2022年4月期第2四半期決算説明

友松功一氏:株式会社フルスピード代表取締役の友松でございます。それでは2022年4月期第2四半期の決算概要につきまして、ご説明いたします。

FY2022.2Q実績

サマリーでございます。今期より新しい収益認識会計基準を適用していることもございまして、単純に比較すると数字がわかりづらいところもございます。そのため、参考値として認識の基準を合わせたかたちの数字で表示させていただき、そちらに基づいて、ご説明してまいりたいと思います。

売上高につきましては76億500万円、営業利益につきましては4億400万円という結果となりました。売上高につきましては微減であり、営業利益につきましては約7パーセントの増加というかたちとなっております。

新型コロナウイルスの影響見込

新型コロナウイルスの影響についてでございます。特に店舗型のお客さまにつきましては、まだ新型コロナウイルスの影響がありまして、広告費をある程度絞って事業運営されていらっしゃるというところもございまして、その影響を受けております。

一方で、ECや金融などの巣ごもり消費に伴う需要は引き続き堅調に進捗しておりまして、広告費も拡大しているという状況でございます。

当社としてもこちらのニーズを確実に捉えまして、事業拡大していくという状況でございます。

FY2022.2Q

計画に対する進捗についてでございます。こちらのスライドでご覧いただいておりますとおり、売上高につきましては約50パーセント、営業利益および経常利益につきましては65パーセント程度の進捗となっております。

営業利益につきましては、新規事業の投資にかかる部分が下期偏重になっているところもございまして、進捗につきましては50パーセントを超えている状況となっております。

売上高の増減分析

売上高の増減分析についてでございます。前年比で、インターネットマーケティング事業につきましては4.4パーセント減の18億500万円、アドテクノロジー事業につきましては2.5パーセント減の66億1,000万円という結果となっております。

営業利益の増減分析

営業利益の増減分析についてでございます。営業利益につきましては、ご覧いただいておりますとおり、特にインターネットマーケティング事業の粗利の改善がございます。

いわゆる代理店事業からコンサルティング事業、あるいは自社サービスの営業に注力いたしまして、事業モデルの転換を図っている最中でございますが、粗利は前期比で約5,000万円の増加となっております。

アドテクノロジー事業につきましても、粗利は前期比で1,700万円増加しておりまして、全体で前期比7.1パーセント増の4億400万円という結果となっております。

財務体質

財務体質についてでございます。こちらは自己資本比率が約60パーセンで、純資産につきましても48億円まで積み上がっている状況でございます。

グループ今期方針

今期の事業方針についてでございます。今期のフルスピードグループの事業方針でございますけれども、スライドにございますとおり、「クリエイターエコノミー」にフォーカスを当てております。

既存の「afb」やSNS支援事業のプラットフォームを活かしまして、クリエイターを支援していくところの事業開発および推進に力を入れてまいりたいと考えております。

市場規模

いわゆる「クリエイターエコノミー市場」と言われるところについてご説明いたします。

グローバルでお話ししますと、スライドのグラフのとおり、推定ではございますが市場規模が約1,000億ドルを超えるという調査も出されております。

国内のインフルエンサーマーケティングに絞った市場におきましても、グラフにございますとおり、今期や来期はもちろん、中長期的にも拡大が見込まれている非常に有望な成長分野とされております。

したがいまして、当社といたしましても、こちらの市場にしっかり乗りまして、事業成長させていくことを今期の方針とさせていただいております。

取り組みの進捗状況

事業の進捗についてご報告させていただきます。繰り返しになりますけれども、今期は「クリエイターエコノミー」の活性化を支援していくところに注力している最中でございます。

5月に「afb」と株式会社BitStarとの共同事業「BitStar Network」をスタートいたしましたが、そちらを皮切りに、親会社のフリービット株式会社との共同事業で、クリエイターを支援する「StandAlone」を展開しております。

また、10月にはNFTの支援事業をされているメディアエクイティ株式会社と資本業務提携いたしました。ブロックチェーンを活用したコンテンツのNFT化によりまして、クリエイターを支援する事業を進めてまいりました。

新規事業

いくつかご紹介いたします。まず、クリエイターのためのプラットフォーム「StandAlone」についてでございます。こちらはフリービット株式会社との共同開発となっておりますけれども、インフルエンサーおよびクリエイターが、自分たちが思うようにプラットフォームをカスタマイズしまして、ご自身を自由に表現し、ファンとのつながりを作っていただくことができます。

例えば「ライブ配信をしたい」「コンテンツを販売したい」「ファンクラブを作りたい」といったニーズに合わせて、当社およびフリービット株式会社が作ったコンポーネントをご自身で自由にうまく組み合わせて、ファンに提供することができるアプリになっております。

新規事業:事例①

実際にクリエイターへの提供をスタートしております。実績といたしましても、芸能関係の方やアーティストの方にご利用いただいている状況でございます。

新規事業:事例②

スライドにございますとおり、芸能人やクリエイターの方が自由にコンポーネントを組み合わせて活用しておりまして、アプリ全体のユーザー数も順調に伸びている状況でございます。

当社といたしましては、今後も新しいクリエイターに使っていただく、もしくは拡張いたしまして、例えばスポーツ関係の方にもアプリを使っていただけるよう事業を推進してまいりたいと考えております。

アドテクノロジー①

クリエイターのためのNFT発行支援サービスの提供についてご説明いたします。以前リリースを出させていただいておりますけれども、メディアエクイティ株式会社との資本業務提携によって実現できているものでございます。

クリエイターが、デジタル上にあるコンテンツや「Twitter」といったSNS上のコンテンツをNFT化いたしまして、NFTの売買を行っていくことにより、収益の面でもクリエイターを支援できると考えております。

アドテクノロジー②

NFTの市場につきましては、この数ヶ月から1年で急拡大している市場でございます。当社といたしましても、市場拡大に合わせてNFTを活用いただくことでクリエイターの収入や収益を支援させていただけると考えております。

以上、2022年4月期第2四半期の決算概要についてご説明させていただきました。どうもありがとうございました。