連結 1Q 業績ハイライト

両角寛文氏:本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。2018年3月期第1四半期の決算につきまして、ご説明をさせていただきます。

まず、第1四半期の業績ハイライトについてご説明をいたします。売上高は1兆1,987億円、通期目標に対する進捗率は24.2パーセント。

営業利益は2,814億円、進捗率29.6パーセント。

EBITDAは4,245億円、進捗率27.7パーセントとなっており、今期の目標に向けまして順調に進捗をしております。

連結 1Q 営業利益 増減要因

第1四半期の営業利益の増減要因でございます。資料左側の前期第1四半期の実績と、右側の今期第1四半期の実績との差分でございます、63億円の増益につきまして、左から順にご説明をいたします。

まず、モバイル通信料収入は、プラス58億円となりました。付加価値ARPA収入もプラス62億円の増収でございます。さらに、ビジネスセグメントのプラス23億円の増益。以上が主な増益要因でございます。

一方、その他マイナス80億円には、来期以降の成長に向けた施策といたしまして、戦略コストの約50億円が含まれております。

国内通信 モバイル ID数 / モバイル通信料収入

国内通信事業の状況につきまして、ご説明をいたします。

まず、資料の左側のau契約者数とMVNO契約数の合計であるモバイルID数。6月末で2,603万台、2,603万契約となりました。前年同期比で、プラス1.1パーセントの成長となりました。

そして資料の右側のモバイル通信料収入も、前年同期比でプラス1.3パーセント。また、au通信ARPA収入におきましても、前年同期比で増収を確保しております。MVNOを含めた、グループ全体でのID数拡大によりまして、モバイル通信料収入は安定的に成長をしております。

国内通信 au通信ARPA 順調に成長

au契約者ベースのau通信ARPAは、第1四半期におきまして、前年同期比プラス2.8パーセントの5,970円となり、引き続き安定的に成長しております。

国内通信 大容量データニーズ

au通信ARPAの成長の背景にございます、大容量データニーズについてご説明をいたします。資料の左側、月間のデータ利用量の平均は、本年6月には4ギガバイトを超えており、前年同期比ではプラス18パーセント成長しております。

これにともない、資料の右側の、20/30ギガバイト以上の大容量プランにご契約されるお客さまの数も、順調に増加をしております。今後は映像コンテンツなど、大容量データサービスの需要拡大を受け、さらなるデータ利用の拡大をめざしてまいります。

国内通信 au STAR

au STARでございます。お客さま体験価値の向上により、リテンション強化に取り組んでおります。資料の左側をご覧ください。7月から、毎月お得な特典をご用意する「三太郎の日」を開始いたしました。7月は、マクドナルドのダブルチーズバーガー。今月8月は、ミスタードーナツの商品をプレゼントいたします。そして、資料の右側のau STAR会員数は、順調に増加しておりまして、7月に1,000万会員を突破いたしました。

国内通信 新料金プラン

7月に新料金プランの提供を開始いたしました。まず、資料の左側から。auピタットプランは、ご利用データ量に合わせてムダがないように、5段階の定額料金が自動的に適用される料金プランとなっております。

真ん中、auフラットプランは、大容量データ通信を毎月お得にご利用いただける料金プランでございます。

そして右側の、アップグレードプログラムEXは、auピタットプラン・auフラットプランにご加入いただいたお客さま向けに、最新のauスマートフォンがお求めやすくなるプログラムでございます。

国内通信 新料金プラン(提供開始後)

新料金プランの開始後の状況につきまして、触れさせていただきます。お客さまに大変ご好評をいただきまして、受付開始半月で新料金プランの契約者数は、45万人を突破いたしました。左側(の円グラフにあるように)、端末をご購入いただいたお客さまの83パーセントに、新料金プランをご選択いただいております。

また右側(の円グラフにあるように)、割賦契約のお客さまの84パーセントに、アップグレードプログラムEXへご加入いただきました。大変好調なスタートとなっております。引き続き、auのお客さまに長期にご利用いただけるよう、新料金プランを推進してまいります。

ライフデザイン au経済圏流通総額 / 付加価値ARPA

ここからは、ライフデザイン事業についてご説明をいたします。

まず、資料の左側、au経済圏流通総額は、第1四半期におきまして前年同期比で1.5倍の4,060億円となりました。通期目標1.7兆円に向けて、順調な進捗となっております。また、資料の右側、付加価値ARPAは、第1四半期におきまして前年同期比プラス19.1パーセントの、560円となりました。

ライフデザイン auスマートパス

主な成長ドライバーにつきまして、ご説明をいたします。従来のauスマートパスに加えまして、本年1月より、auスマートパスプレミアムの提供を開始いたしました。現在、月額情報料がお得になるキャンペーンを実施しております。

auスマートパスとauスマートパスプレミアムの合計会員数は順調に増加いたしまして、(2017年)6月末で1,529万会員となりました。そのうち、auスマートパスプレミアムは、(同年)7月に150万会員を突破いたしております。

ライフデザイン auWALLET

auWALLETにつきまして、ご説明します。まず、資料の左側、プリペイドカード・クレジットカード合計の有効発行枚数は、(2017年)6月末に2,130万枚となりました。順調に増加しております。資料の右側、従来のクレジットカードに加えまして、7月4日にはプリペイドカードのApple Pay対応を開始いたしました。今後も、お客さまの利便性の向上をめざしてまいります。

ライフデザイン Wowma!

コマース事業におけるショッピングモールWowma!について、ご説明いたします。本年3月より、出店店舗さま向けに入会金、月会費が1年間0円となるキャンペーンを実施し、店舗数は前年同期比で1.8倍に増加をいたしました。また流通額も前年同期比で2.8倍と、大きく伸長しております。

ライフデザイン auでんき

昨年4月にスタートしたauでんきにつきましては、契約数が順調に増加しております。(2017年)6月からは停電情報の配信を開始するなど、スマートフォンアプリとの連携を推進し、お客さまの利便性を向上しております。

グローバル ミャンマー通信事業

こちらはグローバル事業における、ミャンマー通信事業についてのご説明です。資料の左側、総契約数につきましては、2014年7月の共同事業契約締結時から、3年間で4倍の約2,400万となりました。

新たに1.8ギガヘルツ帯の免許を取得いたしまして、(2017年)5月末より、(マンダレー・ネピドー・ヤンゴンの)三大都市でLTEサービスを開始いたしました。9月末までに、30を超える都市で拡大する予定でございます。

また、ミャンマー初となります、4x4MIMOの技術の導入によりまして、最大150メガbpsの通信速度を実現しております。今後も引き続き、事業を推進してまいります。

まとめ

最後のまとめとなります。

まず1点目、第1四半期の連結業績は、通期目標に向けまして順調な進捗となっております。また、来期以降の成長に向けた施策も実施いたしました。

2点目、事業戦略におきましては、国内通信事業は安定的に成長を続けております。さらに、ライフデザイン事業は、au経済圏の拡大に向けた各種施策を推進いたしました。また、ミャンマー通信事業はLTEを本格展開いたしました。中期目標の達成に向けまして、国内外の事業戦略を着実に推進しております。

以上で、第1四半期の決算説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。