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松井孝敏氏(以下、松井):代表取締役社長の松井です。ただいまから2025年3月期第2四半期の決算説明を行います。よろしくお願いします。

2ページをご覧ください。本日は、2025年3月期上半期決算概要、業績推移、トピックスという流れでご説明します。

1. 2025年3月期上半期決算概要〈連結〉

はじめに決算概要についてご説明します。

2025年3月期第2四半期の業績について、売上高は16億3,100万円となりました。これは対前期13.5パーセントの減収となりました。

営業利益は対前期36.6パーセント減益の1億2,000万円(営業利益率7.4パーセント)、経常利益は対前期31.8パーセント減益の1億3,300万円、親会社株主に帰属する当期純利益は対前期49.4パーセント減益の5,300万円となりました。

当期純利益については、2024年12月竣工に向け、一部工場の建て替えが進行中であり、これに伴う解体・移設費用の影響です。

1. 2025年3月期上半期決算概要〈売上高〉

4ページ及び5ページには過去5期の売上高、営業利益、経常利益の推移となっていますので、ご覧ください。

1. 2025年3月期上半期決算概要〈営業利益・増減分析〉

6ページは営業利益の前期比増減要因です。

先期1億8,900万円に対し、先期原料価格高騰分の販価改訂で4,000万円のプラス、先期経費削減の影響で2,000万円のプラス、先期原価改善の影響で1,500万円のプラス、当期売上量の減少により1億2,800万円のマイナス、当期原材料価格等の高騰の影響で800万円のマイナス、その他の影響により800万円のマイナス、これらによって当期1億2,000万円となりました。

1. 2025年3月期上半期決算概要〈総合接着樹脂加工〉

7ページをご覧ください。総合接着・樹脂加工事業の概要についてご説明します。

ベルト関連製品は、自動車・鉄鋼業界を中心に安定した受注状況が続いています。

一方で、ディスプレイ業界向けの研磨部材については、引き続き在庫調整の影響を受け厳しい状況が続いており、売上高は13億7,600万円となりました。

営業利益については、原材料価格、運送費等の高騰や、新工場建設に係る費用等が発生したため、1億4,400万円となりました。

1. 2025年3月期上半期決算概要〈特殊設計機械〉

8ページをご覧ください。次に、特殊設計機械事業の概要についてご説明します。

メカニカルシールなどの部品関係は安定している一方で、資材高騰による設備投資の鈍化が見られ、大型案件の受注環境は厳しい状況が続いており、売上高は2億5,400万円となりました。

営業利益については、売上は減少したものの原価改善等により600万円となりました。

2. 業績推移

9ページは、業績推移となっていますので、ご覧ください。

3. トピックス

10ページで前期のトピックスをご紹介します。IRへの取り組み状況についてです。

本年も昨年と同様に8月に「日経IR・個人投資家フェア 2024」、9月に「名証IRエキスポ 2024」に出展しました。

今後も投資家のみなさまとのコミュニケーションを大切にし、IRへの取り組みを強化していきます。

また、本年12月に竣工予定の新工場が10月に完成しました。引き続き、設備移管を行い年内には本格稼働する見通しです。

最後に、2024年3月期の連結業績予想については、中間時点での進捗率が売上・利益ともほぼ50パーセントであること、及び、ただいまご説明したとおり、下期に向けて収益確保を見通していることにより、本年5月14日付で公表した業績予想を据え置くこととします。なお、補足資料の裏面に予想値も含めた業績推移を記載していますので、ご参照ください。

また、配当についても、中間配当19円、期末配当予測19円、年間配当予測38円に変更はございません。これは、2019年3月期以降8年連続の増配予定となります。