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小松克已氏(以下、小松):本日はご多忙のところ、決算説明会にご参加いただき誠にありがとうございます。ただいまから2022年9月期通期決算を説明させていただきます。まず、当社の会社概要ならびに当社の強みをご説明し、次に2022年9月期の決算概要及び今後の成長戦略をお話しさせていただきます。

会社概要

当社は1997年10月に設立し、今年で25年になります。創業時より医療機器である家庭用磁気治療器を柱とし、健康関連商品の製造・販売を事業内容としています。

創業の経緯

創業の経緯としては、私の父の病気がきっかけでした。父は長期入院しており、肩・背中・腰の痛みを訴える身体をなんとか楽にしてあげたいと自分で試行錯誤し、磁石入りのサポーターを制作しました。その結果、父が「楽になった」ととても喜んでくれ、このサポーターが当社のタンクトップとウエストベルトの原点になりました。

これを製品化して販売することで、世の中で同じように困っている人の助けになると考え創業しました。社名のコラントッテは、関西弁の「肩、こらんとって」から命名しました。

経営理念

当社の経営理念は「本気の笑顔の実現」です。私は若い時に、人を幸福にする一番身近な方法は本気の笑顔だと確信し、会社の経営理念としました。現在は「今日も、笑顔のそばにいる。」をスローガンとしてプロモーション展開を行っています。宇野昌磨選手を起用したテレビCMをご覧いただいた方も多くいらっしゃると思います。

事業ストラクチャー

事業ストラクチャーです。経営理念を実現するため、事業領域として「健康に関する領域」と「生活不安に関する領域」を設けています。

「健康に関する領域」には、磁気治療器がベースとなる「Colantotte」「Colantotte RESNO」があります。また、2022年4月から新しく女性に特化したブランド「Lierrey(リエリィ)」を立ち上げました。「生活不安に関する領域」にはCSS事業があります。

販売チャネル

当社の販売チャネルは、リテール・ホールセール・ECの3つです。リテールは当社の直営店での販売です。現在、国内に16店舗を運営しており、関東・中部・関西・福岡の主要都市の百貨店やショッピングモールに出店しています。

ホールセールは卸売販売です。主にスポーツ関連の卸売店や量販店、家電量販店、テレビ通販など、幅広い取引先に販売しています。ECは自社サイトでの販売に加え、大手ECサイトでの自社モールや越境ECを展開しています。

Colantotte 製品ラインナップ

当社が製造販売している主な商品の一覧です。ネックレス・ループ・まくら・サポーター・ウエアなど、身体のほぼすべての部位をカバーしており、磁気治療器のアイテム展開数は業界トップとなっています。当社の商品はすべて直接身につけるものですので、素材を厳選し身体に負担がかからないよう工夫しています。

コラントッテ事業/Colantotte 主要製品

当社の商品価格帯です。2万円以上、1万円以上2万円未満、1万円未満と、さまざまな種類を取りそろえており、中でも2万円以上の販売構成比が高いことは、他社と一線を画す高いブランド力や信頼の表れであると認識しています。

コラントッテ事業/Colantotte

コラントッテ事業の主力商品は「Colantotte TAO」というシリーズです。ネックレスは当社の商品の中でもっとも売上構成比が高く、中でも「Colantotte TAO」シリーズは高いデザイン性と効果効能から人気で、ネックレス全体の売上構成比で61.3パーセントを占めています。

コラントッテ事業/Colantotte RESNO

「Colantotte RESNO」は磁気治療器にこだわらない幅広い製品のプラットフォームです。健康における3大要素である「運動」「休養」「栄養」をトータルに考え、日々のセルフケア習慣をサポートする製品ラインナップを展開しています。

主力商品としては、新たな機能と付加価値をもったマグケアシャツやソックス、健康維持に欠かせない栄養補給成分にこだわったサプリメントがあります。

コラントッテ事業/Lierrey

2022年4月より、女性に特化したブランド「Lierrey」の販売を開始しました。当社商品は男女どちらでもご利用いただけるデザインですが、テレビやインターネットで男性スポーツ選手の着用がよく見られるため、男性向けの商品だと思っている女性もいました。しかし、首が細い女性の方が肩こりを感じているというデータがあり、女性向けの商品はより大きな潜在市場を持っていると考えています。

