久しぶりに「株」がテーマ

頼藤太希氏(以下、頼藤):ゆる〜くマネーについて語るラジオ、マネラジ。イェーイ!

高山一恵氏(以下、高山):イェーイ!(笑)。

頼藤:今日はちょっと元気よくね。

高山:そうですね、ハイテンションですね。

頼藤:元気よくね、はい。マネラジは、今回が39回目ということで。

高山:長寿番組になってまいりましたね。

頼藤:最近は、いろんなゲストにも来ていただいて。

高山:そうですね。

頼藤:「その本を書いたのってどういう背景なの?」「なんで起業したの?」とか、いろんな話が聞けるので、特別な情報をお伝えできるようになってきたのかな。

高山:そうですね。ゲストの回、毎回好評ですよね。

頼藤:うん。あと「ログミーファイナンス」に、書き起こしもしていただけるようになって。

高山:そうですね。書き起こしをされるようになってから、けっこう緊張するんだよね(笑)。

頼藤:(笑)。

高山:なんか、ちょっとしたことも書かれて(笑)。

頼藤:あの、「え?」とかね(笑)。

高山:そうそう、「え?」とか。そうそうそう(笑)。

頼藤:まあ少しずつね、いろんな人に聞いていただいて。ありがたいことだなと思っております。最近の報告は、なにかありますか?

高山:最近ですか? 相変わらず、貧乏暇なしなんですけど。

頼藤:この間、出版記念イベントをやりましたね。

高山:あー、そうですね。やらせていただきましたね。この間ゲストに来ていただいた高橋忠寛さんと一緒に、出版記念イベントやらせていただきましたね。

頼藤:どうでした?

高山:そうですね……個人的にいろいろ聞きたいことが聞けたかな、高橋さんに。

頼藤:(笑)。

高山:資産運用の方法とかね。

頼藤:あー、トークショーがあってね。

高山:そう。トークショーが、けっこう盛り上がったかなと思います。あと、私たちの『マンガでわかる! iDeCoのはじめ方 ライバルはイデ子!?』に出てくる、イケメン銀行員のモデルになった方もね、飛び入りゲストで来てくれて。

頼藤:そうですね、タニウチさん。

高山:(みなさんにも)お見せしたいですよ。だって、そっくりですもんね(笑)。

頼藤:タニウチさんも、「今度マネラジに出たい」って言ってましたけどね。

高山:ああー、ぜひ!

頼藤:(笑)。

頼藤:今日は、株の話をしようかなと思ってます。

高山:はい。

頼藤:マネラジでは、第1回で、「恋愛とマネー」でちょっと株の話をしました。

高山:あー、はいはい。

頼藤第2回の「旅行とマネー」でも、株の話を少しして。

高山:うんうん。

頼藤:あとは第5回に「株はどこで買えばいいの?」ということで、店舗型証券とネット証券の話。

高山:うん、はいはい。

頼藤第6回で「株の別れ時は恋愛に似ている」みたいな話をして以来、(株の話を)ずっとしていないんですよ。はい。だから今日は、株の見つけ方・選び方を詳しくお話しします。

高山:うん。

頼藤:次回は、優待の話題を。

高山:あー、今話題の。

頼藤:「優待株をどうやって選べばいいの?」という話を、していこうかなと思っております。

銘柄選びは、好きな商品・サービスから

頼藤:というわけで、高山さん。

高山:うん。

頼藤:株はまずどうやって始めればいいですか?

高山:これね、本当に初心者の方によく質問されるんですけれども。私も正直株のプロでもないですし、銘柄選びはけっこう難しいなと思っているんです。

頼藤:うん。

高山:結局最初は、自分が好きな会社・応援したい会社から選ぶというのが、王道なんじゃないかな。あとは、自分が働いている業界とか。とにかくよく馴染みがあるとか、よく知っているところから選ぶのが、一番いいのではないかなと思います。

頼藤:なるほど。自分の好きな会社の商品やサービスから、始めてもいいですよね。「この商品・サービスを販売している会社は、どこだろう?」と思って、(投資先を)選ぶ。そういうふうに選ぶと、自分はファンなわけですから、応援できるし。

高山:そうですね。あと、好きなお店とかだと通いこむじゃない?

