連結損益計算書

玉田宏一氏:それでは、2017年12月期第2四半期決算の説明会を始めさせていただきます。

まず、半期のところの決算概要について、ご説明申し上げます。

まず、損益計算書でございますが、緑色のところ、2017年12月期第2四半期累計ということで、売上高115億800万円という数字でございました。

昨年対比で申し上げますと、14.4パーセント増という数字でございます。

売上総利益は15億1,300万円、増減率としましては、昨年度比率で13.8パーセント増、営業利益2億2,100万円、68.9パーセント増、経常利益2億2,100万円、71.7パーセント増、親会社に帰属する四半期純利益1億4,900万円で、こちら100.4パーセント増、売上高営業利益率は1.9パーセントということで、前年と比較しますと、改善をいたしております。

経常利益分析

続いて、経常利益の中身を分析の表として出させていただいております。

まず、左側が昨年度の半期の経常利益でございまして、昨年の半期については1億2,900万円という経常利益でございました。

また、右端が今年の経常利益、2億2,159万8,000円という数字でございます。

真ん中がその増減の部分でございますけれども、粗利の増加が非常に大きくございまして、こちらが1億8,300万円増と。

それから、オレンジ色のところの人件費の増加が3,763万円、こちらは約20名ほど人員が増加しております。

販売費が4,618万円ということで、こちらはアスクル手数料ですね、主に、売上高が増えた分、アスクル手数料が伸びております。

それから管理費等々がございまして、プラスマイナス合わせて2億2,159万8,000円という数字で、半期の経常利益となっております。

セグメント損益|情報機器販売事業

続きまして、セグメント別の損益でございます。

私ども、事業は主に2つの事業でございます。売上の3分の2を占めているのが、情報機器販売事業でございます。

また、3分の1はアスクルエージェント事業ということでございます。

まず、3分の2を占めております情報機器販売事業について、ご説明をいたします。

半期の売上高は、76億6,400万円、営業利益1億7,400万円という数字で着地をいたしております。

前年対比で比較しますと、前年が68億3,400万円でございましたので、情報機器販売事業においては12.1パーセントの増となっております。

また、営業利益は大幅に改善をいたしまして、前年は9,100万円だったんですけれども、今年度は1億7,400万円ということで、前年対比で89.8パーセントの増という数字になっております。

主には、非常にマーケットがこの2年半ほど、そこにいたわけなんですが、今年の頭くらいから回復傾向に転じておりまして、そこのマーケットの増加、PCマーケットが復調してきた波に乗って、復調してきたというところが大きな要因でございます。

顧客数の推移と顧客当たり売上高|情報機器販売事業

続きまして、顧客数の推移と顧客当たりの売上高について、グラフにしております。

棒グラフが売上の増減でございまして、オレンジ色の折れ線グラフがお取引のお客様の数ですね。

このお客様の数というのは、1年間の中で1回でも情報機器のお取引が発生した場合に1カウントいたしております。

あくまでその1年間の中の取引ということでございますので、過去の累積ではございません。

ということで、実はお客様のお取引件数は2013年がお取引額としては7,058社ということで、ピークでございました。

その後、少し減少傾向におりましたが、今年より反転をしております。

これは先ほどの少し申し上げました、マーケットの回復によって、お客様の数も増えています。

また、売上もそれに準じてそのような傾向は出ておりますけれども、ここの2013年と2014年、ここが非常に大きな山になりました。

ここはMicrosoftさんがWindows XPというOSのサポートを「ここで切りますよ」という発表をして、その結果、実はマーケットの中で大きな山ができたんですね。

その結果で、私どももここに大きな山ができあがったんですけれども、裏を返すと、山が高かったものですから、その後谷になりまして、2014年の実はこの下期から15年・16年はマーケットが非常に厳しい状況にございましたので、ずっと苦戦をしたというところでございます。

この時のお客様のリプレイスが始まっておりますので、マーケットが回復に向かっています。

後ほどまた詳しくご説明をさせていただきます。

セグメント損益|アスクルエージェント事業

また、お客様の1社当たりのお取引額についても、今年から回復基調に転じています。

続きまして、セグメント別のアスクルエージェント事業でございます。売上高38億3,400万円、営業利益で5,500万円という数字で着地をいたしております。

まず、売上高でございますが、前年と比較いたしますと、18.9パーセント増ということで、非常に堅調に推移をしています。

また、営業利益につきましては4,700万円だったものが5,500万円で、16.8パーセント増でございます。

アスクル事業につきましては、先行投資の色合いが非常に強い事業でございます。

実は人員を昨年大幅に増員をいたしましたので、販管費の増加というところには、実はアスクル事業は販管費が増えているんですけれども、売上もしっかり伸ばすことができましたので、このような数字で着地をすることができました。

顧客数の推移と顧客当たり売上高|アスクルエージェント事業

続きまして、顧客数の推移と顧客当たりの売上高を、先ほどの情報機器と同じような表で示しております。

お客様の数も、また、1社当たりのお取引の金額についても、順調に拡大いたしております。

ユーザー数が増えていっているのと、それから、1社当たりのお取引の金額がずっと増加傾向にあるというところで、順調に売上が増えておりまして、今年の最終的な予測の数字としましては、80億円ほどの売上になろうかと予測を立てております。

貸借対照表

続きまして、貸借対照表でございます。

まず、資産合計でございますが、63億3,700万円ということで、5億3,800万円の増加と。流動資産が59億1,900万円ということで、こちらは4億3,800万円増加。

固定資産が4億1,800万円で、9,900万円の増加。負債合計は38億2,700万円ということで、こちらも4億1,200万円の増加。

流動負債33億2,300万円で、2億3,100万円の増加。固定負債が5億400万円ということで、1億8,000万円の増加。

純資産合計は25億900万円でございます。前年対比で1億2,600万円の増加となっております。

負債および純資産の合計は63億3,700万円ということで、増減は5億3,800万円となっております。

自己資本比率は結果として、38.2パーセントということで、前年よりも少し自己資本比率は下がったというところでございます。

キャッシュ・フロー計算書

続きまして、キャッシュ・フロー計算書でございます。

だいぶ大きく今年は動いたかなというところでございますが、営業活動によるキャッシュ・フローについてはマイナスの6,900万円で、前年対比で増減額1億4,800万円の減と。

投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス1億3,500万円と、7,500万円の減。財務活動によるキャッシュ・フローは3億9,000万円で、前年対比で8億2,500万円増。

現金および現金同等物増減額が1億8,500万円で、6億100万円の増。

現金および現金同等物期末残高は18億2,800万円で、前年対比で4,400万円の増という着地でございます。

2017年12月期 連結業績予想

続きまして、今年度、最終的な連結業績の予想の数字を出させていただいております。

売上高につきましては、上期が115億円でございましたが、通期においては220億円の着地であろうかと予測を立てております。

また、営業利益でございますが、通期で3億2,000万円。経常利益は通期で3億1,500万円。

また、親会社に帰属する四半期純利益につきましては、1億8,900万円と、このような数値を予測数値として出させていただいております。

上期に2回上方修正はさせていただいておりますが、下期の数値については据え置きをいたしております。