そこで、新たなブランド「Lierrey」では、おしゃれも効果もあきらめたくないという女性のニーズに応えるべく、デザイン性や品質にこだわった商品を展開しています。日常のさまざまなシーンで女性が身につけやすいデザインとなっています。

CSS事業

生活不安に対する領域であるCSS事業についてです。CSSは「Colantotte Safety System」の頭文字で、2017年1月にサービスを開始しました。出先で緊急の医療行為が必要になった時や災害などの時に、ご家族とより確実な連絡をとれるシステムとして緊急時連絡サービスを提供しています。

最大5件の連絡先を登録することが可能で、家族や勤務先などに連絡ができます。また、コールセンターを通じて24時365日家族に連絡がとれる仕組みで、個人情報の漏洩防止の観点からも他にはないサービスだと考えています。

2016年1月に日本、2018年6月にアメリカでシステム特許を取得しています。

「見せる&魅せる」磁気治療器の新たな市場を創造

当社の強みをご説明します。当社の最大の強み・特徴はこれまで培ってきたブランド力で、それを活用して「見せる&魅せる」磁気治療器という新たな市場を創造してきたことだと考えます。

従来の磁気治療器や筋肉痛を緩和するための湿布薬などは、その形状や臭いなどから、隠す・目立たせないことを前提とした製品がほとんどでした。それに対し、当社は高いデザイン性と医療機器認証に基づき、独自の特徴があり付加価値の高い「見せる&魅せる」磁気治療器という新たな分野を切り開き、他社商品とは一線を画してきました。

医療機器としてのエビデンス①独自の技術

当社の磁気治療器について3つの要素をご説明します。1つ目は、医療機器としての認証を取得しており、効果効能が認められていることです。

当社の商品は、N極・S極の交互配列を行うことにより、磁力が点ではなく面での効果を発揮し、磁力がより強く広範囲に広がる特徴があります。こちらは「NS FORCE」として、当社が日本・アメリカ・EUで特許を取得しています。

N極・S極の交互配列によって磁力がどのように変わるかを説明した動画をご覧いただきたいと思います。

医療機器としてのエビデンス②医療機器としての認証・特許

日本だけでなく韓国・EUでも医療機器としての認証を取得しており、海外でも認められています。日本では「ISO 13485」という医療機器の品質マネジメントシステムの国際規格を取得しており、厳格なルールに基づいて販売しています。

デザイン性にこだわった商品

2つ目は、他社にない豊富なデザインやカラーをそろえていることです。また、熟練職人によるこだわりを持った高付加価値商品もラインナップしています。

性別や年齢にかかわらず着用していただけるように工夫しているため、日常生活で常に身につけることができます。磁気治療器であることを意識させない高いファッション性は多くの方から高い評価をいただいています。

多彩な競技 契約アスリート

3つ目は、多くの競技で活躍しているアスリートの支持があることです。先ほどご説明した医療機器としての確かな効果効能や優れたデザイン性は多くのアスリートに信頼され、ご愛用いただいています。

スライドにあるのは、当社の製品を多く使用し、かつPRに積極的に協力していただいている契約アスリートの一例です。現在、合計60以上の選手・団体と契約を交わしており、選手たちの活躍を応援しています。また、選手から当社との契約を希望されることも多く、本当にありがたいと思っています。

スペシャル動画

2022年に箱根駅伝で優勝した青山学院大学の長距離選手たち、及び、つい先日新規で契約したバレーボール日本代表の石川祐希選手の動画をご覧いただきたいと思います。

実際に選手たちにお会いし、素晴らしい人たちで我々も感動しています。

主要業績項目(前年比)

井阪義昭氏(以下、井阪):2022年9月期は前期に引き続き大幅な増収・増益となりました。売上高は前年同期比24.3パーセント増の46億6,300万円、営業利益は前年同期比47.2パーセントの増の9億5,100万円、経常利益は前年同期比51.9パーセント増の9億5,500万円、純利益は前年同期比45.2パーセント増の6億1,000万円です。