頼藤:うん。

高山:例えば、デパ地下に「RF1」というサラダショップがあるんです。私はあそこが好きで、よく行くんですけど。

頼藤:うんうん。

高山:そこに行くと「新商品出たな」「お客さんこんなに並んでるな」とかが、体感ベースでわかるので、そういうのはいいんじゃないかなと思いますかね。

頼藤:そうですね。例えば洋服……「nano・universe」が好きだとしましょうか。

高山:はいはいはい(笑)。

頼藤:リスナーのみなさん、知ってますかね(笑)。例えば、nano・universeのブランドを販売している会社はどこなのか。「nano・universe」というのはブランド名で、その上に会社(株式会社TSIホールディングス)があるんですけれども、実は上場しているんですよね。

高山:うんうん。

頼藤:じゃあ「その会社の業績は、どうなんだろう?」って、見に行けばいい。最初の入り口は、好きなサービスやよく知っている会社から選んで、そこから絞っていくという感じですかね。

高山:はい。

頼藤:ただ「好きな会社は、これだ!」とすぐ投資してしまうと、ただの博打になってしまうので。そこから、企業の実態を調べにいくと。

高山:うん。

頼藤:何を調べるかというと、「財務諸表でしょ?」「業績でしょ?」というところはあると思うんですけれども……でも、どうですかね? 例えば業績が良くて、サービスが好きでというだけで投資してもいいんですけど。長くお付き合いする時って、その会社の考え方とか?

高山:あー、まあね。企業の姿勢とかはありますよね。

頼藤:「従業員ってどうなんだろう?」とか。そういうの気になりますよね。あとは「付き合っている会社は大丈夫かな?」「お客様の声って、どうなっているんだろう?」とか。口コミとか噂ね。

高山:うんうん。

頼藤:ということなので、まずはリーダーの考え方とか、会社全体の将来ビジョンはどうなんだろうとか、行動力や実現力がちゃんとあるのかなとか。あとは、最近調子がいいだけじゃなくて、過去から着実に実績を積み上げてきている会社なのかなとか。

高山:うんうん。

頼藤:そういったところを、見ていただければいいのかなと。

高山:そうですね。実際に企業を訪問するということは、なかなか難しいのかもしれないですけど。私たちみたいな仕事って、いろんなに企業行くじゃないですか。

頼藤:うんうん。

高山:(企業によって)やっぱりぜんぜん違うよね。

頼藤:うん、違いますね。

高山:すごく社風が良さそうだなとか、社員の方が生き生きとして働いているなとか。当然、「生き生きと働いている社員が多いほうが、業績は伸びるだろうな」という予想がつくし。

頼藤:そうそう。

高山:そういうのが大きいですよね。

頼藤:そうですね。そうすることで、成長を信じられる企業を見つけることができて、かつじっくり付き合える企業(も見つけられる)。株というと、デイトレードのイメージが強いと思うんですけれども。

高山:はいはい。

頼藤:そういうふうには思わないでいただいて、どんなに短くても半年ぐらいの付き合いをする。「半年から3年、5年……の付き合いを考えて投資できる企業って、どういう企業なんだろう?」と選ぶ。そうすると「会社としての考え方」「従業員の環境」「業績」が出てくるのかなと思います。

高山:うん。

企業のホームページに「○○の写真」があるか

頼藤:はい。そういうわけで、それではホームページを調べるということですが。

高山:そうですね。この「ホームページ(を調べる)」では、あるカリスマなファンドマネージャーの方が、以前教えてくれたんですけど。

頼藤:おお、もしかしてテレビに出ていた?

高山:まあまあまあ(笑)。ホームページを見たときに、だいたい会社の社長の顔写真は出ていると。

頼藤:うん。

高山:出ているんだけど、「役員の人たち全員の顔写真が出ている会社かどうかは、けっこう大きいポイントだ」って言っていて。

頼藤:おお〜。

高山:役員の人も全員顔写真を出して、ちゃんとメッセージを発信しているかどうかによって、「会社全体として『僕たちはこの企業を成長させます』という覚悟ができているというのが、見てとれる」と仰っておりまして。

頼藤:おおー。

高山:上場企業でも、役員の方まで写真を出しているところは、少ないんですって。

頼藤:はいはいはい。

高山:なので、やはり役員全員がちゃんと写真を出しているかどうか。その覚悟ができているかどうかを見ることが重要だと、カリスマのファンドマネージャーの方が言ってました。

頼藤:なるほど〜。役員の写真が揃っているとか、ホームページがちゃんと更新されているとか。

高山:まあ、最低ね(笑)。

頼藤:(笑)。あとは、考え方や将来のビジョンがいいとか。

高山:そうですね。あと、ついていけるかどうかというのも、あるんじゃないですか? その会社を応援したい気持ちに、なれるかどうか。

頼藤:うんうん。あとは横領してないとか、粉飾決算してないとか。

高山:(笑)。

頼藤:某会社で、ありましたよね?

