2019年3月期 第2四半期 ー 連結業績

田尻稲雄氏:おはようございます。

大変厳しい第2四半期になっています。計画どおりではあるのですが、改めて数字を見てみますと、なかなか厳しいなと思っております。そのようなことで、大変な数字なのですが、ご説明させていただきたいと思います。

売上高は、一応実績としては475億円です。計画が465億円でしたから、そのような意味では達成できたことになっています。

営業利益も、一応達成できたことになっています。ただ、経常利益もそうなのですが、前年と比較すると、とてつもなく悪いということになっています。

改めて(減少率を)見ると、あまりにも大きい数字なので、少しびっくりしておりますが……結果としては、一応当初計画で予想したとおりに推移しているということで、ご理解していただければと思います。

2019年3月期 第2四半期 ー セグメント別業績①

そのなかで、医薬品等ネットワークの加盟件数が順調に推移しております。一応この(2018年)9月末は2,900件ぐらいだったのですが、この11月1日で3,272件でした。当初の3月末の計画が3,200件でしたので、半期で計画値にほとんどいってしまったということで、順調に推移しております。そのようなことで、受発注の受取手数料の収入も増加しているということでございます。

調剤薬局事業につきましては、新規出店とM&Aが寄与したのですが、2018年4月の薬価改定及び調剤報酬の改定(の影響)が非常に大きく、減益になったということです。

ほか4事業は、治験会社については売却してしまいましたので、現在としては給食事業における不採算(施設撤退)の部分があって、減収になっております。

あとは、サービス付き高齢者住宅の施設の新設による費用のところが、先行しているということになっております。

2019年3月期 第2四半期 ー セグメント別業績②

(増収減益の要因については)そのような数字で、医薬品等ネットワークとしては(売上高が)第2四半期で18億1,800万円という話ですので、このような数字です。(一方で、営業)利益が10億6,000万円ということで、非常に好調に推移しております。

一方、調剤薬局事業は売上高が440億3,500万円ですが、営業利益は2億200万円にしかいかないという状態になっております。

(先に、8ページを)少し開いていただくと、その利益の幅が見えます。売上的には、当然医薬品ネットワークにつきましては、取扱高ではなく手数料を売上にしているのでこのような数字ですが、そのまま利益にすると、このようなかたちになってしまうと(いうことです)。

2019年3月期 第2四半期 ー 前期比要因

その要因です。次のページ(9ページ)が計画比、これ(8ページ)は前期比ということで、2ページにわたって書かせていただいております。

売上高の(一番下の)ところが今年(2019年3月期第2四半期)で、その差異をマイナスとプラスで書かせていただいているということです。

医薬品ネットワークのところは、増えましたと(いうことです)。

あと、薬局のところは(薬価)改定の影響を受けて、一挙にこのようなかたちでマイナスになったと(いうことです)。(この)なかでプラスになっているところは、M&A、それから新規の開発で増えました。

先ほど申し上げました給食のところは、マイナスです。そのようなことで、この数字になっています。

そして(右側の、営業)利益のところです。これ(一番上)が昨年、これ(一番下)が今年ということで、ずらずらっと(増減要因を記載していますが、薬価)改定の影響を受けたということになっています。医薬品ネットワークのところだけ、伸びたということです。

2019年3月期 第2四半期 ー 計画比要因

それで、計画に対してはどうだったのかといいますと(売上高は、実績が)475億6,000万円、(計画値が)465億円ということです。

計画に対して(売上高は)基本的にはちゃんとしたかたちで刻んでいるのですが、(一方で)この利益のところで見て(おわかりのように)、医薬品ネットワークのところと既存店技術料のところ、それからここ(薬局 仕入価格差異)が薬価(改定)の差益の部分で、計画よりも悪かったという数字です。2億9,400万円ほど悪かったと(いうことです)。

やっぱり、こことここ(薬局の既存店処方箋枚数と仕入価格差異)の2つが、今回の数字に大きく影響していると言えます。

あとから、価格交渉の問題も少し……ご質問も含めて出るんでしょうから、「具体的に、ここの数字を出すか出さないか」というのは社内で少し議論はしたのですが、「はっきり出したほうが、わかりやすいだろう」ということです。

