ログミー IR Meet 2026春 第2部
オプロ、AIエージェント時代を見据えSoR領域を強化 2026年11月期は増収増益を計画
会社概要

里見一典氏(以下、里見):本日は、私どものIRセミナーにご参加いただき、ありがとうございます。株式会社オプロ代表取締役社長の里見です。本日はよろしくお願いします。
当社の概要を簡単にご説明します。当社は1997年4月に設立されました。社員数は2025年11月末時点で119名です。主に法人向けのクラウドサービスを提供しています。
マネジメント体制

里見:マネジメント体制についてです。当社は、社内役員4名、社外役員4名のガバナンス体制を敷いています。本日は、常勤役員の安川も同席していますので、よろしくお願いします。
経営方針

里見:当社の経営理念は「謙虚・誠実・進取」です。Missionには「make IT simple」、ITをシンプルでスマートにすることを掲げています。当社はソフトウェアのサービスを提供しており、それに対するポリシーとして「Less is More」、無駄をなくせばより良いものになるという考えのもと、お客さまに提供しています。
収益モデル

里見:我々の収益モデルについてご説明します。基本的にクラウドサービスにおけるサブスクリプションビジネスを基盤としており、売上は主にストック型モデルとフロー型モデルの2種類で構成されています。
売上の8割はストック型モデルが占めており、主にサービスのライセンス料の積み上げがこれに該当します。毎月積み上がるため、前半よりも後半のほうが進捗率が良くなる傾向があります。
また、フロー型モデルについてですが、当社のサービスをお客さまに提供する際には、導入時のインプリメンテーションやコンサルティングが伴うことがあります。このような売上がフロー型モデルとして計上されます。
クラウドサービス

里見:我々のクラウドサービスについて簡単にご説明します。スライド右側がデータオプティマイズソリューションと呼ばれるものです。簡単に言うと、帳票形式のインプットおよびアウトプットのソリューションです。特に、金融や公共向けのサービスとして提供しています。
スライド左側がセールスマネジメントソリューションで、簡単に言うと販売管理です。特に特徴的なのは、サブスクリプションビジネスに強い販売管理のソリューションとなっています。
主要顧客

里見:現在、当社のサービスは1,500社以上のお客さまにご利用いただいています。その一部のお客さまをご紹介します。
帳票出力サービス「帳票DX」

里見:「帳票DX」サービスについてです。こちらは、帳票をアウトプットするソリューションです。仕事で使用するすべての書類が帳票と呼ばれます。これをDX化するのが、私たちの提供するサービスです。
導入事例

里見:日本郵政コーポレートサービスさまの事例です。日本郵政グループにおける総務や人事関連の書類を一括で取り扱うサービスを提供していますが、ここで私どものサービス「帳票DX」が採用されています。
ポイントは大規模なアクセス対応です。日本郵政グループ全体で40万人の社員がいらっしゃいます。40万人の給与明細を同時に処理する際、当社のサービスは停止しないという点が非常に優れているサービスとして評価され、ご導入いただきました。
採用事例

里見:セブン・ペイメントサービスさまの事例です。ATMサービスで、セブン‐イレブンのATMを管轄し、さまざまな銀行やQR決済との連携を図っています。現在では、すべての銀行を超えて最も多い端末数を持つATMかと思います。
いまだに契約関係の書類は手作業で行われていますが、これを電子化し、自動化したのが当社のソリューションです。このソリューションは金融向けであるため、停止しないサービスを提供することが最も重要なポイントとなります。
金融/行政機関向け電子申請サービス「カミレス」

里見:「カミレス」についてです。これは、帳票形式のインプットをするソリューションです。
単なるインプットソリューションではなく、基本的にはデータをレコードし、データがどのように変更されてきたかといった履歴を残すことができます。加えて、承認ワークフローで最終的な結果をすべて保存するなど、一気通貫で管理・対応できるのが、「カミレス」というサービスです。
導入事例

里見:埼玉県庁さまの事例です。どのようなかたちでご利用いただいているかをご説明します。
公共向け利用イメージ

里見:基本的に、ほとんどの公共部門では紙の帳票が多数存在します。紙の申請書をコンピューターに取り込み、自動的にフォームを作成するのが「カミレス」のソリューションです。
現場では、職員が自分でフォームを作成できます。ただし、裏方のワークフローや管理については、コンサルティングやインプリメンテーションが必要です。しかし、職員自身がフォームを作成できる点が非常に大きなポイントとなります。
書類をフォーム化するという点について、従来はSI企業が多大な費用をかけて対応していたため、多数の申請書を電子化するのが困難でした。これを「カミレス」でほとんどの書類を電子化し、その作成を職員が行うというソリューションとなります。
作成されたフォームや成果物はすべて一括管理され、マイナンバーとの連携も可能です。さらに、さまざまな端末に対応しており、市民のみなさまが簡単に利用できる仕組みとなっています。
採用事例

