`18/10期上期 連結業績

西川光一氏(以下、西川):みなさま、こんにちは。本日は大変お忙しい中、パーク24株式会社2018年10月期、第2四半期決算説明会にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

まず最初は、第2四半期の実績でございます。

2018年10月期上期、第2四半期ですけれども、売上高が1,425億円、前年比で132.7パーセント、売上総利益は327億円、営業利益が93億円、前年比で108.7パーセント、経常利益が89億円、前年比105.0パーセント、親会社株主に帰属する四半期純利益で53億円、こちらは前値比で95.8パーセントという推移になっております。

のれんの償却費が15億円償却が入ります。のれん償却前の営業利益ですと108億円という状況でございます。

(スライド)右側のグラフが14年10月期上期からの、各々の上期での(売上高・経常利益・純利益の)推移でございます。

今期は冬において雪害がありました。日本国内もそうですけれども、イギリスでも例年より比較的多めの降雪があったということで、雪害の影響として、日本、イギリス合わせまして、売上ベースで約5億円ほどのマイナスが出ているという状況でございます。

`18/10期上期 事業別営業利益

続きまして4ページ目です。事業別の営業利益でございます。

2018年10月期上期、駐車場の事業は国内だけですと128億円の営業利益です。

カーシェアリング、レンタカー、ロードサービスを合わせますと、モビリティ事業で18億円の営業利益です。

駐車場事業の海外分は、残念ながら今回はマイナス1億円という状況でございます。

事業別の営業利益の合計から、営業外を含ませたコストと事業開発費を引いた連結経常利益で89億円という状況でございます。

`18/10期上期 駐車場事業 国内 売上高/利益 件数/台数

続きまして、5ページ目が2018年10月期上期の国内の駐車場事業の売上高・営業利益と、件数・台数の推移でございます。

件数がこの上期で1万7,297件、台数が57万4,799台という規模になりました。

右側のグラフを見ていただくと、件数・台数ともに比較的堅調に開発ができて増加しています。開発環境につきましては概ね順調に推移しているという状況でございます。

`18/10期上期 タイムズカーレンタル 売上高/利益 台数

続きまして6ページ目が、レンタカーの状況でございます。

売上高が184億2,000万円、営業利益がほぼ0という状態でございます。

台数が29,604台という状況でございます。

この上期に一部のFC社を直営化しております。社数で申し上げますと10社、営業所・店舗数で申し上げますと58店舗分が従来FC社だったものが直営に変わっているという状況でございます。

直営に変わりますと、その分売上も利益も増えるという状況でございますので、左側のグラフの売上高が急激に大きく伸びているのは、そのような要因が含まれているという状況でございます。

一方で、営業利益が2017年10月期の上期が1億円あったものがほぼ0になっているのは、FC社で展開しておりました58店舗の人員の販管費がかかってまいりましたので、2017年10月期の上期と比較しますと、減益というような状況になっております。

`18/10期上期 タイムズカープラス 売上高・利益/台数・会員数

7ページ目がカーシェアリングでございます。

売上高が130億3,000万円、営業利益は16億9,000万円という状況でございます。

台数に関しましては2万1,591台、会員数が98万289名と、直近の数字を見まして、今月末くらいには100万人に到達するのではないかというかたちで、順調に会員も増えております。

台数に関しましては、2018年10月期末までに2万3,000台をターゲットにしております。台数も計画どおりに順調に配分が進んでいるという状況でございます。

`18/10期上期 タイムズカープラス 台当たり売上/費用

次の8ページ目が、カーシェアリングの台当たりの売上とコストを出しております。

2018年10月期上期の1台当たりの売上が、10万5,100円です。2017年10月の上期、ちょうど1年前が9万9,800円でしたので、5,300円ほど売上が伸びています。

コストは9万1,400円です。2017年10月期は9万600円でしたので、800円ほどコストは増えておりますが、売上がコスト分を上回るかたちで伸びております。2017年10月期の営業利益は1台当たり9,200円だったところが、この2018年10月期上期におきましては1万3,700円といった状況です。営業利益が非常に大きくなっており、カーシェアリングについては台数も会員数も順調に伸びておりますけれども、稼働も順調に推移をしている状況でございます。

`18/10期上期 駐車場事業 海外

続きまして9ページ目が駐車場事業の海外の売上高でございます。

売上高、営業利益、のれんの償却費、経常利益まで書いてございますけれども、(スライド表中)一番左の列が、National Car Parks、イギリスのNCPでございます。真ん中がSecure Parkingです。右側のタイムズ駐車場は、2006年から展開しておりました台湾でございます。

今、海外事業として売上高が320億5,000万円という状況になっております。

営業利益が13億7,000万円、のれんの償却費がNational Car Parks、NCPで10億6,000万円、Secure Parkingで4億4,000万円なので15億円の償却費がございます。

償却後の営業利益がマイナス1億2,000万円、営業外損益がマイナス1億7,000万円ほどございますので、差し引いて、経常利益はマイナス3億円という状況になります。

季節要因で申し上げますと、オーストラリアは南半球でちょうど夏休みが12月から1月にかけて入ります。日本でいう冬休みですけれども、これらですとかクリスマス休暇で稼働が下がる時期に入ってしまうというところと、先ほど申し上げましたとおり、イギリスでもこの冬は例年より多めの降雪があったということで、雪害の影響で大体1億1,000万円くらいです。

このようなことがあり、営業利益では13億円強、14億円弱あったのですけれども、経常利益ではマイナス約3億円という状況になっております。こういう状況ではありますものの、通期のベースで見ますと今のところ順調に進んでいるという状況で堅調な推移をしております。

`18/10期計画 連結業績

各事業ごとの上期の着地の数字を踏まえた上で、10ページでございます。

通期の連結の業績でございますが、当初計画どおりでございます。

売上高で2,900億円、営業利益で225億円、同じく経常利益も約225億円で前年同期比で10.9パーセント増、当期純利益140億円を計画しています。

配当も今期に関してはすでに発表させていただいておりますが、1株当たり70円の配当です。

以上が、この2018年10月期第2四半期の業績でございます。