この計画も、基本的にはここの(既存店処方箋枚数の)数字とこの(仕入)価格のところがどうなるかということで、今は(通期業績を、売上高で)955億円、それから営業利益で17億円を予定しておりますが、そこにもある程度影響が出てくることになろうかと思います。あとはこのあたりで、既存店の処方箋枚数も含めて、やっぱりかなり今回は悪かったと(いうことです)。

ただ、当社は北海道に120件ほどのけっこう大きな件数を持っていて、売上的にも200億円を超えているのですが、(2018年)9月の地震の影響があって、けっこうここのところが響いてしまったのかなというところもあります。

反面、10月からの数字は非常によくなっています。今日明日ぐらいに数字は出てくるかと思うのですが、「リバウンド効果があり、すごく好調に推移している」と聞いております。

2019年3月期 第2四半期 ー 連結貸借対照表

貸借対照表です。ほとんど(2018年3月期末と)変わりません。

現預金の84億6,400万円を抜くと、だいたい20.1パーセントぐらいの自己資本比率なのかなと(いうことです)。ここが(2018年3月期末に)102億100万円ありましたから、16.9パーセントという(ことで、2019年3月期第2四半期の17.4パーセントと)、ほとんど変わらないということになっております。

2019年3月期 第2四半期 ー 連結キャッシュ・フロー

キャッシュ・フローです。

前期がよかったおかげで、法人税をたくさん払っているということが今期に影響して、営業活動によるキャッシュ・フローとして出てきております。

あとは、通常どおりの数字です。

医薬品等ネットワーク事業 ー 業績概要

トピックスです。

好調な医薬品等ネットワーク事業は、(2018年)9月末で(加盟店件数が)2,976件でした。あとから数字がまた出てきますが、11月2日現在で、もう(今期)計画の3,200件をオーバーしました。

加盟件数(の純増数)は昨年が739件だったのですが、このままいくと、今年はたぶん1,000件を超えていくだろうという勢いです。ここが急激に大きくなっていくだろうなということです。

(医薬品発注)取扱高は、1,000億円を超えております。

医薬品等ネットワーク事業 ー 加盟店分布図

(医薬品等ネットワーク事業の)加盟店分布図です。

今まで鳥取と徳島がなくて、前回は徳島が埋まって(います、とお伝えした)ということだったのですが、今回は鳥取も埋まりました。あとは高知だけとなっています。

(このページにお示ししているのは、加盟件数合計の)2,976件の内訳です。

全体的に、当社で3,000件を超えるということは、逆算していくと(全国の薬局の)58,000件のうちの3,000件ということですから、約6パーセントぐらいの件数とお取引していると(いうことです)。

エリアによって、県単位でそこの20パーセント。あるいは、その地域の薬剤師会単位でくくっていくと、50パーセントを超えるところが出てきています。

そのようなことで、この(「流通改善8項目」のうち)「(効果的な)サプライチェーンマネジメントの確立」のなかで、基本的に何ができるのかと考えております。

医薬品等ネットワーク事業 ー 流通改善の取組み

私どもは「流通改善」ということを取り上げて、この医薬品等ネットワーク事業を進めてきています。その取り組みのなかで、厚労省が言っている「流通改善」と私どもの言っている「流通改善」は、少し違うのですが。

いわゆる「物流のコストを、いかにして削減する仕組みをつくっていくか」ということについて、できていくところもあるのではないかと思っております。このペースでいくと、4年前倒しで(月次加盟店件数で)5,000件は、たぶん達成できていくんでしょうが。

そうすると、業界全体の約10パーセントで受発注があるということです。受発注の仕組み自体が、今まで電話やFAXだったところから(これからは)ネットでやるということで、「流通のあるべき姿を、きっちりトレースしていきたいな」と、この頃思うようになってきています。

そして、流通改善に向けての協議を継続しました。薬局等からの発注に係る改善項目も洗い出して、(2018年)9月21日に8項目を発表させていただきました。そのなかで、今回の交渉の過程に卸もあるのですが、卸の方々の表現としては、ただ「よくできていますね」という評価をいただいております。