全利益項目で約5割の大幅な増益となっており、営業利益・経常利益はともに20パーセント超の高い利益率を達成しました。

各部門の売上高状況(前年比)

各部門の売上状況です。ホールセール部門は、スポーツ量販業態及びインターネットやテレビ・ラジオなどの通販業態との取引が好調に推移し、売上高は前年同期比15パーセント増の32億8,300万円となりました。

リテール部門は、コロナ禍における規制が緩和され、テレビCMや北京オリンピックでの当社契約選手の活躍などもあり、来店客数が増加し堅調に推移しました。結果として、売上高は前年同期比21.4パーセント増の3億7,100万円となりました。

イーコマース部門は、テレビCMや北京オリンピックによる効果、SNSなどのマーケティング活動を強化したことで認知度が高まり、国内ECは自社サイトやECモールの「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」の自社店舗が大幅に伸長しました。越境ECは、中国の「Tmallグローバル」に加え、今期より「JDワールドワイド」にも出店しました。

結果として、売上高は前年同期比70.8パーセント増の10億800万円と大幅な増収となりました。さらに、売上高全体に対するイーコマース部門の構成比は20パーセントを超える結果となっています。

売上高、利益とも過去最高を更新、5期連続の増益に

売上高及び営業利益の過去5年間の推移です。コロナ禍でも順調に業績を伸ばしてきており、5年前と比較すると売上高は約2倍、営業利益は約4倍に増加しています。

売上高営業利益率は5年前に9.8パーセントだったのに対し、2022年9月期は20.4パーセントと大幅に向上しました。要因としては、高価格帯商品の販売が好調だったこと、及びECでの売上構成比がアップしたことが考えられます。

業績ハイライト①

2022年9月期の業績ハイライトです。1つ目に、2021年夏の東京オリンピックに続き、2022年の北京オリンピックにおいて、当社契約選手の宇野昌磨選手、鍵山優真選手の活躍が大きく報道されました。

フィギュアスケート団体戦では銅メダルを、個人戦では宇野昌磨選手が銅メダル、鍵山優真選手が銀メダルを獲得して大きな話題となりました。また、北京オリンピックにあわせて全国ネットでテレビCMを流したことが、認知度の向上につながったと考えています。

業績ハイライト②

2つ目は、2022年4月より女性に特化した新ブランド「Lierrey(リエリィ)」の発売を開始しました。SNSによる販売活動だけでなく、多くの女性雑誌に取り上げていただいたことで、発売当初から好調に推移しました。

販売チャネルは現在、当社自社サイトと直営店となっています。今後も女性が日常的に身につけやすく、身体のケアにつながる商品を展開していきたいと考えています。

業績ハイライト③

3つ目は、ワークマンとのコラボレーションが実現しました。現在「ワークマン」「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」の約850店舗で13アイテムを展開中です。今後も、新たな顧客層の拡大につながる有力企業とのコラボレーションに積極的に取り組んでいきたいと考えています。

業績ハイライト④

4つ目に、2022年6月10日に埼玉県越谷市にある「イオンレイクタウンmori」に新たな直営店をオープンしました。こちらのモールは休日だけでなく平日も賑わっています。こちらの直営店は、当社初の提案型ショップとして、お客さまがそれぞれの生活シーンに合うボディケアアイテムを選べる売り場となっています。

主要業績項目

2023年9月期の業績予想です。2023年度は国内の経済活動の正常化が期待され、インバウンドによる需要の回復も見込まれます。しかし、新型コロナウイルス感染症は完全には収束せず、ロシア・ウクライナ情勢や資源価格の高騰、急激な円安などにより、今後も先行き不透明な状況が続くと考えています。

そのような状況下でも「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」「世界陸上競技選手権大会」の開催が予定されており、スポーツ市場の盛り上がりが予想されます。当社はこの環境を大きなチャンスと捉え、引き続き積極的にマーケティング活動を展開し、認知度の向上に努めていきたいと考えています。

