2018年3月期第1四半期決算ハイライト
瀬戸健氏:本日は、お忙しいなかお越しいただきまして、誠にありがとうございます。さっそくご説明に入らせていただきたいと思います。
1番目は、RIZAPグループのさらなる成長に向けた投資を強化ということです。当初から、第1四半期、第2四半期は大幅に投資を行い、第3四半期、第4四半期で回収すると計画しておりましたが、その中で、(RIZAP関連事業売上高が)前年同期比128パーセント増となっております。
第2四半期以降にさらに継続的な成長を実現してまいりますが、第1四半期は30億円ほど集中的に投資を行いまして、その結果、第2四半期以降は大幅な増益を実現していくというところでございます。こちらは後ほど詳しくご説明いたします。
2番目は、グループ会社の経営再建が大幅に進展しております。イデアは、過去最高益を達成しております。マルコも9期ぶりに第1四半期の営業利益黒字化を達成しております。夢展望も初の第1四半期から営業利益の黒字化を達成いたしました。パスポートもずっと赤字で苦しんでいたのですが、大幅に収益構造を改善して営業黒字を達成しております。
3番目は、今現在やっているところですが、グループ会社の約100億円の資金調達を完了する予定でございます。
連結損益計算書
連結決算の概要でございます。今期の売上収益は、198億円から286億円というかたちで、44.5パーセント増加しております。
営業利益は、今期の中間決算で40億円という予算をあげておりますが、第1四半期に30億円を集中的に投資しておりますので、27億円となっております。
セグメント別 売上収益
セグメント別の売上の収益でございます。198億円から286億円というかたちで、中身をこちらのグラフで示しております。
RIZAP関連事業の売上推移
RIZAPの関連事業の売上推移でございます。前期第1四半期の実績は58億円でしたが、今期は1.3倍の実績を残しまして、74億円ということで、過去最高の売上を大幅に更新することができました。
先行投資等の内訳(第1四半期)
第1四半期は大きく投資を行ったわけなのですが、その投資30億円の内訳でございます。マーケティング費用は、前期に比べてRIZAP関連事業だけで11.3億円増加させました。こちらは新規のお客さまを獲得するためで、結果として実を結んできているかどうかは後ほどご説明いたします。
RIZAP GOLF、ENGLISH、KIDS、COOKに関しましても、人材の募集や教育など、かなり成長が見込まれておりますので、第1四半期に集中的に(投資費用を)投下しております。その結果、第1四半期だけで6億4,000万円の赤字を出しておりますので、通期ではしっかりと、ゴルフ事業単体で見た場合は黒転レベルまで持っていきたいと考えております。
またRIZAP関連事業の中で、店舗開発・システム投資も集中的に行っております。
それぞれ再検討中の会社もあるのですが、そういったものを含めて、第1四半期に約30億円を集中的に投資したというところでございます。
営業利益の内訳(第1四半期)
その結果、グラフが分かれていて、第1四半期だけになるのですが、今回負ののれんで純資産を下回る価格でM&Aを行うのが2社ございまして、それを合計すると20億円。
前期は営業利益の約半分を負ののれんで出すことができましたが、今期に関しましては、我々の計画としてはこの20億円ですべて終わりでございます。
ですのでこれから先は、第2四半期、第3四半期、第4四半期というかたちで、すべて負ののれん以外の利益でしっかりと出していきたいと考えております。
RIZAP GOLF等の30億円の先行投資等、前期は赤字がなかったものや広告宣伝費等をプラスアルファで投下しておりますので、そういったものがなければ、今期の第1四半期で57億円の営業利益を出すことができたと考えております。ですので、収益性としては結果として大幅に改善していると言えると思います。
営業利益の見通し(第2四半期)
では具体的に、第2四半期はどのようになってくるのかというと、第2四半期は予算で40億の営業利益の予算をあげておりますが、第2四半期までは広告宣伝費やRIZAP GOLFの投資をかなり大幅にしてまいりますので、それは積みあがります。
ただし今の進捗として、第2四半期は40億円の予算を上回って進捗しておりますので、3ヶ月後の四半期決算でしっかりと実績を示したいと考えております。
セグメント別 営業利益
とくに(グラフの)オレンジのところ、美容・健康ということでRIZAP関連事業になるのですが、こちらは(先行投資を)集中投下したことによって、第1四半期に関しては減益になっておりますが、第2四半期では投資のプラスリターンもしっかり乗ってきますので、こちらも実績として示したいと考えております。