この改善のために、今は在庫管理・受発注システムを含めて、いろいろな改修を行ってテストをしています。ここが、先ほど言った薬剤師会単位・県単位で行われた時に、どのような流通改善に向かっていくのかを非常に興味深く(思いながら)私どもはやっていっております。

JANコードベースで私たちはコードをつくって、約52,000品目の全部(について)単品単価(を交渉して)今回決めました。(単品単価契約率で100パーセントになったのは)たぶん業界のなかで、当社だけではないかなと思います。「単品単価で決めることが、次にどのようなことになっていくのか」を、今は卸の方々と議論させていただいております。

そして(今期の月次加盟店件数の)目標は3,200件です。

調剤薬局事業 ー 調剤薬局店舗数の推移

そして、私どもの調剤薬局店舗数の推移です。

ゆっくり増えていっていますが、(2019年3月期第2四半期末時点の)405店から(2018年)11月1日時点では407店になりました。このようなかたちで増えてきています。

新規出店及びM&Aによって、店舗数は毎年増加しております。ネットワークとは違って歩みは非常に遅いのですが、確実に刻んできております。(繰り返しますが)期末で405店ということです。

調剤薬局事業 ー 月次調剤報酬の前年同月比較

調剤報酬の前年同月の比較をすると、9月はもともと処方箋の枚数は少ない月ではあるのですが、(2019年3月期は)1週間ぐらい、北海道のなかできちっとしたかたちで処方箋を受けることができない影響が極端にあり、10パーセント近く少なくなっていると見ています。

反面(表内にはありませんが)10月はよくなっているということで、少し(第2四半期累計ぼ部分から)10月の数字を見ていきたいと思っております。

全店としてはプラスなのですが、既存店はマイナス4.8パーセントです。全体として2パーセントを超えるところまで処方箋の枚数を増やそうとしているのですが、ここはやっぱり、なかなかうまくいっていないという数字です。今、必死になって取り組んでいます。

調剤薬局事業 ー 調剤報酬の内訳

その(調剤報酬の)数字です。

処方箋枚数は(前年同期が)403万枚で(今期が)426万2,000枚ということです。増えたのは23万2,000枚です。

ただ、薬剤料が減っています。技術料も減りました。ダブルで(減っております。なぜかと言うと)薬剤料は当然、薬価改定で減るということですが、このインパクトがやっぱりけっこう大きいんだなということが、改めてわかります。

トレンドとしては同じですが、既存店はやっぱり処方箋枚数が少し減っていますので、ここをどうにかして増やしていきたいという施策を、いろいろなかたちで今やっています。ここのところに関しては、私たちはしっかりとやっていかなければならない数字かなと思っています。

あとは処方箋単価の推移がここに書いてありますので、見ていただければと思います。

調剤薬局事業 ー 調剤報酬改定の影響

(調剤報酬改定の影響の)中身です。

実は計画どおりに進んできて(いますが)、少し目標数値に足りないのがこの(後発医薬品調剤体制加算取得店舗数割合の、処方箋1枚あたり加重平均点数の)14.6点ということで、15.2点を目指していますので、ここはもう少し努力目標が必要かなということです。

ただ、後発品の体制加算の問題が(前期は)75パーセント以上22点(でしたが、今期は)85パーセント以上26点、80パーセント以上22点という(ことです)。これは、けっこう厳しいものだなということ(を感じています)。ここは始めから、もう非常に大変だということはわかっていたのですが、やっぱりなかなかあれかなと(考えています)。

今は、地域支援体制加算を一生懸命やっています。ここは当初計画したとおりに進んでいますので、これをさらに推し進めていきたいと思っています。

だいたいパーセンテージからすると、この(2019年)3月までの目指すところについては、ほぼ(2018年)9月で達成できているということなので、ここの比率を26点のところを増やしていくだとか、そのようなところをやっていきたいなと思っています。そのため、ここはそれなりに努力した結果が出てきているのかなと思います。

賃貸・設備関連事業 ー医療と介護が⼀体となったまちづくり

この(2018年)11月に、「ウィステリア」シリーズの南1条がオープンしました。

物件一覧は、これだけあります。非常にアセットが重いのであれなのですが、「ウィステリア千里中央」は(入居率が)54.9パーセントということで、少しずつ増えてきていますが、まだまだです。あとは、だいたい90パーセント以上の稼働だということです。