里見:これを活用した事例として、「学童保育オンライン申請システム」を大田区さまにご採用いただきました。従来はSI会社やパートナーと協力して導入していましたが、今回、大田区さまには当社が直接落札いたしました。
当社の新しいコンサルティングサービスを立ち上げた結果、それがしっかりと活かされた事例となっています。
導入事例

里見:金融系の導入事例です。SMBC信託銀行さまにも「カミレス」を導入いただいています。特に、これから金融系ではマイナンバーが一般に公開されると言われています。それに伴い、「カミレス」の仕組みをさらに強く導入していただけるようになっていくと思います。
導入事例

里見:もう1つの導入事例は、かんぽ生命保険さまです。当社は、JPグループさまに非常にご愛顧いただいております。かんぽ生命保険さまでも「カミレス」のソリューションがしっかりと導入されています。
特に3ヶ月間で立ち上げたにもかかわらず、保険金の支払いにおいては5点中4.7点とお客さまからの高評価をいただきました。さらに横展開を進めています。
セールスマネジメントソリューション

里見:セールスマネジメントソリューションと販売管理についてです。基本的に我々のソフトウェアサービスのような無形商材のサブスクリプション管理・販売管理に関しては「ソアスク」、物のサブスクリプションや物の販売管理については「モノスク」になります。
導入事例

里見:「モノスク」の導入事例についてです。非常に大きなお客さまとして、MTGさまにご採用いただいています。
MTGさまは「SIXPAD」という筋肉を鍛える機械や、「ReFa」というシャワーヘッドの法人版をサブスクで提供しています。まだまだ、ビジネスを横展開されており、IDが次々と増加している事例です。
採用事例

里見:昨年は、ユーキャンさまにもご採用いただきました。物がないため、「ソアスク」を採用いただきました。
導入事例

里見:おもしろい事例として、LayerXさまです。LayerXさまはIPOはまだ実現していませんが、日本を代表するユニコーン企業です。今年は300名を採用する計画で、実際に順調に進んでおり、IDも増え続けています。
2025年11月期 通期 実績

里見:当社の数字についてです。2025年11月期の売上高は25億5,200万円を達成し、前年比21.3パーセント増となりました。なお、昨年度は第3四半期に計画を上方修正しています。上方修正後、最終的には100.9パーセントまでさらに伸びました。
当期純利益は2億4,100万円で、昨年比の増減率は59.9パーセントとなりました。計画修正後も122.1パーセントを達成しました。
主要KPI

里見:当社の主要なKPIについて説明します。当社はサブスクリプション型ビジネスを展開しており、その中でもARR(年間経常収益)を非常に重要視しています。ARRは21億7,000万円で、前年比15.1パーセントの成長となっています。
2025年11月末時点での契約者数は1,546社、ARPU(1社当たりの平均ARR)は140万円、月次解約率は0.35パーセント、従業員数は119名です。
2025年11月期 通期 実績

里見:貸借対照表についてです。流動資産について、昨年は金銭信託投資を行ったため現金が減少しましたが、現預金は3億1,000万円に増加しています。
固定資産について、6,700万円の増加がありました。現在、当社はAIへの投資を積極的に行い、製品開発を進めており、それが着実に積み上がっている結果として、固定資産が増加しています。
流動負債についてです。当社の流動負債の半分以上が契約負債となっています。契約負債は、お客さまから1年分の費用をいただくことによって発生します。そのため、契約が増えるほど契約負債も増加します。
このことから、契約負債が増えているということは、ビジネスが順調に進んでいることを示しています。毎月按分され、その一部が毎月少しずつ売上に反映されていくという状況です。その結果、自己資本比率が47.6パーセントとなり、昨年よりも若干伸びました。
2026年11月期 通期 業績見通し

里見:2026年11月期の目標についてです。我々は売上高を32億2,600万円、前年比26.4パーセント増と見込んでいます。当期利益は3億400万円、前年比26.2パーセント増を目標にしています。
私たちは目標を達成するにあたり、エンタープライズのお客さま、とりわけ公共系を重点的に狙っています。
トピックス

里見:公共系の大型案件には、ISMAPという資格が必要です。2025年12月、「カミレス」と「帳票DX」がリスティングされました。この資格を基に、特に中央省庁の案件に対して、当社のソリューションをしっかりと拡大していきたいと考えています。
特に、大手コンサルティングパートナーであるアクセンチュアやデロイト トーマツなどと協力し、中央省庁の案件に対して拡大していきたいと考えています。
以上が、当社のビジネス概要です。
質疑応答:SaaS企業の株価下落とAI Agentの影響について

Ken氏(以下、Ken):株価についておうかがいします。「SaaSの死」について、御社の株価が2,500円から現在の1,400円程度まで下落している状況を見て、他の企業でも同様の下落が多いように思います。
その点についてどのように捉えているか、SaaS企業におけるご意見も
新着ログ
「情報・通信業」のログ