連結貸借対照表
自己資本のところも第1四半期からしっかりと改善しております。また今回、イデアとマルコの資金調達を行っておりますので、さらに財務の健全性がしっかりと向上していくということでございます。
連結営業キャッシュフロー
我々は第1四半期から先行投資を行っておりますので、営業キャッシュフローに関しましては、前年も11億円の赤字でございましたが、第1四半期はマイナス2億円となっております。こちらの主な要因は、棚卸資産の増加ということになります。
営業キャッシュフローに関しましては、第2四半期以降にプラスになっていく見込みでございますので、タイムラグがございますが、こちらもしっかりと(実績を)示したいと思っております。
RIZAP関連事業
RIZAP関連事業の成長戦略でございます。ボディメイク事業からスタートしたRIZAP関連事業ではございますが、これからはさまざまな分野で結果にコミットしてまいります。
RIZAP会員数の推移(累計)
ボディメイク事業は累計会員数が継続的に増加しております。その中で、広告宣伝費を前年対比で10億円以上増加いたしました。
RIZAP会員数の推移(新規契約)
その結果として、前年の10・11・12月、そして1・2・3月に比べて、約2倍の新規のお客さまにご入会いただくことができております。
この入会者の方々は、まさに今から始めるというタイミングで、ここからしっかりと売上に寄与していきますので、売上・利益が実績としてしっかりと出てまいりますので、こちらもお待ちいただければと思っております。
RIZAP出店状況
店舗数も、これからRIZAP GOLFも含めて出していこうということで、今、実績として135店舗まで拡大しております。
さらなる成長に向けて
我々は店舗数を拡大することを目的としてはおりませんで、人材不足であったりとか、そういった中で、やはりどうやって生産性を高めていくかが非常に大きな課題になってくると思います。
課題の解決策についても後ほどご説明いたしますが、生産性の改善の一例として、たとえば予約するときに、トレーナーに「予約取れますか?」と確認をして、カウンセラーにも「予約取れますか?」と確認をして、伝言ゲームをやって、最後にトレーナーが「空いてる・空いていない」といったことで、システマチックに動けていなかったということがございました。
そういった中で、生産性を向上させるということで、Webですべての予約が完了して、例えば当日の1時間前、2時間前でも(時間が)空いた方がいらっしゃれば、単発でもトレーニングが受けられると。
そういうかたちで、トレーナーの稼働率、店舗の稼働率、生産性を上げることによって、限られた固定費の中で売上をさらに上昇させることができます。
店舗の生産性
今期に関しましては、生産性の向上を大きくポイントに上げていきたいというかたちで、第1四半期の前にもお話しいたしましたが、その結果が続々と出てきております。
1ブース当たりの稼働率が2017年1月から毎月上がっておりまして、(2017年6月は)1.57倍に上がっております。1ブース当たりの売上高も、2017年1月から比べて1.82倍になっております。
稼働率プラスアルファで、そこから上がる売上単価もセットで上がってきておりますので、できるだけ固定費を上げずとも、生産性・売上が上がってくるということで、もちろん固定費率は下がってまいりますので、そういった意味で、収益性が大幅に改善する現状であることをご理解いただければと思っております。
ゲストに生涯寄り添うパートナーへ
すでに変わってきてはいるのですが、これから大きく変えていきたいというところで、今現在、「ゲストに生涯寄り添うパートナーへ」ということで(事業を)進めております。
1番が、ボディマネジメントプログラムです。今までのRIZAPでは、サービスとしては2ヶ月間で終わっておりましたが、生涯にわたってお客さまに寄り添わせていただくということで、健康管理のプログラムをスタートしております。
毎月2万9,800円でサポートが受けられるプログラムとなっております。今現在、だいたい(会員の)8割以上の方がこのサービスをお受けになっていただいております。1年間のプログラムになっておりまして、1年ごとに更新していただいております。
こちらのポイントとしては、来店していない時間のサポートを中心に、折れずに続けることのできるサービスとになっております。
今までのフィットネスジムなどは、やはりお客さまに来ていただくのも、どれだけ続けるか、何キロお痩せになるかということも、お客さまに委ねられていたサービスになりますが、我々は生活習慣の改善・維持というのを大きなポイントに挙げておりますので、チェックシートに基づいて、月2回のプランニングセッションをしっかりと行っております。