ここは札幌市の、もともと教育委員会だとか交通局があった土地を、医療と福祉のゾーンということで(利用しています)。大きくは札医大があり、NTT東日本札幌病院があり、東京以北最大の脳外科の病院(中村記念病院)があり、それから人工透析等をやっている呼吸器の病院があります。

このようななかで、このエリアを札幌市側は1つのゾーンとして、地域包括ケアシステムも含めて、きちっと連携がとれるような仕組みにしていきたいということです。札幌市側が持っていた土地を受け取って、それでファンドが買ったあとは不良債権になっていたのですが、そこの整理も含めて、札幌市側からの要望を入れてやりました。

ここの4階に、保育所をつくりました。(定員が)104人ということです。今は札幌市も、保育の入園を待っている方々が非常にいらっしゃるので、ここは非常に評価が高いです。

周辺の病院スタッフの方々の指定保育園はあるのですが、ドクターたちの保育園はないということで、「ドクターたちの子どもたちをターゲットにして、つくれないだろうか?」ということで、4つの病院から依頼されて、ここをオープンしました。おかげさまで非常に人気が高くて、申し込みが多いということになっています。

あとは講演会場(として)、この4つの病院の講演・学術集会も含めて使っていきたいと(いうことです)。一部、コンサートもやれればと思っています。

この裏に二条小学校という小学校や、札幌市の子ども未来局があって、そこと連携しながらこの運営をしていきたいなと思っています。

第五次中期経営計画 基本方針

次に、中期計画の取り組みの状況です。

私たちは、医薬品ネットワークのところにつきましては、医薬品流通の効率化を図りたいということで、卸の方々とずいぶん議論してきました。その結果として、まとめて本も出しているのですが、そこの効率化の問題について、本当に卸がどの程度取り組んでいるのかもからめて、ここを進めていきたいと(いうことです)。

卸の方々が、医療機関に向けて流通改善に関していろいろと提案する時に、なかなかハードルが高くてできないところを、一番川下の私たちから「流通を改善しましょうよ」ということで呼びかけて、今は一生懸命やっています。

(なの花)薬局です。かかりつけ機能を発揮したいと(いうことです)。地域包括ケアのなかで、薬剤師あるいは薬局としてきちんと役割を果たしていきたいところを、今一生懸命勉強しながらやっています。そして、これをやることによって点数もとれることになっていますので、ここはやりたいということです。

それから、今年(2018年)の6月に発売しましたが、後発品の製造販売を拡大していきたいということで、この10月にそれも販売するかたちです。効率的な医薬品流通の実現と同時に、私たちはサプライチェーンをやっているので、「メーカーから卸までのコスト」「卸に係るコスト」「卸からユーザーに係るコスト」は(それぞれ)どのぐらいですかというところをきっちり明らかにして(いきます)。

この流通のところ(について申し上げると)健康保険のなかで、私たちは保険料を払っていますが、よく診療に関するところについては厚労省がいろいろ手を加えて、診療報酬体系あるいは調剤報酬体系を変えて(先ほどご説明した)点数のことができますが、こと流通に関しては、なかなか厚労省としてもお願いごとになっていて、自分たちのハンドリングができるという領域ではありません。「ここは、このぐらいでいけるのではないですか?」というような話の提示を、私たちがしていきたいなと(考えています)。

そうでなければ、医薬品流通の効率化に結び付いていかないのではないだろうかと思います。ここの「『効率的な医薬品の流通』とは、どのようなことなんだ?」というところも、この(医薬品)ネットワークのところと、後発医薬品のところを含めてやっていきたいなと思っています。

あとは、いろいろなグループ提携をやっています。いわゆるコミュニティ・ケア(機能)ということで、地域包括のなかでの私たちのケアの機能を、きっちりいろいろなオプションをつくって、地域の住民の方々のために健康のサポートをしていきたいと思っています。

あとは、財務内容です。キャッシュフローを改善したいと(いうことです)。子会社がたくさんあった形態を、昨年(2017年)の10月に圧縮して、それで費用の削減を(図る)ということでやっています。同時に、このような財務体質の強化も重ねてやっています。

