四半期連結損益計算書

吉田謙次氏(以下、吉田):2017年3月期第3四半期の実績についてご説明させていただきます。お手元の補足資料1ページ左側上段の四半期連結損益計算書をご覧ください。

当四半期は、前年同期と比較して、売上高は61億円、1.7パーセント増の3,605億円。

営業利益は、ほぼ前年同期並みの921億円。

経常利益は1億円0.2パーセント減の935億円。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、20億円3.2パーセント増の653億円となりました。

売上高

セグメント別の売上高とその増減要因をご説明いたします。

資料右側上段のA.売上高の表、(1)売上高の状況をご覧ください。①テーマパークの売上高は、ゲスト1人当たり売上高が増加したことから、前年同期比47億円1.6パーセント増の2,976億円となりました。

入園者数およびゲスト1人当たり売上高については、1つ下の表、(2)テーマパーク関連情報をご覧ください。

入園者数は上半期の悪天候に加え、東京ディズニーシーでヴィランズをテーマとしたディズニーハロウィンが2年目となったことなどにより、前年同期を若干下回りました。ゲスト1人当たり売上高は、2016年4月1日に実施した、チケット価格改定および東京ディズニーシー15周年関連商品の好調により前年同期を上回りました。

(1)売上高の状況に戻りまして、②ホテル事業の売上高は東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの客室稼働率と平均客室単価が増加したことなどから、前年同期比17億円3.7パーセント増の499億円となりました。

なお、各ホテルの客室稼働率・平均客室単価の前年同期差異につきましては、資料右側中段の(3)ホテル関連情報に記載しております。

(1)売上高の状況に戻りまして、③その他の事業の売上高は前年度売却したアール・シージャパン事業の売上高が減少したことなどから、前年同期比4億円3.0パーセント減の130億円となりました。

営業利益

続きまして、セグメント別の営業利益とその増減要因についてご説明いたします。

資料右側の中段B.営業利益の表をご覧ください。④テーマパーク事業は、売上高の増加および商品・飲食原価率が為替の影響により減少したものの、人事制度改正に伴う人件費、減価償却費、東京ディズニーシー15周年関連費用が増加したことなどから、前年同期比3億円減の779億円となりました。

⑤ホテル事業は、東京ディズニーセレブレーションホテルの開業費用などが増加したものの、売上高が増加しとことなどにより、前年同期比ほぼ同様の119億円となりました。

⑥その他の事業は、イクスピアリ事業の諸経費、減価償却費が減少したことなどから、前年同期比2億円増の20億円となりました。

参考

次に資料左側下段の、参考第3四半期業績の推移をご覧ください。

左側のグラフは棒グラフが売上高、折れ線グラフが営業利益率を示しています。右側のグラフは四半期別の営業利益の推移を示しています。

当第3四半期の売上高は、東京ディズニーリゾート30周年イベントを開催した2013年度に次ぐ実績となり、各利益とも引き続き高いレベルで推移しております。

総括

それでは総括をさせていただきます。資料右側下段の総括をご覧ください。

当四半期実績を前年同期と比較しますと、売上高は上回ったものの、営業利益はほぼ前年並となりました。売上高については、入園者数は減少したものの、チケット価格改定や東京ディズニーシー15周年関連商品の好調などにより、ゲスト1人当たり売上高が増加し増収となりました。

営業利益については、テーマパーク事業の増収や商品・飲食原価率の減少があったものの、人事制度改正に伴う人件費の増加、減価償却費の増加および東京ディズニーシー15周年関連費用の増加などにより、ほぼ前年並となりました。

続きまして、四半期ごとの数字は開示しておりませんが、当四半期実績を業績予想と比較しますと売上高は下回ったものの、営業利益は予想を上回りました。

売上高については、ゲスト1人当たり売上高がほぼ予想通りだったものの、入園者数が若干下回ったことなどにより、予想を下回りました。

営業利益については、売上高が減少したものの、テーマパーク事業の諸経費が減少したことなどにより、業績予想を上回りました。

最後に通期の業績予想に関してですが、当四半期はご説明した通り推移したものの、足元の状況を踏まえ現時点では業績予想を据え置くこととします。

私からの説明は以上になります。ありがとうございました。