目次

藤原克治氏(以下、藤原):株式会社テイツー代表取締役社長の藤原です。本日はよろしくお願いします。

スライドの目次に従ってご説明します。

本決算説明会のポイント

本決算説明会のポイントです。前期から続く中古トレカ市場評価額の低迷を受け、営業施策の変更を行いました。

中間決算期において低粗利商品・低回転商品を一掃し、利益率改善に向けた環境整備を実施していましたが、第3四半期において中古トレカの売上が低調に推移しました。そのため、通期予想の下方修正を実施します。

2025年2月期 第3四半期 の連結業績サマリ

第3四半期の決算の概要です。連結売上高は、前年同期水準を維持しています。

営業利益及び経常利益は、中古トレカの粗利益の低下や、出店等の投資や諸費用の高騰による販管費の増加により、前年同期を下回りました。

四半期ごとの売上高の推移

四半期ごとの売上高の推移です。第3四半期の売上高は、新品トレカ、中古ゲーム、新中ホビーが好調に推移し、前年同期を上回る結果となりました。

商材別売上高構成比

商材別売上高構成比です。前年と比較すると、新品トレカの好調と中古トレカの不調から、新品の売上高構成比が若干上昇しています。

前四半期比では、商材別売上高構成比に大きな変動はありませんでした。

主要セグメントの売上高の動向

主要セグメントの売上高の動向です。各商材の動向に大きな変化はなく、新品トレカ・ホビーは好調に推移しています。古本・ゲームは予定どおりに推移しました。

中古トレカについては、一部カード銘柄の相場変動が利益面に影響しましたが、第4四半期に入り、回復の兆しが見られることから、今後もトレカ商材は堅調に推移すると予測しています。

12月からの第4四半期に入り、中古トレカが利益面で業績に大きく寄与する流れとなっていますが、第3四半期までは非常に静かな売上推移であったことから、今回の下方修正に影響を及ぼしています。

四半期ごとの営業利益・同利益率の推移

四半期ごとの営業利益の推移です。新規出店に伴う投資や諸費用高騰による販管費増加により、営業利益、営業利益率ともに前年同期を下回る結果となりました。

連結損益計算書

連結損益計算書です。売上総利益率は、中古トレカの相場下落による影響で、前年同期比で低下しました。

一方、出店等の投資や人件費、キャッシュレス決済、諸費用高騰等による影響で販管費が増加したため、販管費率は前年同期比で上昇しました。

連結貸借対照表

連結貸借対照表です。固定資産の増加は、主に新規出店と、山徳社の新社屋建設並びにTORICO社の株式取得によるものです。

また、柔軟な運転資金調達のため、長期借入金と比較して短期借入金の残高が増加しています。

2025年2月期の連結業績予想

連結業績予想です。連結売上高については、中古トレカ市況が低迷した影響があったものの、新規出店による底上げにより、トレカ及びホビー商材等の売上高が好調に推移したことから、前年同期と同水準を見込んでいます。

連結営業利益及び連結経常利益については、中古トレカの価格下落による影響と、新規出店に伴う投資や諸費用の高騰に伴う販管費率の増加等により、大幅に修正しています。

当期純利益については、会計上の見積り等の要因により変動する可能性があることから、現時点では未定とします。

2025年2月期連結業績予想と中長期目標数値

足元では当期に連結業績予想がくぼみましたが、将来目標に向かって引き続きがんばっていきたいと思っています。

2025年2月期連結業績予想と中長期目標数値

配当についてです。当社としては、株主還元と財務基盤の強化の両面を総合的に判断し、業績に応じて継続的に配当を行う方針としています。当期の期末予想配当についても、現段階では修正は考えておらず、1株当たり4円の配当を実施していきたいと思っています。

次ページ以降のスライドには、今後の事業取り組みの方針を記載しています。中間期以降、大幅な変更はありませんので、ご説明は割愛します。

私からのご説明は以上です。

質疑応答:トレカの回復戦略と収益安定策について

司会者:「トレカ相場の変動による悪影響が一巡した状況だと聞いていますが、今後の需要回復を見込んだ戦略や再度トレカ市況が悪化した時の収益を安定させる対策について、具体的な考えがあれば教えてください」というご質問です。

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