、姫路店・目黒店など、関西・東海・関東のいろいろな店舗が参加します。

ですから、「どうやってあれほどの売上を作っているの?」「どうやって、単価を上げているの?」「どうやって、複販率を上げているの?」という会話を、食事をしながら、飛行機やバスの中でしていました。一人ひとりに成長してもらいたいので、これを来期にも続ける予定です。

「アクセガーデン」をやっている理由は、新規のお客さんと複販率を上げるためです。いかに、単価を1,000円・2,000円から上げていくかを考えます。新しいお客さんを増やすのは、やはり限度があります。ショッピングモールも今、苦労しています。

例えば3万円だったら、「アクセガーデン」で単価を2,000円足して、3万2,000円。(その金額)かける客数だけでも、1年前と比べて売上がかなり伸びます。そのような「アクセガーデン」を、複販率を上げるために拡大しています。

◆新規出店・改装(1/2)

新規出店・改装のテーマで言えば、新百合ヶ丘エルミロード店を、(2017年)10月に移転しました。もともと(店舗が)1階にあったのですが、それを2階に移転しました。もっと新規のお客さんが取れるような立地に、区画をもらいました。今のところ、かなり順調に推移しています。

(スライドを指して)この真ん中に、オープンの平台があります。「アクセガーデン」を展示して触れるような機能のある什器を開発しています。

◆新規出店・改装(2/2)

(新規出店・改装の)2番目は、イオンモール鈴鹿店です。ここの方々が、実はラスベガス・バンコク・ドバイなどに行っています。2年連続で、海外インセンティブ賞を獲得しています。

ここは、以前もいい区画にあったのですが、もっと中央に移転しました。「ブライダルを強化しよう」という現場の声があったので、入ってから左側に、ブライダルコーナーを大きくしました。

手前が「アクセガーデン」の什器で、それ以外は普通の、ジュエリーショップにあるようなMDです。

◆IRセミナーへの参加

(2017年)10月3日に、女性個人投資家向けのIRセミナーに参加しました。今後は(2018年)2月下旬に、大阪での参加を予定しています。今後もこれ(個人投資家向けのIRセミナー)を増やしていきたいと思っていますので、会社をもっと、外にアピールできるようにしてまいります。

第74期通期見通し(2017年4月~2018年3月)

74期の通期見通しは、春に開示しているとおりです。

売上高は83億8,000万円、営業利益は5億円です。(他の数値はスライドの)以下のとおりです。我々としては、営業利益が一番大事です。そこに、(2017年12月から2018年3月までの)残り4ヶ月の1日1日・お客さん・販売員を大事にして、1円でも多く売れるようにがんばってまいります。

私からは、以上です。ありがとうございました。