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2025年度第3四半期決算説明会

岡田淳氏:代表取締役社長の岡田です。本日はお忙しい中、ご視聴いただき誠にありがとうございます。

先日リリースを出しましたとおり、私、岡田は今月末をもって代表取締役社長を退任する運びとなりました。これまでご支援いただいた多くの方々に厚く御礼申し上げます。みなさまのご指導、ご鞭撻の下、退任を果たすことができましたこと心より感謝申し上げます。

後任には、北米事業を統括している取締役の天沼利彦が就任します。私同様、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いします。

エグゼクティブサマリー

2025年度第3四半期の決算説明をします。まずサマリーについてです。当期は増収増益で、計画が着実に進捗しています。2025年度通期見込売上高は99億円と、前期比43パーセント増です。米国の高成長が継続しています。

2025年度見込営業利益は9億6,000万円で、計画比5億6,000万円増、営業利益率は9.7パーセントを見込んでいます。大幅な増益を達成する見込みです。

これを受けて、業績予想を上方修正しました。売上高は修正前の通期見込み92億8,300万円から、99億4,400万円に、営業利益は修正前の通期見込み4億円から9億6,000万円に修正しています。

2025年度第3四半期の業績:目次

本日はスライドの目次に沿って進めます。

損益計算書の概要(第3四半期)

財務状況です。スライドは第3四半期末時点の数字です。売上高は前年同期比約45パーセント増の約73億円、粗利益は前年同期比約57パーセント増となっています。

営業利益は前年同期比で約13億円改善し、第3四半期末時点で約7億円となりました。円安の影響で為替差益が生じ、経常利益以下も黒字で推移しています。

(再掲)為替差損益が発生する仕組み

スライドは経常利益以下が黒字になった理由を示しています。子会社に対して外貨建てで貸付を行っているため、為替レートの変動に伴い貸付金の金額が変動します。この変動額を為替差損益として認識しており、そのため、経常利益以下に為替に連動した変動が生じます。

今回は円安に振れたことで為替差益が発生し、それが経常利益および当期純利益に反映されています。弊社の場合、為替の変動により、簡単に数億円規模の利益が変動する可能性があります。

これは財務諸表上の損益であり、事業上のコストが増えたり、キャッシュが増減したりしたわけではありません。そのため、営業利益をより重視して見ていただきたいと考えています。

貸借対照表の概要(第3四半期)

第3四半期末の貸借対照表です。売上増に伴い売掛金が増加しました。また、転換社債の転換が進んだことで固定負債が3億円まで減少しています。純資産は前年同期比で約25億円増加し、約51億円となりました。

ファイナンスの状況

ファイナンスの状況です。第9回CBは今年2月末までに全ユニットが転換され、これによりCBの残高および固定負債がゼロとなりました。

また、第36回新株予約権の一部行使が進み、昨年12月に約1億2,000万円が入金されました。今年3月にも一部行使が行われ、約2億5,000万円が入金されています。

(再掲)実績推移と3か年の計画と目標

3ヶ年計画についてです。今期は、売上高を34パーセント増加させて92億8,300万円にし、営業赤字を営業黒字に転換して4億円の営業黒字達成を計画していました。

売上高前期比(2025年度見込み)

売上高の2025年度見込みです。特に米国での高成長が貢献し、売上高は前期比で43パーセント増の99億4,400万円を達成する見込みです。

(再掲)エリア別の売上計画

エリア別の売上計画について、あらためてお伝えします。今期、アメリカでは前期比55パーセント増となる約49億円、欧州では前期比21パーセント増となる約25億円の売上高を計画していました。

販売活動の進捗:米国

順番にご説明します。アメリカに関しては、前期比55パーセント成長を計画していましたが、実際には前期比76パーセントの成長を見込んでいます。

消化器内視鏡領域(GI)は、第3四半期に季節性の影響で成長が多少鈍化する傾向があるものの、今期は新規顧客の獲得および既存顧客での製品使用拡大がいずれも良好だったため、成長の勢いが継続しており、第3四半期の実績は第2四半期を上回っています。

営業に関しては、全般的に難易度が徐々に上がっている状況です。しかし、それに対応するため、営業人員のレベル向上やエビデンスの拡充、小児セグメントへの注力を継続しています。依然として新規顧客獲得の余地は大きく、成長の伸びしろはまだ十分にあります。

耳鼻咽喉科領域(ENT)は予算を上回っており、第3四半期時点で年間予算を達成するなど、好調を維持しています。引き続き、規模の大きな市場やアカウントにフォーカスすることで、営業効率を維持した成長を続けています。

販売活動の進捗:欧州

次に欧州について申し上げます。前期比21パーセント成長を計画していましたが、前期比24パーセントの成長が達成できる見込みです。売上高は25億円を上回ると見込んでいます。