ここが、私たちの第5次中期計画の課題でした。

そして、「地域住民の健康を支える企業として、社員の活力を高める健康経営を推進するとともに、環境への配慮や社会貢献活動、ガバナンスの向上に継続的に取り組みます」ということが、この基本方針になっています。

医薬品流通の効率化 ~流通コスト削減を目指して~

その中身を、少し説明させていただきます。

そのなかで、医薬品流通の効率化です。流通コスト削減を、とにかく目指していきたいと(いうことです)。

なかなか卸の側から、ユーザーに対してというか川下に対して、このような(流通コスト削減の)ことを言えない環境にあるなかで、川下のほうから卸あるいはメーカーに、「このようなことをやったら(流通コストを)削減できるのではないだろうか?」という提案を、していきたいということです。

まず、受発注のところです。電話もしくはFAXのところは、もうやめましょうということになっています。今のEOS発注率は、加盟店の方々は90パーセント以上です。実質87パーセントを少し超えたぐらいです。私どもの直営店は、95パーセント以上……97パーセントぐらいです。

それから、支払サイトを2ヶ月短縮しましょうと(いうことです)。今は金利が安いと言われながらも、やっぱりサイトを短縮していくということで、卸の主要な目標は、物流とこのようなお店の債権管理とよく言われていますので、そのような面で、その債権管理のところをきちっと(管理していく)と提案していきたいということです。

あとは、今はいろいろとこのように細かい流通改善8項目について、協力のお願いをして、具体的にエリアごとに加盟店の方々と一緒に、流通の改善に取り組むところをやっていきたいと思っています。

急配は今、ほとんどありません。当社の直営店は、「在庫がないから、すぐ持ってきてくれ」ということは、ほとんどないということになっています。

返品も、0.2~0.3パーセントまできています。ここのところだけを切り取っていくと、卸の人たちは大変感謝してくれています。

(2018年)9月21日に、私たちはきちっとしたかたちで流通改善8項目を発表しました。まず「EOS発注の推進」「返品の削減」「急配の削減」「納品回数をできるだけ少なくしていきたい」と(考えています)。

卸の方々は「1日4回配送しているから、そこに載せてくれればいいですよ」と言っていますが、そのような時代はたぶん近いうちになくなって、人手が足りないという状況が出てきますので、できるだけ納品回数を減らしたいという気持ちになっていくと思います。そこを、今はとりあえず1日1回・週に3回ぐらいのところで、納品回数を削減していきたいと(考えています)。

同時に今、「どの時間に配達したらいいのか」「どの時間に発注したらいいのか」を、直営店でテストをやっています。

そして、急配の削減を含めて、「発注行数の削減」もしたい。それから、「発注時刻の前倒し」……時刻をいつにしたらいいのか。このようなことを今、直営店・加盟店を含めてやっています。

それから、「納品時刻の後倒し」もやっています。それから、「センター配送の推進」をしたいなと思っています。

かかりつけ機能の充実で選ばれる地域薬局へ

かかりつけ機能の充実です。

「『食』の観点から」「『運動』の観点から」、それから「セルフメディケーション」。また、私どもは「プライベートブランド」も含めてやっています。「IoTの活用の取り組み」もやっていると(いうことです)。

とくに栄養相談については、非常に評価が高いです。運動のところは、健康フェアをやりながら進めていきたいと思っています。

薬局業務改善プロジェクト

薬局業務改善プロジェクトです。

プロジェクト概要の、重点見直し・効率化項目です。まず、システムのバージョンアップによる医薬品の自動発注化。今は「自分たちが推奨したい」「私たちが使いたいジェネリック製品」と、「先生たちが使いたいジェネリック製品」のすり合わせも含めて、私たちの希望だけではなく、「使ってほしい」というところも含めてうまく……私たちは社内で「GtoD」と言っていますが、この自動発注化をちゃんとしていきたいと思います。

