アジェンダ
宮崎龍己氏:株式会社セラク代表取締役の宮崎です。本日は、お忙しい中、2024年8月期通期決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。
今回は決算説明資料から、重要な部分を抜粋してご説明します。それでは、よろしくお願いします。
本日のご説明内容です。はじめに、2024年8月期の決算について概要をご説明します。次に、2025年8月期の計画と株主還元および成長戦略についてご説明します。
エグゼクティブサマリー
2024年8月期の業績概要です。売上高は222億2,100万円、前期比6.5パーセント増となりました。営業利益は22億7,300万円、前期比16.9パーセント増となりました。
また、2025年8月期の計画として、売上高は前期比10.3パーセント増となる245億円、営業利益は前期比12.1パーセント増となる25億5,000万円を計画しています。
2024年8月期 連結業績
2024年8月期は案件単価の上昇や、エンジニアの高い稼働率により売上が増加しました。また、自社での採用を抑制しビジネスパートナーの活用を拡大したことにより、営業利益も増加しています。
2024年8月期 連結業績(セグメント別)
セグメント別の業績としては、デジタルインテグレーションにおいて、売上・利益が拡大しています。特に、デジタルトランスフォーメーション領域が大きく成長しています。
みどりクラウドは、先行投資を行っています。
機械設計エンジニアリングは、規模拡大に向けた採用・育成投資を行っています。
成⾧戦略の進捗状況
成長ビジョンとして、営業利益40億円を直近の目標としており、達成に向けた取り組みが進んでいます。
ビジネスパートナー活用について、パートナー登録社数が1,023社となり、順調に増加を続けています。
DXシフトとして、利益率の高いクラウドシステム運用・定着事業の拡大に取り組んでおり、デジタルトランスフォーメーション領域のセグメント売上構成比が30.6パーセントとなりました。
また、請負化の推進も堅調に進んでおり、「準委任・請負契約」の割合が46.6パーセントとなりました。
新規事業については、営業活動に注力しました。
みどりクラウド「らくらく出荷」は複数のJAで導入準備が進んでいます。「NewtonX」は、導入企業が毎月増加しています。
2025年8月期 連結業績計画
続いて、2025年8月期の計画です。売上高は前期比10.3パーセント増となる245億円、営業利益は12.1パーセント増となる25億5,000万円を計画しています。
これにより、直近5年間の売上高年平均成長率が12.2パーセント、営業利益年平均成長率は17.6パーセントとなります。
配当金および投資家との対話状況
2025年8月期の配当は13.2円を見込んでいます。引き続き、自社株買いなども合わせた株主還元に取り組んでいきます。
自己株式取得・消却の状況
自己株式取得・消却の状況については、記載のとおりです。
市場に対する当社のアプローチ
続いて、中期成長ビジョンをご説明します。IT技術によって、社会課題の解決に貢献すべく、IT人材不足、ITシステムのクラウド移行、農業の生産性向上、生成AIのビジネス活用の4点に取り組んでいきます。
成長可能性が高い領域に早い段階で参入し、独自のポジションを確立することを行っています。
中期成⾧ビジョン
現在、営業利益40億円を最優先の達成目標とし、次に時価総額500億円、売上高500億円を見据えています。
成⾧戦略① IT人材プラットフォームの拡大
成長戦略の1つ目は、自社エンジニアおよびパートナーエンジニアのIT人材プラットフォームの拡大による規模拡大です。
パートナー企業数およびパートナーを含めたエンジニア稼働数の増加を重要指標としています。
引き続き、パートナー社数の拡大および案件でのエンジニア稼働数増に取り組んでいきます。
成⾧戦略② 高付加価値化
成長戦略の2つ目として、クラウドシステム運用・定着支援を中心とするDXシフトをさらに加速させることにより、利益率の高いデジタルトランスフォーメーション案件の比率を高めていくことと、請負化の推進により、案件ごとの収益性を高めていくことに取り組んでいきます。
成⾧戦略③ 新規事業収益化
成長戦略の3つ目に、新規事業の収益化として、「みどりクラウドらくらく出荷」および、生成AIサービス「NewtonX」に取り組んでいきます。
両サービスとも今期も引き続き導入拡大のための先行投資フェーズとして営業体制を拡大し、来期以降の収益化を見据えた活動を行っていきます。
ご説明は以上となります。会社概要や細かい事業内容などは決算説明資料のappendixに記載していますので、詳細についてはそちらをご確認いただければと思います。
ありがとうございました。