高山:うんうん。

頼藤:未だにやってますから、すごいですよね。あと、「ちょっと数字を見るのは嫌だな」という方も、業績は見ていただいてね。

高山:そうですね、やっぱり倒産してしまったら、元も子もないので。

頼藤:そう。考え方としては、例えば結婚相手を選ぶときに年収とか、貯金は月にいくらしているかとか、残高はいくらなのかって、見ますよね。

高山:はいはい。

頼藤:そんな感覚で、収入にあたる部分が「売上」だと考えていただいて。貯蓄の部分が、ちょっと難しい言葉なので覚えなくてもいいですけど、「負債比率」とか。

高山:うんうん。

頼藤:「ちゃんと貯金があるのか?」というところだと思うんですよね。例えば、毎月貯蓄ができるって、支出よりも収入が上回っているということですよね? ということは、利益があるってことじゃないですか。

高山:はいはい。

頼藤:「利益を積み上げていられているのかな」という会社を、選んでいただくといいのかなと。また、ホームページを見ていただくと「投資家のみなさまへ」みたいなコーナーがあって。

高山:IRコーナー?

頼藤:そう、IRコーナー。そこにPDFで決算書みたいなのが載っています。「嫌だな」と思うかもしれないですけど、そこだけ見ていただいて。「安全な会社なのかな」「ちゃんと成長しているのかな」と見るのが、いいのかなと思いますね。

高山:そうですね。売上が伸びているかとか、利益がちゃんと出ているかどうかって、大事ですしね。利益に対して負債ばっかりがあったら、家計でも破綻しちゃうじゃないですか。

頼藤:破綻しちゃいますね。ローンとかクレジットカードの返済に追われてね。あとは、ホームページだけではちょっとわからないのが、「お客様の声」。例えば、結婚する相手だったら「評判」ですよね。これは、ちゃんと見たほうがいいのかなと。

高山:それは、どこで見るんですか?

頼藤:それは「Yahoo! ファイナンス」とか、そういうサイトでいろいろ出ています。

高山:はい。

頼藤:あとは、サービスや商品の「口コミ」があるじゃないですか。「このサービスはいいのか」とかね。あとは、周りの友達に聞いてもいいと思うんですよね。

高山:うん。

頼藤:男側の視点で言えば、ゲームをやっている人が多いので、「あのゲームおもしろいの?」「やってる?」とか。

高山:はいはい。

頼藤:やってる人がほとんどであれば、その会社ってすごく良いわけじゃないですか。

高山:はい。

頼藤:例えば、ちょっと前だったら『パズドラ』とか。今は『モンスターストライク』というのが、アプリのランキングで一番ぐらいなので。

高山:うん。

頼藤:「じゃあ(『モンスターストライク』の)ミクシィってどうなの?」とか、そういう感じで見てもいいのかなと。化粧品も、いくつか会社があるじゃないですか。

高山:はい。

頼藤:その会社の化粧品を多く使っているなら、「その会社の株価って、どうなっているんだろう?」って見てもいいわけですよね。

高山:そうですよね。とくに女性は、口コミがすごいですからね。口コミで(売上が)伸びるか伸びないかもありますよね。

頼藤:ね、大事ですよね。そういう感じで絞っていただく。最初は好きな商品・サービスで。

高山:はい。

頼藤:「この会社の理念やホームページとかは、どうなっているんだろう?」って、絞って決めていただくというのが、いい流れですかね。

「付き合い始めの魅力」がなくなったら、お別れ時

高山:そうですね。あと意外に、自分の勤めている業界から選ぶのもいいと思うんですよ。

頼藤:ああー、なるほど。

高山:業界全体がこれから伸びていくか衰退していくかって、肌感覚でわかるでしょう? その業界で働いていれば。そういうのも、大きいのかなと思いますね。

頼藤:なるほどなー、そうですよね。あとホームページでわからないものとしては……経営者って、よくインタビューを受けるじゃないですか。そういうのを、読んでもいいですよね。

