【QAあり】リアルゲイト、25年9月期は営業利益YoY+36%と増収増益 収益性の高い保有物件を増やし、来期は+40.9%を目指す
25年9月期通期決算・中期経営計画 サマリー

岩本裕氏(以下、岩本):みなさま、こんにちは。株式会社リアルゲイト代表取締役の岩本裕です。2025年9月期通期の決算説明を行います。
まず、2025年9月期通期の決算と中期経営計画のサマリーをご説明します。2025年9月期は増収増益を達成し、営業利益は前期比36パーセント増となりました。2026年9月期は営業利益40.9パーセント増を目指します。
収益性の高い保有物件を増やすことで、営業利益率は年々向上すると見込んでいます。引き続き、30パーセント以上の成長を目指していきます。
2031年9月期の営業利益目標は50億円ですが、前倒しでの達成を目指します。
25年9月期 通期 業績ハイライト

2025年9月期の通期業績についてご説明します。スライドは通期業績のハイライトです。
売上高、営業利益、当期純利益は前年同期比で増加しています。営業利益は前年同期比36パーセント増の10億4,300万円となりました。
来期以降の継続的な30パーセント以上の利益成長を目指し、積極的な先行投資を行いました。新規物件を7件獲得し、特に保有物件は新たに5物件が加わり、合計11件となっています。
25年9月期 売上高・営業利益

スライドは売上高および営業利益についてです。どちらも計画以上の着地となりました。
25年9月期 四半期ごとの収益

2025年9月期の四半期ごとの収益についてです。ストック粗利が順調に積み上がり、固定費や先行投資が増えているものの、計画以上の営業利益を達成しました。
<参考>25年9月期 収益の実績(前期比)

スライドは収益の実績(前期比)です。前年と比べてストック粗利が順調に伸びたことで、目標の営業利益を達成できたことがわかります。
25年9月期 通期 PL - 損益計算書

スライドは通期のPLです。前年同期比で増収増益となり、各段階利益が積み上がった結果、営業利益10億円を達成できました。
特別損失として、マスターリース(ML)物件の解約等により3,000万円が計上されています。
25年9月期 通期 売上高推移

スライドは、通期の売上高推移を示しています。保有物件の増加により、ストック型売上が順調に積み上がっていることがわかります。
25年9月期 通期 売上原価・販管費の推移

スライドは通期の売上原価および販管費の推移です。売上原価・販管費ともに安定的に推移しています。
25年9月期 通期 BS - 貸借対照表

スライドは通期のBSです。自己資本比率は現在15.5パーセントですが、2026年9月期第1四半期に物件の売却が完了するため、回復すると見込んでいます。
獲得済PJ(開業物件・開業予定物件)

スライドは獲得済みプロジェクトについてです。2025年9月期には7件を獲得し、2026年9月期には9件が開業と、開業物件が非常に増加しています。
第18期の2026年9月期も獲得を増やし、第19期(2027年9月期)以降の開業物件を積み上げていきます。
25年9月期 開業物件(5件)

2025年9月期に開業した5物件のうち、上期にはこちらの3物件が開業しました。
25年9月期 開業物件(5件)

下期にはこちらの2物件が開業しました。いずれもすでに収益に貢献しています。
保有物件一覧(25年9月末時点)

スライドには保有物件の一覧が記載されています。2025年9月期には5物件を保有し、1物件を売却しました。これにより、合計で11物件となっています。
11物件の満室時における年間想定賃料は約11億5,000万円となります。利回り5パーセントで計算すると、約230億円分となります。それだけの物件が順調に積み上がっています。
25年9月期 保有物件(5件取得)

こちらは保有する5物件です。「OMB KITASANDO(OMB北参道)」「OMB HIGASHIAZABU(OMB東麻布)」はマスターリースから保有へ切り替えた物件です。
25年9月期 保有物件(5件取得)

スライドでは、下期に獲得した2物件を紹介しています。
26年9月期計画

2026年9月期の計画についてです。営業利益は前期比40.9パーセント増の14億7,000万円を目指します。
収益の重要なポイントとして、ストック型収入では稼働率の維持が重要であり、フロー型収入では物件の売却や建築設計の請負を完了させることが重要となります。
また、仕入れでは保有物件を中心に8件程度の物件獲得を目指します。
今期は新規事業にも取り組みます。ホテルの開業や都市型ショッピングモールの展開、大手デベロッパーとのJV、ファンド組成の検討などを進め、さらなる成長を目指します。
26年9月期 売上高・営業利益(計画)

売上高と営業利益の計画です。第1四半期終了時点で、営業利益は計画比60パーセントの達成を目指します。
26年9月期 売上構成(計画)

売上構成についてです。ストック型・フロー型ともに順調に積み上がる予定です。
26年9月期 四半期ごとの収益の計画

四半期ごとの収益計画です。ストック粗利が安定的に積み上がることで固定費をカバーする一方で、フロー粗利は第1四半期時点で大部分を計上します。
その結果、第1四半期終了時の営業利益の進捗計画では、60パーセントの達成を目指します。
<参考>26年9月期 収益の計画(前期比)

参考までに、収益計画の前期比についてです。第1四半期の営業利益は、計画の約60パーセントの進捗を見込んでいます。
中期経営計画2028:3ヶ年計画

「中期経営計画2028」の3ヶ年計画です。高収益物件の展開によって、営業利益率を年々向上させていきます。
継続的な30パーセント以上の成長を目指し、第20期(2028年9月期)には営業利益25億円の達成を目指します。
中期経営計画2028:実績と計画

スライドは実績と計画です。ストック型収益を基盤とし、業績を拡大しながら営業利益率も向上させます。
中期経営計画2028:ポートフォリオ戦略

ポートフォリオ戦略についてです。収益性の高い保有物件の比率を高めることで、営業利益率を向上させます。
中期経営計画2028:達成確度について

達成確度についてです。すでに獲得済みの物件で、中期経営計画の売上の大半を構成できていることがわかります。
これから獲得する物件は、第19期(2027年9月期)以降の業績に貢献する予定です。そのため、極めて達成確度が高いと考えています。
中期経営計画2028

第18期の営業利益については、前期比40パーセント以上の成長を目指します。旧中期経営計画と比較して、第18期(2026年9月期)から第20期(2028年9月期)の中期経営計画2028では、大幅に数字を伸ばしています。第20期(2028年9月期)には営業利益25億円を達成し、第23期(2031年9月期)で予定している営業利益50億円の達成を早めたいと考えています。
以上をもちまして、決算説明を終了します。
質疑応答:マスターリース物件の解約と減損について

司会者:「第3四半期より、マスターリースの運営中物件が1件減っており、『早期解約による減損』という表記もありますが、どのような物件を解約したの
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