連結業績
高西朋貴氏(以下、高西):私から決算の概要、数値の説明を差し上げたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、2016年度の実績でございます。
チェーン全店売上高、2兆1,579億円です。前年比105.3パーセントの伸びでした。
次に、連結営業利益は737億円。前年比101.7パーセント。12億円の増益で過去最高益となっております。
これにつきましては、国内のCVS事業について、上期から生活支援改装および品揃え支援を積極的に投入しておりまして、年度の既存店日販前年比は99.8パーセントと100を割ってございますが、下期につきましては106パーセントと、計画には届いていないんですけれども、前年を上回ったこともあり、ローソン単体の営業利益が前年を若干クリアできたということに加えまして、成城石井をはじめとする連結子会社群の貢献が前年比約10億円プラスございましたので、737億円、前年差12億円の増益となってございます。
次に経常利益ですが、店舗のクローズが減少したことによりまして、お店のリース解約損が減ったことなどにより、営業外収支が改善し、連結経常利益は730億円と前年比104.9パーセント、33億円の増益となっております。
また、店舗閉鎖による特別損失の減少であるとか、税制改正による税金費用の減少によりまして、当期純利益は364億円と、前年比116パーセント、50億円の増益となっております。
店舗の状況
出店の状況につきましては、出店数が1,143店、クローズが427店。結果、純増が716店となりまして、国内の総店舗数は1万3,111店舗となっております。
株式の状況(配当の推移)
今年度の配当金につきましては、当初の計画のとおり、1株につき5円増配の年間配当250円とさせていただきます。
また、ROEにつきましては、13.5パーセントと、前年に比べまして1.5パーセントポイント上昇してございます。
2017年度計画概要
次に、2017年度の計画でございます。後ほど竹増から、中期経営ビジョンならびに2017年度施策についての説明がございますけれども、私から2017年度計画の概要を説明させていだきます。
「1000日全員実行プロジェクト」2年目の2017年度は、既存店日販、総粗利益率ともに前年を上回る見込みを持っておりますが、CVS事業としては増収を見込んでおりますが、2017年度におきましては、次世代システムへの投資や新規事業への投資が先行して費用が発生することを踏まえまして、減益を予想しております。これは将来に向けての永続的な事業モデルの構築に必要な取組みと考えております。
数値です。
チェーン全店売上高は、前年比107.0パーセントの2兆3,100億円。連結営業利益は、前年比92.9パーセント、685億円、52億円の減益を予定しております。
これは先ほど説明させていただいたとおり、先行投資による単体営業利益が減益となるものでございます。しかし、連結子会社につきましては、前年をクリアする増益を見込んでおります。
次に連結経常利益ですが、前年比89.7パーセントの655億円。連結当期純利益につきましては、前年比92.0パーセントの335億円を見込んでおります。
配当金につきましては、1株あたり5円増配し、年間1株あたり255円の配当を予定しております。引き続き安定した株主還元を実施してまいります。
ROEにつきましては、12.0パーセントを予定しております。
次に、計画の前提数値は次のとおりでございます。
既存店日販前年比は、通期を通しまして101パーセント。総粗利益率は+0.3パーセントポイントの31.7パーセント。
出店につきましては、出店1,400店、クローズ500店、純増900店を予定しております。結果、国内総店舗数は1万4,000店を超える計画でございます。
私からの説明は以上です。