まず、消化器内視鏡領域(GI)では、欧州で行われていた大規模レジストリー試験(POPS)の結果が発表され、論文も発表されました。イギリスおよびアイルランドにおいては、代理店とともに、POPSの結果を周知徹底することで、各病院での使用量が増え、成長が加速している状況です。

一方、ドイツでは、改善施策が部分的に機能しているものの、成長の度合いは微増にとどまっています。

その他の領域として、耳鼻咽喉科では頭頚部領域の使用量をさらに増大させる施策が奏功し、成長が加速しています。泌尿器科では、放射線性膀胱炎を契機に、前立腺肥大や腎臓部分切除などへの使用が拡大しています。

また、新製品承認に伴い、脳神経外科での説明会を開始しており、販売開始に向けた準備が進行中です。

販売活動の進捗:日本

日本について申し上げます。残念ながら、通期で前期を若干下回ると見込んでいます。

まず、ベースラインとして伸びしろが小さくなっている状況です。当社製品の市場への浸透が進んだ結果、新規獲得顧客数が減少し、規模も小規模化しているため、新規顧客数が減少しています。

さらに、既存顧客に関しても変化が見られています。具体的には一部都道府県で病院からの保険請求が却下される事例が発生しています。病院が「ピュアスタット」の使用後に保険請求を行い、「保険金を返還してください」と各都道府県に申し出た際に、一部が却下され、「保険料は払えません」と言われ始めています。

この影響により、病院では買い控えが発生し、下期の売上は減少に転じる見込みです。その結果、通期として前年を下回る結果が予想される状況です。

四半期売上高(2025年度見込み)

四半期ごとの売上高です。年度累計では、計画比7パーセント増で推移しています。米国での営業展開は順調に進んでおり、累計売上高は計画比6億6,000万円増と、7.1パーセント上振れると見込んでいます。

第4四半期の見込みはほぼ計画どおりですが、これは成長の鈍化を予想しているのではなく、保守的に見積もった結果です。

四半期営業利益(2025年度見込み)

四半期営業利益についてです。累計では計画を6億円上回ると見込んでいます。

売上高の増加に伴い、累計営業利益は約5億6,000万円と、計画を2.4倍超過し、大幅増益で着地する見込みです。第4四半期に関しては予算を下回る計画ですが、これは費用を保守的に見積もった結果です。

直近で追加された/現在アクティブなプロジェクト

開発の状況です。スライドの赤字で示している進捗があったプロジェクトを中心にご説明します。

まず、上から3つ目に記載しているオスラー病(HHT)の止血についてです。現在販売中ですが、十分な有効性が確認された場合には、HHT治療用製品として申請を予定しています。

現時点で少数例のデータは取得済みですが、より精度の高いデータを取得するため、米国においてRCTの検討を進めています。

直近で追加された/現在アクティブなプロジェクト

次にスライド上段に記載している脳外科における止血(次世代止血材)についてご説明します。こちらは、昨年12月に欧州で承認を取得しました。

こちらは脳神経外科に限定されることなく、消化管、心臓血管、実質臓器など複数の領域において術中止血の適応を取得しており、ほぼ全身で使用可能な幅広い商品となっています。米国および日本において、承認申請データを取得するためのPMCF(市販後調査)を計画中です。

また、下段に記載しているのは放射線膀胱炎に関する内容です。こちらは、欧州で実施された臨床研究データが論文としてすでに発表されています。また、米国では前立腺の止血と併せて承認申請を予定しています。

直近で追加された/現在アクティブなプロジェクト

スライド上段に記載している炎症性腸疾患の粘膜治癒については、群馬大学で臨床研究を進めており、現在、症例の組み入れが進行中です。これまでに6症例が終了しています。

また、前回もご報告しましたが、上から2つ目に記載している粘膜の創傷治癒については、米国ではカテゴリーを510(k)申請からDe Novo 510(k)申請に変更して申請準備を進めています。欧州においては、今年3月に承認申請を完了した状況です。

下段に記載している食道狭窄予防については、広島大学においてレジストリー試験の臨床研究を行い、患者20例の組み入れが終了し、現在は論文投稿済みのステータスです。

直近で追加された/現在アクティブなプロジェクト

こちらのスライドのプロジェクトは進捗はありません。

直近で追加された/現在アクティブなプロジェクト

こちらのスライドのプロジェクトについても進捗はありません。

エグゼクティブサマリー

最後に、まとめです。2025年度見込み売上高成長率は前期比43パーセント増です。また、2025年度の営業利益は、計画では4億円でしたが、見込みでは9億6,000万円となり、営業利益率は9.7パーセントを達成すると見込んでいます。これに伴い、本日同日付で業績予想を上方修正しました。

私からのご報告は以上です。ご清聴ありがとうございました。

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