2023年9月期の業績予想については、売上高は前年同期比11.5パーセント増の52億円、営業利益は前年同期比10.4パーセント増の10億5,000万円、経常利益は前年同期比9.9パーセント増の10億5,000万円、純利益は前年同期比11.4パーセント増の6億8,000万円を見込んでいます。また、営業利益・経常利益の利益率は20パーセント以上を確保したいと考えています。

各部門の売上高状況

各部門における売上高の見通しです。ホールセール・リテール・イーコマースのすべての部門において継続的な成長を目指していきます。特にイーコマース部門については、引き続き積極的な投資を行い、越境ECについては販促費・広告宣伝費を戦略的に投下することで、大幅な増収・増益を見込んでいます。

ホールセール部門の売上高は前年同期比7.5パーセント増の35億3,000万円、リテール部門は前年同期比7.3パーセント増の3億9,800万円、イーコマース部門は前年同期比26.1パーセント増の12億7,200万円の見込みです。

売上高、利益とも過去最高を更新、6期連続の過去最高益に

2023年9月期は売上高・営業利益ともに今期を上回り、6期連続の最高益を目指していきます。

成長戦略 基本方針

小松:今後の成長戦略について社内で議論を重ね、5つの基本方針を作成しました。

1つ目は「顧客ニーズに、よりフィットしたブランド・新製品の拡充」、2つ目は「企業&製品に対する認知度&信頼性の向上」、3つ目は「市場の変化に対応したEC販売のさらなる加速」、4つ目は「事業成長を支える生産体制の強化」、5つ目は「さらなる成長につなげるCSS事業の進化」です。

この5つの基本方針を通じて潜在顧客にアプローチを行い、新たな顧客層を獲得していきたいと考えています。

市場環境 当社のターゲット層 市場規模イメージ

当社が想定している主要ターゲット層についてです。

当社の主力製品である磁気治療器は、人々の血行を改善しコリを緩和します。日本国内で肩こり・腰痛などの自覚症状がある方は1,700万人いると推定されています。その中には、当社の商品をお使いいただいている方もいると思いますが、ご利用いただいていない方もたくさんいます。

肩こり・腰痛の自覚症状がある方をターゲットとすることはもちろんですが、今後は、スポーツを日常に取り入れている方々に対する疲労回復・パフォーマンス向上に寄与する商品も積極的に開発し、利用していただきたいと考えています。

「身体のコリ対策」市場の構造

肩や腰の痛み・コリを緩和する手段はたくさんあります。体操やストレッチなどの費用をかけない方法や、マッサージなどのサービスを受ける方法、湿布薬や飲み薬などを服用する方法、健康器具を利用する方法もあります。

家庭用磁気治療器を扱っている当社のカテゴリーは、スライドの右上の「器具を利用する」にあたり、こちらの市場規模は2,200億円と推定されています。

家庭用永久磁石磁気治療器における当社ポジション

家庭用磁気治療器を扱っている他社との違いについて、国内の主な取扱い企業2社と比較してご説明します。A社は、磁気治療器のネックレスが8種類あり、価格は1,980円から15,400円です。B社は、磁気治療器としてネックレスが4種類、テープタイプが18種類あり、価格は400円から3,500円です。

この2社と比較すると、当社の磁気治療器はネックレス・ループ・アパレル・サポーターなどさまざまな種類を取りそろえ、全部で70種類と非常に多くの商品を展開しています。価格についても1,650円から28,600円と、2社と比べて高価格帯の商品を扱っていることが特徴です。

I.顧客ニーズに、よりフィットしたブランド・新製品の拡充

先ほどお伝えした成長戦略の基本方針について詳しくご説明します。1つ目の「顧客ニーズに、よりフィットしたブランド・新製品の拡充」として、顧客ターゲットにより届きやすいブランド展開を推進していきます。

具体的には、今年リリースした女性に特化した商品を展開する「Lierrey」や、スポーツに全力で取り組める身体作りをサポートする「Colantotte SPORTS」といった、よりターゲットに届きやすい商品展開を実施し、手応えを感じつつあります。今後はアクティブシニアやZ世代に向けた商品開発を行っていきます。

次に、新規隣接市場の開拓として、スポーツ時のリカバリーを促進する商品や、すでに商品化しているまくら・リラクゼーションウエアなど、睡眠にフォーカスした商品を開発することで市場拡大に取り組みたいと考えています。