そちらに加えまして、来ていないときをいかに管理していくかということを主眼に置いており、専用アプリで食事・運動の指導を受けられます。
こちらは3億円ほどかけてやったのですが、フリーでトレーニングできる、これも半個室のようなマシントレーニングスペースがございまして、そういったものも使っていただきながら、食事の管理もいただきながら、生活習慣を維持もしくは向上していくということを行っております。
また、RIZAPというのはよく、「リバウンドする」と噂になっているのですが、今現在のリバウンド率7パーセントを1パーセント以下にするという目標のもと、身体が戻ってしまった場合は、2ヶ月間フルサービスをまるごとプレゼントするという、リバウンド保険をスタートいたしました。
このようなかたちで、若い方とか、体を作るとか、痩せるといった今までのイメージから(変わって)、ダイエットだけではなくて、生涯にわたって健康になっていただくサービスを提供したいということでこちらをスタートして、順調に推移しております。
ビジネスモデルの転換
従来のRIZAPは「2ヶ月で結果にコミット」というサービスになっておりましたが、(今後は)「生涯寄り添うサービスへ」というかたちで、安定的成長を実現していきたいと考えております。
全トレーナー・カウンセラーの正社員化
こちらも先ほど発表いたしました。RIZAPはありがたいことに、収益性や売上の成長も非常に安定化してきました。
その中で、我々の業界というのは、パーソナルトレーナーが業務委託というかたちで、1回あたり2,500円とか5,000円といったかたちで、成果報酬でもらうのが一般的な業界でした。
その中でRIZAPは、「2ヶ月で結果にコミット」という、ある意味一定期間だけトレーナーの雇用が守られる中で、今回また大幅にライフサポートコースという長期的なプランとボディマネジメントプログラムが立ち上がりまして、お客さまに生涯にわたってサービスの提供を続けられると。
そういった自信を深めましたので、お客さまに生涯寄り添っていくのであれば、トレーナーに対してもしっかりとコミットして生涯続けてもらうと。
終身雇用をして、トレーナー自身の技術も高めて、生涯にわたってお客さまに寄り添っていくことが必須であると実感いたしまして、今回覚悟を持って、10月1日付けですべてのトレーナーを正社員雇用に切り替えさせていただきます。
ゲストのサービス継続率の推移
足元の数値も続々と変化してきております。2ヶ月後にもう1回契約いただける再契約率も、2016年上期に比べて約2倍まで伸びてきております。そしてRIZAP入会から1年後に在籍しているゲストの残存率も倍増しているというかたちで、1つずつ着実に進化していっていると感じております。
ゲストの年間ご利用金額の推移
ゲストの年間の平均ご利用金額も、2013年に比べて1.5倍、1年間で使っていただける金額も1.5倍まで伸びてきております。
RIZAPの最大の強み
2017年8月、RIZAPは新たな進化のステージへ登っていきます。今現在、8万9,000名のデータがございます。
RIZAPの新たな取り組み
その中で、短期間で結果を出すトレーニング、食事の管理、メンタルサポートというかたちで行っておりますが、RIZAPメソッドをより多くの方に活用いただくということで、メソッドの進化とビジネスモデルの進化をしてまいります。
RIZAPメソッドの進化
こちらも先日発表させていただきましたが、医療機関や大学との連携を進めてまいります。
東京大学 × RIZAP
第1弾は、東京大学医学部との「肥満メタボリックケア」研究チームです。そちらを実際に東大の中に設置して、トレーニングをスタートしていきます。
どのようなことをやっていくかというと、昔はただ単に太っている、痩せているという表現でしたが、メタボリックという単語は、これ自体を社会的な課題として捉えなくてはいけないという考えのもとにできたと認識しておりまして、今回はサルコペニアという筋力の低下も、単に筋力が衰えるという現象だけではなくて、それ自体を社会的に捉えなくてはいけない課題であるということで、この単語がこれから世に広まってくると思います。
そういう中で、東大の中で効果的に筋力低下を予防・改善する研究を一緒に行わさせていただきます。今回は、胃がん患者の方を対象に研究を行います。
なぜかというと、胃がん患者の方というのは、やはりタンパク質であったり、そういった食事がなかなか食べられないということで、筋力が低下しやすい環境にあります。また、運動もままならないということで、実際にサルコペニア状態になっている方々が非常に多くいらっしゃいます。
