決算ハイライト

前多俊宏氏:エムティーアイの前多です。本日はお忙しいところ、お集まりいただきまして、ありがとうございます。

それでは早速ですが、第3四半期の決算状況について説明を開始させていただきたいと思います。

まず最初に全体像ですけれども、3Qの実績は売上高230億円で、前期よりも18億円少なくなっております。営業利益も11億円少なくなっておりまして32億円。

それからスマートフォンの有料会員数は543万人となっております。一方でAPRUは前年同期比と比べると、大幅にアップして23.5円アップとなっております。

連結PL

前年との対比で販管費は次のページにありますが、純利益は子会社化したビデオマーケットののれん代の償却等で、前期と比較すると15億円近く少なくなっております。

連結販管費内訳

販管費は広告宣伝費15億円と前期よりも少ないですが、人件費、外注費、減価償却など、ソフトウェアの開発にともなう販管費が、大幅に増加しております。おそらくこういった傾向は、あと1年ほど続くかなと考えております。

事業の概況①

スマートフォンの会員数は、若干減っておりまして、543万人となっております。全体のトータルの会員数においても674万人で、前期末から比べると、減少しております。

事業の概況②

一方で顧客単価はかなりアップしていまして、これまで年10円ペースぐらいで上がってきていたわけなんですけれども、この1年間では23.5円と大幅アップになっております。

これはとくに、メインのコンテンツである「music.jp」の高額課金でのユーザーが増えていることが、いちばん牽引となっております。

通期予想に対する進捗

ということで全体としては、今期の計画については、概ね進捗は計画どおりという進み方です。

若干売上がビハインドしておりますが、これはやはり会員数の減少によるものでもありますが、営業利益はむしろ広告費の減少分によるプラスで、進捗よりは少し上回っております。

といったところが、第3四半期の総括になります。