また、今期実施したワークマンとのコラボレーションの実績を活かし、当社の独自技術と医療機器認証という強みをうまく顧客拡大につなげられるよう、協業先の検討を続けていきます。

II.企業&製品に対する認知度&信頼性の向上

成長戦略の2つ目は「企業&製品に対する認知度&信頼性の向上」です。

当社の磁気治療器を利用いただいたお客さまからは、効果を実感しているという声をたくさんいただいています。一方で、まだ利用していない方に磁気治療器の効果効能をお伝えするためにも、エビデンスの発信を強化していくことが重要だと考えています。今後は研究機関や大学と共同で学術的な検証を行いながら、広く発信していきます。

また、昨今のマーケティングにおいてSNSの重要性がますます大きくなっています。SNSは当社商品との親和性が高いと考えているため、影響力のあるインフルエンサーの方々にご協力いただき、マーケティング強化に努めていきます。

多くの競技で活躍している当社契約選手についても、競技オフの間に当社及び取引先でのイベントに積極的に参加してもらい、選手自身のSNSで当社製品を身につけての配信を引き続きお願いしています。

III.市場の変化に対応したEC販売のさらなる加速

成長戦略の3つ目として、市場の変化に対応したEC販売をさらに加速していきます。国内ECについては、自社公式サイト及び「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」での自社モールをさらに充実させ、持続的な成長を続けていきます。

中国における越境ECは、今期は中国国内での新型コロナウイルス感染症によるゼロコロナ政策などの影響や市場環境の変化による投資抑制により、前年比で微増となりました。

今後は「Tmallグローバル」「JDワールドワイド」などにおいて当社製品を積極的にPRすべく、広告宣伝を実施していきたいと考えています。中国で越境ECの実績を積み、将来的には他国での越境ECにも進出していくことを検討していきます。

IV.事業成長を支える生産体制の強化

成長戦略の4つ目として、当社の事業成長を支える生産体制をさらに強化していきます。具体的には、今後の顧客ターゲットを想定し、市場のニーズに対応できる迅速な商品開発及び生産体制の構築が重要だと考えており、そのための人材採用・育成を強化していきます。

また、現在新基幹システムの構築に取り組んでおり、2023年9月期より本格稼働させる予定です。新基幹システムの導入に伴い、生産管理能力を向上し、経営の効率化を実現したいと考えています。

そして、ファブレス経営の要となる外部調達先との連携強化により、ジャストインタイムの納品や品質向上に向けた取り組みを推進していきます。

V.さらなる成長につなげるCSS事業の進化

成長戦略の5つ目として、さらなる成長につなげるため、CSS事業の進化を推進します。CSS事業の特徴とメリットを最大限に活かすため、顧客獲得に向けたビジネスパートナーの拡大とサービスの付加価値向上に取り組み、事業を拡大していきます。

重視する経営指標

当社が重視する経営指標として、売上高成長率と営業利益率を挙げています。当社の現状の事業規模と潜在的市場規模から、売上高については依然高い成長余力があると考えており、企業成長の源泉であるトップラインの継続的な成長を目指していきます。

また、本日お話しした当社の強み・特徴により、製造業としては比較的高い営業利益を実現していますが、今後もさらに企業努力を重ね、引き続き高収益力をキープすることに取り組んでいきます。

株主還元施策

今後の株主還元についてです。将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を目指します。将来的には配当性向30パーセントを目標に検討を続けていきます。

また、今期より株主優待を導入しました。当社ECサイトで利用できる割引クーポン、当社製品を割引で購入できる株主優待カタログ、寄付の3種類から選択できます。同封のアンケートの結果を考慮し、来年に向けて改善しながら継続的に実施していきたいと考えています。

小松氏からご挨拶

本日はお忙しいところ、当社のWeb説明会をご視聴いただきまして本当にありがとうございました。みなさまには、当社の強みや事業戦略についてご理解いただけましたでしょうか。説明資料とあわせて、当社のホームページもご覧いただければと思います。本日は誠にありがとうございました。