今まではそれ(サルコペニア状態)自体が、手術の後の成績をベストなものに導けていないのではないかという考えのもと、その状態の改善を手術前の2、3週間、手術後でやることによって、手術の成績がどのように改善していくかということを、今回行ってまいります。
今まで手術では、部分的な対処療法的になる可能性も十分あったわけですけど、それをもっと根本的に、手術を受ける前の食事や運動をちゃんと組み合わせることによって、どのようなかたちで手術の成績が上がってくるのかを検証するということでございます。
それをまた発展的に考えていって、「どのようにしたら効果的に筋力低下の予防・改善ができるのか」ということにも結びつけていきたいと考えております。
そのような取り組みを通して、手術が単体で行われるのではなくて、運動・食事の管理も含めて、手術のあり方自体もこれから変わってくる可能性を秘めているという研究になりますので、こちらもしっかりと実績を出していきたいと考えております。
RIZAPによる共同研究事例の一覧(サマリ)
また、今現在さまざまな研究が進んできております。
RIZAP GOLF 〜①積極的な店舗展開
我々は今、いろいろなかたちで投資しておりますが、第1段の「RIZAP GOLF」も大きく成長してきております。今期末では店舗数も25店舗ということで、順調に増えております。
RIZAP GOLF 〜②積極的な店舗展開
広告も今、集中的に投下を始めておりまして、プロゴルファーの石川遼選手と契約をいたしました。
また、プロゴルファーの森田遥選手につきましても、トレーニングのサポートをしております。体重を増やして、筋力だけを上げたいという要望がございましたので、筋力だけで5キロの体重アップを実現しました。その結果、先週の日曜日になるのですが、森田遥選手は初めて大会で優勝することができております。
今現在、問い合わせ件数も一気に4倍まで増えてきております。これは第2四半期、第3四半期に、さらに2倍、3倍というかたちで増えてまいりますので、このキャパをどうやって広げていくかということが重要になりますので、後ほどご説明いたします。
CMもスタートをしていきます。先日、(俳優の)高橋克典さん初めてラウンドをやって(スコアが)170だったらしいのですが、完全初心者でも、RIZAPで2ヶ月間でスコア100を切れるかということで、現在スタートを切っております。秋には高橋克典さんのCMがスタートすることになっております。
ゴルフ番組に対しても、積極的に広告を出稿しております。
RIZAP GOLF 〜③トップアスリートへのトレーニング
トップアスリートに対してのトレーニングも、着々と進めてきております。
(プロゴルファーの)森田遥さんも筋力トレーニングによる体重アップをサポートして、(プロボクサーの)村田選手にもRIZAPにおいて、定期的なトレーニングに通っていただいております。
我々としても、RIZAPが単なるダイエットというものではなくて、森田遥さんのように体重アップしたい、筋力だけ増やしたいという方もたくさんいらっしゃいますので、我々はプロとしてお客さまのあらゆる要望にお答えすることができます。
そのような専門性もしっかり高めていって、今期は一気に、RIZAPを単なる「痩せるジム」のイメージから、大きく変えていきたい、しっかりと実績を出していきたいということで、RIZAPの拡大をあらゆるかたちで行っていきたいと思っております。
RIZAP GOLF 〜④NEWブランド「LEXIM(レクシム)」
我々は、RIZAP GOLFでもサービス商品を一から作っていくことを考えておりまして、実際に開発を完了しております。
RIZAP GOLF 〜⑤The Rising Star Open
また、正直(トレーナーの採用に)ゴルフのプロがなかなか集まりませんでした。毎月2,000万円、3,000万円と(コストを)かけておりまして、「これは大変だ」ということで、1人採用するのにとてつもないコストがかかると。
我々は今、どのように舵を切っているかと申しますと、これはもう実績が出ているのですが、自らゴルフトーナメントの大会を開催しようということでスタートしております。
ゴルフのプロにご参加いただいて、そこですべて正社員としてご入社いただくということで、その大会をもうスタートしておりまして、半年間で30の大会を実施いたします。
すでに3大会ほど実施しておりまして、1大会につき3人から4人採用できていますので、このようなかたちで6人、7人は採用したいと思っています。6ヶ月間の目標で200名を採用して、プロのトレーナーがいれば、非常に需要が多くありますので、RIZAP GOLFの収益は非常にいいものになると思います。
(現在でも)順番待ちが非常に多く出ておりまして、カウンセリングもままならない状態になっておりますので、ここで一気に採用させてもらって、体制を整えたいと思います。
