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増田典久氏:みなさま、こんにちは。MITホールディングスの増田です。本日は第2四半期決算説明動画をご覧いただき、ありがとうございます。

2023年11月期第2四半期決算補足説明を始めます。第1部で第2四半期の決算概要および当期の最終連結業績予想を、第2部で会社概要やグループ会社の概要をお伝えします。

第2四半期決算ハイライト

まず、第2四半期の決算ハイライトをご説明します。連結売上高は22億9,400万円で、前年同期比1億6,100万円増、7.6パーセント増となっています。連結営業利益は1,500万円で、前年同期比3,700万円減、71.3パーセント減となっています。理由は後ほどご説明します。

システムインテグレーションサービス及び図面DXソリューションサービスの売上が拡大し、受注も順調に伸びています。こちらにより、売上高は22億9,400万円となっています。

また、売上高の増加により、売上総利益は前年同期比8.4パーセント増の5億900万円となりました。一方、第1四半期に成約したM&A関連費用やのれん償却費の計上、営業・間接人員の増強による人件費の増加、広告宣伝等の販促費用の拡大等により、販売費及び一般管理費が増加しました。

その結果、営業利益は前年同期比71.3パーセント減の1,500万円となっています。こちらは、今期の計画どおりの進捗です。

四半期別の業績推移

四半期別の業績推移です。スライドに記載しているグラフの緑の部分が今期の数字で、水色の部分が過去2年分の数字となっています。売上高は11億9,700万円で、第2四半期会計期間において過去最高を更新しています。

売上総利益も2億6,600万と過去最高になっています。営業利益は昨年よりマイナスとなっていますが、こちらはのれん償却費の増加や営業・販促費用の増加により下がったものです。第1四半期はマイナス1,000万円だったため、第2四半期の2,500万円で相殺した結果、累計期間で1,500万円の営業利益となっています。

損益計算書サマリー (第2Q累計期間)

損益計算書サマリーです。システムインテグレーションは、単価アップや高利益率案件等へのシフトが順調に行われ、売上高が好調に推移しています。また、DXソリューションは、ネットウィンクスの加入により大きく伸ばしています。

スライドは、2023年11月期第2四半期累計を前年同期と比較した表です。売上高は前年同期比1億6,100万円増、7.6パーセント増となっています。内訳としては、システムインテグレーションが前年同期比9,200万円増、DXソリューションが前年同期比6,900万円増となっています。ご覧のとおり、DXソリューションが昨年から比べて数字を大きく伸ばしています。

このDXソリューションの内訳としては、「Wisebook」を中心としたデジタルマーケティング、CAD及びドローンを中心とした図面DXソリューション、クラウドソリューションの3つがあります。この中で特に数字を伸ばしているのが図面DXソリューションです。売上高は前年同期比5,000万円増、50.3パーセント増の伸びを見せています。

売上総利益については、前年同期比3,900万円増、8.4パーセント増となっています。一方で、販売費及び一般管理費は前年同期比7,700万円増、18.5パーセント増となりました。その結果、営業利益は昨年から比べて3,700万円減、71.3パーセント減となっています。ただし、これは計画に織り込み済みの数字です。

営業利益の増減要因分析 (第2Q累計期間 前年同期比)

営業利益の増減要因分析です。グラフの左の緑の部分が2022年11月期第2四半期累計の数字です。昨年は5,300万円でした。今期は実際に売上総利益を上げたものが3,900万円あり、こちらが大きく伸びました。一方、M&Aの費用及び人件費増、人材投資、広告宣伝費等の費用が売上総利益を消化した結果、営業利益は1,500万円で着地しました。こちらについては、何度もお伝えしているとおり、一時的な減少と捉えています。

2023年11月期 通期業績予想

2023年11月期通期の業績予想です。システムインテグレーションは堅調に受注しており、人材の確保と育成により前年同期比8.7パーセントの増収を計画しています。

DXソリューションは、「Wisebook」「DynaCAD」を中心とした利益率の高い商材の販売拡大、及びネットウィンクスのグループ加入により、前年同期比27.6パーセントの増収を計画しています。

2023年11月期の売上高は48億5,000万円となる見込みです。前年同期比では4億9,200万円の増収、10.2パーセントの伸びとなる予想です。内訳としては、システムインテグレーションが前年同期比2億1,000万円増、DXソリューションが前年同期比2億8,000万円増であり、DXソリューションが大きな伸びを示す計画です。

DXソリューションサービスの内訳です。スライドにあるとおり、図面DXソリューションは前年同期比1億9,700万円増、47.6パーセント増と伸びる計画です。

この売上増に伴い、売上総利益は2億1,800万円増、18.5パーセント増と大きく伸ばしています。販売費及び一般管理費も前年同期比プラス20.2パーセントと増加する予想です。

また、今期予想の営業利益は1億2,600万円です。昨年は1億2,000万円でしたので、増減幅は500万円、4.7パーセントの伸びになる計画を立てています。これらについては、今期の期首計画どおり推移すると判断しています。

2023年11月期 通期業績予想(営業利益の増減要因分析)

今期の通期業績における営業利益の増減要因です。昨年の営業利益1億2,000万円に対して、今期の売上総利益は2億1,900万円と大きく伸ばすのですが、スライドに示すような費用を消化するため、最終的には1億2,600万円を計画しています。こちらも期首計画のとおりです。

決算報告は以上です。

会社概要

会社概要です。現在、連結のグループ総勢で従業員数は400名強になっています。役員構成などは変更ありません。

グループ会社概要

グループ会社の概要です。グループ会社には、システムイオ、NetValue、ビーガルがあります。また、2021年11月にグループへ加入したオレンジコンピュータ、昨年1月にグループへ加入したエーピーエス、そして今年2月に加入したネットウィンクスが新しく増えています。

オレンジコンピュータは、この2023年9月1日付で株式会社エーピーエスへ吸収合併する予定です。

中期経営計画の基本戦略(売上計画)

最後に中期経営計画の抜粋です。今後MITグループが目指す計画として、今年の最初に中期経営計画を立て、現在も進行中です。

システムインテグレーションサービスは経営の基盤になっており、着実に利益を積み上げ、売上を上げていきます。一方、DXソリューションサービスについては、戦略的な投資を含めて、売上・利益ともに高利益を生むようなサービスを展開していく計画です。このようにして、中期経営計画の最終年である2030年には、売上高100億円を目指しています。

その過程にある2025年には、全体の売上高60億円のうち、DXソリューションサービスの売上比率を20パーセントとしています。そして、2030年にはDXソリューションサービスの売上比率を30パーセントとしています。このようにDXソリューションサービスは、全体における売上比率をぐっと上げていく計画で進行しています。

先ほどの決算報告でお伝えしたとおり、DXソリューションサービスの比率は順調に上がってきています。今期の第2四半期累計期間においては、営業利益が昨年から比べてマイナスになっていますが、これは一時的な現象として計画の中に織り込み済みです。今期の着地に向けて、営業利益も計画どおりに昨年以上の利益が残せる見込みとして現在進行中です。

それでは引き続き、MITホールディングスをよろしくお願いします。