あとは、タブレットによって薬歴入力の効率化を始めました。薬剤師全員に持たせるというところを、今やり始めています。

それから、2次元バーコード・光(OCR)で文字を全部読み取って、処方箋入力の効率化をしたいということを、今やっています。

それから、棚卸の効率化によって、薬剤師の「専門性」教育・研究機会の充実と同時に、残業をとにかくなくしていくということです。労働環境の整備もやっていきたいということ、それから栄養士と一緒に「多職種連携」もやって、地域連携推進にかける時間を確保したいということで、「みんながハッピーになれればいいな」ということをやっています。

そのような部分では、「専門性を高めることと同時に、時間を有効に使う仕組みをつくっていきたい」ということで、今社内的にやっています。

良質で安価な後発医薬品の安定供給への取り組み

そして、良質で安価な後発医薬品(の安定供給への取り組み)。

よく「なんで、今頃後発品なの?」と言われますが、やっぱりこの業界のなかで、流通のところが一番不透明だと言われています。私が卸をずっとやっていた時も、そのように言われていました。

そのようなところは、ユーザーの目から見た時にどうなのかを丁寧にやっていくためにも、やっぱりこのようなものは必要なんだろうなと思っています。

できるだけ、製品のラインナップを増やしていきたいと(考えています)。今はまだ13品目ですが、これで(拡大して)26品目となっていますが、(今後は)これをできるだけ100品目あるいは200品目と増やして、いろいろなかたちで対応していきたいなと思っています。

コミュニティ・ケア機能を一体的に提供

コミュニティ・ケアの機能を、一体的に提供していきたいということです。

アグリマス株式会社との連携です。今、大森地区でプロジェクトを組んでやっています。目的は、早期の認知症の患者、軽度認知障害の重症化を予防すること。「運動」や「食事」で予防できないかと(いうことです)。

運動をやると認知症予防の効果がけっこう出てきているというのは、今いろいろなところで証明されてきていますので、ここを大森医師会と一緒に取り組んでいます。薬局とアグリマス、薬局と社会福祉法人という組み合わせで進めていきたいなと思っています。

2019年3月期 業績予想 - 連結業績

2019年3月期の業績予想と重点施策です。

この(営業利益予想の)17億円という数字につきましては、先ほど申し上げましたように、いわゆる後発品の体制加算も含めてGtoDへ切り替えていくと(いうことです)。ある程度利益のあるところに切り替えていくと同時に、薬価の交渉をもう一度させていただきながら、ここのところは実現していきたいなと思っています。

一応このような数字を掲げてやっていますので、今のこの9月期(末)の数字からするとかけ離れているように見えますが、実現していきたいと思います。

おかげさまで、10月の数字がけっこういいみたいなので、できるだけ努力して、この10月・11月・12月の第3四半期で、ある程度目星をつけていきたいと思っています。

2019年3月期 業績予想 - セグメント別業績

セグメント別です。

たぶん、医薬品等ネットワークのところはもう少しよくなってくるんだろうなと思っていますので、そのような部分では期待しながら(進めていく)ということです。

調剤薬局は、先ほど言ったようなことで努力をしていきたいと(考えています)。そして、ほか4事業の(営業利益の)赤字はできるだけ少なくしていきたいということで、取り組んでいきたいと思います。

2019年3月期 重点施策

重点施策のところを、もう一度確認させていただきたいと(思います)。

(加盟件数を)4年間で5,000件ということで、この1年間で3,200件ということ(が目標)だったのですが(2018年)11月でもう達成できてしまったので、「4年で」というところを、できるだけ前倒ししていきたいと(考えています)。それから流通の効率化のところも、もう一度やっていきたいと思っています。

調剤薬局は、調剤報酬改定への対応や処方箋獲得ですが、なかなかここはうまくいっていないので、もう一度真剣に取り組んでいきたいなということです。ここは、たぶん大丈夫でしょうということです。

それから、「ウィステリア千里中央」と「ウィステリア南1条」の入居者獲得、給食事業も課題となっています。

そして、その他のテーマです。

中間配当

参考資料です。

中間配当は、この(2018年)9月末をもって12月に5円配当をさせていただきたいということです。12月10日が支払日で、(年間)トータルとして10円ということは、昨年と変わらずやっていきたいと思っています。

以上でございます。ご清聴、どうもありがとうございました。