【速報版】株式会社グリッド 2026年6月期第1四半期決算説明
※当記事は速報版です。スライド情報は割愛している他、数値などに誤りが含まれる可能性がございます。正確な情報は決算短信・決算説明資料などの正式な開示資料、または追って公開予定の確定版記事にてご確認ください。
前年同期比較
株式会社グリッドのIR担当です。2026年6月期第1四半期の決算についてご説明申し上げます。
第1四半期の実績について、売上高は、電力会社や鉄道会社から受注した大型案件の進展等により対前年同四半期比で約35%増の6億2百万円となりました。
営業利益については、従業員が117名と前年同四半期末より11名増加となり、それに合わせて採用コストも増加しましたが、それを上まわる増収により、全ての段階利益が大きく増加しました。
四半期累計見通し
通期の見通しについて、AI関連の売上は底堅く推移し、蓄電所関連の売上は第4四半期大きく伸長する見通しです。
増員やオフィス移転により費用が増加しますが、全て計画に織り込んでおります。その結果、業績目標は売上、営業利益ともに達成の見通しとなります。
四半期会計見通し
四半期ごとの見通しについて、AI関連の売上は順調に推移し、蓄電所関連は四半期ごとに少しずつ拡大しながら、第4四半期に大きく伸長する見込みです。
蓄電所関連の着実な推進により外注費が増加し、営業利益は平準化とともに計画を達成する見込みです。
領域別の売上構成
領域別の売上構成比率について、都市・交通領域は、鉄道会社向けの配車計画や修繕計画の最適化プロジェクトが進展したことにより、売上構成比率は27.3%と前年同四半期から18.5ポイントと大きく増加しました。
電力領域については、電力需給計画や優先給電指令システム等の進展により前年同四半期から売上高が98百万円増加し、構成比率は51.0%と引き続き大きな割合を維持しました。
一方で製造・運輸領域は、前期に売上を牽引した配船計画案件が完了し、当四半期において同規模案件の売上計上がなかったこともあり、売上構成比率は16.4%と前年同四半期比で22.8ポイント減少いたしました。
AIのフロー型売上とストック型売上
第1四半期のフロー型売上については、鉄道会社、電力関連会社向けの大型案件が牽引し、4億2,100万円と前年同四半期から9,600万円増加しました。
ストック型売上については、前期第2四半期以降に運用・サポートを開始したプロジェクトが増加し、1億6,700万円と前年同四半期から4,300万円の増加となりました。
受注高と受注残高の推移
第1四半期の受注高について、配船計画システムの大型受注はあったものの、前年の電力会社向け需給計画システムほどの大型受注ではなかったため、受注高は前年同四半期から微減となりました。受注残高は前期4Qに受注した大型案件の影響もあり前年同四半期比で1億4,700万円増加しております。
四半期業績推移
四半期ごとの業績について、ストック型売上は、プロジェクト数の安定的な増加に伴い堅調に伸長しています。
フロー型売上も電力、鉄道の大型案件の牽引等により前年同四半期から1億円超増加しています。
四半期ごとのAIプロジェクト数
四半期ごとの全体のAIプロジェクト数は、横ばいながらも、売上については開発案件の大型化で前年同四半期から増加しました。
運用・サポートのプロジェクト数は、システムの開発完了(稼働)に伴い、安定的に増加しております。
営業利益増減要因
前年同四半期と比較した際の営業利益の増減要因について、前年同四半期から従業員が11名したことに伴い、人件費は3,100万円増加しました。また、計画に織り込み済みのオフィス移転関連費用が1,600万円発生しております。
売上高については、フロー型を中心に前年同四半期から1億5,500万円増加し、費用の増加を大きく上回った結果、営業利益は7,500万円増加しました。
AIエンジニア一人当たり売上高
AIエンジニア一人当たりの売上高について、エンジニア数が横ばいのなか売上が増加した結果、1人あたりの売上高は810万円と前第4四半期から増加しました。
従業員一人当たり営業利益
従業員一人当たり営業利益について、営業を中心に全社従業員が8名増加しましたが、一人当たりの営業利益は1百万円とほぼ横ばいを維持しました。
主要な経営指標
主要な経営指標について、取引先数は、電力領域を中心に顧客基盤が拡大し、31社と前年同四半期から5社増加しました。
主なサービス区分の顧客平均売上は2,140万円と前年同四半期から280万円増加しており、取引先数と顧客平均売上の共に増加となりました。
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