高山:そうですね。考え方が伝わってきて、いいと思います。

頼藤:そう。人柄とか、企業の将来をどう考えているのか。それが、従業員たちの働き方とかにつながっていくわけなので。そんな感じですか。

高山:あとは、なかなかできないとは思うけど……本当は、企業を訪問できるといいんだけどね。

頼藤:あー、それはそうですね。

高山:私たちはこういう仕事をしているので、いろいろな企業に行くじゃないですか。そうすると、やっぱり社内の雰囲気や、社員の方がどんな感じかを垣間見ることができて。

頼藤:うーん。

高山:優秀な方や、生き生きと働いている方が多い会社って、結果的に(業績が)伸びてるなって思うんですよね。

頼藤:あとは、友達に聞くとか。「この会社、働き方ってどうなの?」とか。

高山:あー、まあね。

頼藤:もしいたらね。まあ、インサイダーはダメですけどね(笑)。

高山:インサイダーは、そうね(笑)。

頼藤:ダメですけど、「どういう上司がいるの?」とか聞くだけでも、ぜんぜん変わってくると思いますね。

高山:初めて化粧品会社さんのPOLAさんに行かせていただいたときに、すごくいい会社だなと思ったんですよ。

頼藤:うーん。

高山:みなさん、出迎えてくださる社員の方たちがすごくいい方で、愛社精神がすごかった。

頼藤:愛社精神、大事ですよね。わかります。

高山:本当にその会社のことが大好きで、「この商品を広めていきたい!」という気持ちが、いろんな人たちから伝わってきたんですよね。

頼藤:うん。

高山:「この会社は伸びるな~」って肌感覚で伝わってきて。今実際、すごく儲かってます!

頼藤:購入してね(笑)。そういう感覚で選んでいただくのが、いいのかな。

高山:まずはね。

頼藤:それで選んでいただいて付き合ってみて……最初そういうふうに(投資先を)絞ったとしても、失敗することはあると思うんですよ。

高山:うん。

頼藤:だって、付き合ってみないとわからないじゃないですか? 恋愛と一緒で。

高山:そうですね、それはそうです。

頼藤:「あれ、ちょっと違うな……」と思った場合、別れ時って、どういうときがいいんですかね?

高山:別れ時、難しいよね~。ズルズル。どうですか? 頼藤先生的には、いつもどうしてるんですか? ご自身のトレードでは。

頼藤:トレードね(笑)。びっくりした、恋人の方かと(笑)。

高山:ああー、はい。すみません(笑)。

頼藤:恋人と別れるときも株と別れるときも、だいたい一緒だと思うんですよ。

高山:うん。

頼藤:わかりやすく言うために恋人の例で話していいですか? 例えば、その人と別れようかなと思うときって、付き合い始めのときのような魅力がなくなったときじゃないですかね?

高山:うーん。

頼藤:「デートが楽しくない」「一緒にいても楽しくない」「相手の行動に腹が立つ」とか。

高山:はいはい(笑)。

頼藤:僕はないですけど、「相手の匂いが気になる」とかね、女性の場合はあるんじゃないですか?(笑)。あとは「借金などでお金の問題が出てきた」「他にいい人が出てきた」とか。

高山:あ、それはこの間、記事に書いた。

頼藤:そう。

高山:「他にいい物件が出たら、そっちに乗り換える」って(笑)。

頼藤:そうそうそう(笑)。株も一緒で、「購入したときほど魅力がなくなった」とき。

高山:あー。

頼藤:例えば「商品やサービスの質が落ちたな」「周りの評判が悪いな」「あれ? 経営陣がガラっと変わっちゃった」「悪い業績が続いてる」とかね。

高山:うんうん。

頼藤:あとは「今までは配当や株主優待があったのに、なくなっちゃった」「他に良い銘柄があった」とか。そんなときが、乗り換えどきなのかなと。

高山:乗り換えどきですねー。

頼藤:(笑)。だから「(投資先を)選ぶときと別れるときは、どうすればいいんだろう?」とわからなくなったときは、恋人や結婚する相手を選ぶときや、離婚するときをイメージしていただくと、近くなるのかなと思います。

高山:はいはい。

頼藤:収入が下がっても、いいやつだったらいいですよね。

高山:いいやつだったらね(笑)。

頼藤:ただいいやつでも、「成長性がなくなったらどうだろう?」と、悩むときもありますよね?

