用語解説
利食いとは、保有している株式や有価証券が購入価格より値上がりして利益が出ている状態で売却し、利益を確定させることです。「利益確定売り」や「利食い売り」とも呼ばれます。一般的に、価格の下落後に再び上昇した際の利益確保や、さらなる値上がりが期待できても確実に利益を得るために売却する場合に使われます。
「利食い千両」や「利食い千人力」、「頭としっぽはくれてやれ」といった投資の格言があるように、欲を出さずに適切なタイミングで利益を確定することが説かれています。しかし実際には、「もっと上がるかもしれない」という心理から売却タイミングを逸することも多く、利食いは損切りと同様に投資において難しい判断の一つとされています。