上半期は集中的に投資を行っていきたいと思うのですが、実績も出ておりますので、採用をしかりと確立して、RIZAPを上回るスピードで成長していきたいと考えております。
RIZAP GOLF 〜⑥KBCオーガスタゴルフトーナメント2017
「RIZAP KBCオーガスタ」ということで、トーナメントを開催しております。ただ単に大会を主催しても、まったくRIZAPらしさがありませんので。ゴルフファンの方にもっと楽しんでいただきたい。新しくたくさんの方にゴルフファンになっていただきたいということで、いろいろな取り組みをしております。
例えば、来ていただいた方はすべて食べ放題・飲み放題。そして土曜日にはHKT48のコンサートなどがあったり。
入場時には選手が選んだBGMでスタートして観客を盛り上げたり。また18番ホール付近のフードエリアでも大きな音量でBGMを流して、お祭りのような空間でゴルフを楽しんでいただくということで作っております。
一般的なゴルフの大会は非常に緊張感があふれいて、初めてゴルフの大会を見る方はなかなかしゃべれるような環境にないと思うのですが、連続的にBGMを鳴らし続けることによって、プロの競技も妨げることなく、観客の方にも喜んでいただけると思います。
24日以降に先行発売をスタートするのですが、今の先行予約の段階で前年の売上を超えております。ですので、我々としては、単にスポンサーということではなくて、やらせていただくからにはゴルフ業界を盛り上げたいということで進めております。
RIZAP ENGLISH
RIZAP ENGLISHも毎月成長しておりまして、店舗も続々とオープンしてまいります。
RIZAP KIDS
RIZAP KIDSは、子どもの運動神経の発達や礼儀・マナー、努力し続ける力などを教えていくのですが、非常に厳しい環境の中で、KIDSにも頑張っていただきます。
こちらも今、投資を始めておりまして、新規入会者数もどんどん増えている状態でございます。10月、11月には2店舗目、3店舗目をオープンする予定になっております。
RIZAP スポーツアパレル
RIZAP スポーツアパレルにも続々と投資をしておりまして、RIZAPのアパレルが「売れるかどうかな」と思っていたのですが、軒並み売上1位を獲得していっておりますので、こちらもしっかりと伸ばしていきたいと考えております。
ファミリーマートとの提携
ファミリーマートさんとの取り組みも順調に増えて、一つひとつ大きく拡大しております。
RIZAP 関連書籍
グループに入ってもらった日本文芸社をはじめ、RIZAP関連書籍を続々と販売しておりまして、(合計)70万部を突破しております。
RIZAPの新たなコミット
RIZAP事業の新たなコミットということでございます。「RIZAP1,000万人健康宣言」ということでスタートしてまいります。
RIZAP関連事業で500万人、法人・自治体プログラムで500万人ということで、今までは8万人の方がRIZAPをしていただいたと言っても、まだまだ日本の1億2,000万人の人口に対しては、少なすぎるので、1,000万人の方にRIZAP関連サービスを受けていただくということでスタートいたします。RIZAPは日本の健康増進にコミットします。
株式会社イデアインターナショナル(2013年9月25日グループ入り)
グループ会社の経営状況になります。イデアも絶好調で進捗しております。2度ほど上方修正をいたしまして、前期4億円の営業利益、今期は5億円ということで、最高益を連続して達成していく予定でございます。
マルコ株式会社(2016年7月5日グループ入り)
マルコも前期の第1四半期に、6億9,000万円の赤字を出しておりましたが、今期の第1四半期からすでに黒字化しておりまして、7億円以上の改善となっております。
前期第2四半期も累計で2億4,000万円の赤字でございましたが、今期は5億円の予算で順調に推移しております。
夢展望株式会社(2015年3月31日グループ入り)
夢展望もこの2年間ぐらい非常に厳しいときがあったのですが、2年間でしっかりと黒転することができました。前期に引き続いて、今期第1四半期から大幅に黒転しておりまして、ここから一気に攻めていくということでございます。
株式会社パスポート(2016年5月27日グループ入り)
パスポートもまだ小さな取り組みに見えるのですが、こちらも前年3億円6,500万円の赤字だったものが、今期第1四半期から1,400万円の黒字となっております。収益性は粗利率からすべて改善してきておりますので、第2四半期以降もぜひ楽しみにご注目いただければと思っております。
コンセプトショップも続々と変わってきております。
その他の上場子会社の状況