高山:だから、「最初に選んだときの理由がなくなったら、ダメかな」と思うかな。

頼藤:そうですよね。そうそう。

高山:株とかも、そうですよね。

頼藤:そうですよね。あと人って成長していくものです。会社も、成長していくものじゃないですか。思った以上に成長しないのであれば、そこは捨てていいと思います。

高山:なんか、今すごく寒かった(笑)。

頼藤:例えば企業の話ね? 恋人の話でそれだったら、アレですけど(笑)。

高山:(笑)。

頼藤:IPOとかも一緒なんですよね。「IPO」とは、新規上場のことです。新規上場する銘柄って、最初上場するときって、すごい勢いなんですよね。

高山:うん。

頼藤:それが続くかどうかは、ちゃんと見ていったほうがいいのかなと思います。

株式投資は社会貢献

頼藤:別れどきのポイントと、選び方も学んだということで。難しい話は、専門書とかセミナーとかで学んでいただくのがいいかなと思いますね。

高山:ただ、最初は感覚で(選んで)いいんだけど、最終的には根拠付けが大事ですよね。(財務諸表などの)指標もある程度は読めるようにならないと、痛い目にあう可能性もあるかな?

頼藤:まあね。ただ、失敗してもいいと思います。だって、最初から上手くいく人なんて、いなくないですか?

高山:はいはい。

頼藤:最初の恋人と結婚している人って、あんまりいないですよね。1パーセントから5パーセントくらいじゃないですか?

高山:まあそうですね。それで、結婚したあとにずっと長く続くかも、問題だよね。

頼藤:そうそう、そうですよ。リスナーのみなさんは、恋愛もたくさん経験していらっしゃると思いますけども。その経験を活かして次の人を選んで、付き合い方を変えようとしてると思うんですよね。

高山:うんうん。

頼藤:株も、同じようにすればいいんですよ。もちろん最初から得をすれば、それに越したことはないんですけども……世の中、そんなに上手くいくことはないんですよ。だってニュースで、「株でいくら損をした」「FXで損した」という話が、出てくるじゃないですか。

高山:はいはい。

頼藤:やっぱり、損はすると思います。でも「なんで損をしたのか?」とわかれば、次のトレードに活かせると。失敗という経験は、貴重な財産なんですよ。

高山:(笑)。まあね、その「経験すること」は大事だよね、いろんな意味で。

頼藤:別に失敗というのも、1,000円や2,000円、1万円という損で収まれば、いいわけじゃないですか。なので株は、まずは「自分が好きな会社から選んで」と。

高山:はいはい。

頼藤:まず「応援したい」という思いがあるから、その時点でギャンブルとは違うんですよね。

高山:そうですね。結局株式投資って、出資なので基本的にお金は返ってこないじゃないですか。企業側からすると、お金を返さなくていいんですね。

頼藤:うん。

高山:返さなくていいお金を手にできたことによって、さまざまな事業にチャレンジできると思うんですよ。

頼藤:うん。

高山:だから間接的には、成長をサポートしていることになるんですよね、株式投資って。そう考えると、けっこう意義のある投資なんじゃないかな。

頼藤:社会貢献ですね。

高山:そうですね、社会貢献ですよね。

頼藤:うん、そうそうそう。いいですよね? そんな感じで。

高山:はい。

頼藤:大丈夫ですかね?

高山:(笑)。最後ちょっともたついて……(笑)。

頼藤:(笑)。まあ、「ゆる~く語るラジオ」なんでね。

高山:そうですね。

頼藤:今日はちょっと難しいところ……「テクニカル分析」というチャート分析については、お話ししていません。そこは本やセミナーで学ぶほうがいいかなと。ちょっとラジオの声だけだと、わからないと思いますし。

高山:はい。

頼藤:あとよく言われる「PER」「PBR」という指標があるんですけれども、そういったところも、本を読んで勉強していただいて、少しずつ自分の投資の肥やしにしていけばいいと思います。

高山:うん。

頼藤:スポーツとかと一緒だと思います。少しずつ上手くなっていけばいいと思いますので、そういったところも勉強していただきつつ、このラジオも楽しみつつ、株と向き合っていただければと思います。

高山:はい。

頼藤:というわけでお時間もきてしまいましたので、頼藤太希と。

高山:高山一恵が。

頼藤・高山:お送りしましたー。またねー、See you!