こちらはまだグループに入ったばかりの会社です。SDスカイディノスは第1四半期は苦戦しておりますが、第2四半期からはしっかり挽回していくと思っております。
それ以外も取り組み中でございますので、結果を必ず出していくということで、総力をあげてやっていきたいと思っております。
人材採用
新しいメンバーも続々と入ってきております。以前「ぐるなび」の副社長をやられていた藤田氏に、ぱどを中心に関わってもらっています。やはりデジタル、メディアに強いということで、そういった観点から関わって入社いただいております。
また、(拓植氏が)パスポートの新社長になります。もともと20年前にパスポートに入社して、生え抜きでパスポートの社長に任命して、今回引っ張っていくということで、しっかりと足元の結果が出てきておりますので、ぜひ注目していただければと思っております。
グループシナジーの強化(マルコ × グループ各社)
マーケティング以外でもグループのシナジーが続々と強化されつつあります。新商品の開発であったり、グループの相互送客であったり、そういったデータ分析を一気通貫でしっかりと結びつけていけるかどうかということが、これから実績でお示しできることだと思っておりますので、こちらもご注目いただければと思っております。
CRMへの取り組み
こちらは、セールスフォース・ドットコムとの協業です。やはりCRMというのは、我々がお客さまと生涯寄り添っていく中で、グループ全体を通して、連携できるかということだと思いますので、こちらのところもしっかりと実現していきたいと考えております。
「自己投資産業グローバルNo.1」ブランドへ
最後は、「さらなる成長に向けて」ということで、我々は「自己投資産業でグローバルNo.1」 ブランドになります。
「人は変われる。」を証明するというところで、自己実現の欲求を満たせるような商品・サービスを展開していきたいと思っております。
生活必需品産業は我々の事業領域ではなく、やはり成熟した社会の中では、必需品を超えて自分が人からどう見られてるか、人生の意味を自分でどのように実感できるかといったことが非常に重要な時代に入っている。ある意味では、余裕が悩みを作ってしまっている時代に入っていると思います。
自分の自信であったり、生きている今の価値であったり、自尊心や肯定感といったものは、例外なくどなたでも悩むことはあると思いますので、我々の商品・サービスを通して、少しでも人生の意味を見出していただけるように、しっかりと提供していきたいと考えております。
中期経営計画「COMMIT2020」
我々としては、「COMMIT2020」達成に向けて、連結売上高3,000億円と連結営業利益350億円を、これ以上の結果も出すべくしっかりと実現してまいります。
財務基盤の強化、成長戦略の加速へ
I.D.E.AとMARUKOも、投資するだけではなくて、財務基盤も攻めと守りをしっかりとやっていくということで、このようなかたちで資金調達を実現しております。
ROE重視経営に向けて
我々としては、株主の方からお預かりしている大切な資金についても、絶対に投資いただいている以上のリターンを生み出すという強い思いでおります。過去5年間の実績を見ても、約40パーセントのROEのリターンがあります。
資金を調達させていただいた以上は、それをさらに大きく成果に結びつけるべく、しっかりと結果を出していきたいと考えております。
株式分割について
本日、株式の分割と優待の発表もさせてもらいました。株式分割は2分割です。分割された方にも今までと変わらず優待をつけておりますので、単純に優待利回りは倍増です。本日付でしているという状況でございます。
株主優待のさらなる拡充
株主優待自体も、現在157品目あるのですが、今回株主の方からの要望をかなり多く取り揃えまして、300品目に倍増させております。
また、今回の株式分割により、優待利回りが2倍になっております。優待ランクも今回新しく、「プレミアムクラス」も追加しております。高額商品も追加しております。人気カテゴリー商品も追加しております。
今期業績見通し
最後は今期の業績見通しです。売上収益は1,500億円、営業利益は130億円です。
連結損益計算書
第1四半期も、第2四半期も予算を上回る進捗でしっかりとした実績を出しておりますので、第2四半期の発表を3ヶ月後に行わさせていただきますが、実績として示したいと考えております。
2020年度 売上3,000億円・営業利益350億円達成へ
2020年度の売上は3,000億円。営業利益は350億円をしっかりと実現していきたいと考えております。
「すべての人が自分自身の価値を実感できる人生を送るために」ということで、我々はこちらにコミットして頑張っていきたいと思っております。
以上でございます。ありがとうございました。