2018年3月期第2四半期 累計業績サマリー

荒井透氏:みなさん、こんにちは。ネットワンシステムズの荒井と申します。よろしくお願いいたします。2018年3月期上期の業績サマリーについてご報告させていただきます。

資料の3ページをご覧ください。赤枠の部分が当期の実績でございます。先般上方修正させていただいた数値から、多少アップしております。受注高・売上高・利益ともに期初公表計画値を超過して達成しております。

売上総利益率の改善も継続しています。パブリック市場・エンタープライズ市場・パートナー事業がそれぞれ堅調に推移した結果でございます。

数字面です。受注高は798億2,100万円、期初公表計画比12.4パーセント、前年同期比5.8パーセント増となりました。

売上高は706億9,600万円、期初公表計画比8.8パーセント、前年同期比6.2パーセント増となりました。

利益面では、ソリューション展開や案件利益の精査を進めた結果が表れ、売上総利益率が23.5パーセントになり、期初公表計画比、前年同期比ともに増加しております。

その結果、営業利益が23億1,100万円、経常利益が23億7,000万円、親会社株主に帰属する当期利益が15億6,900万円となりました。

受注残は691億8,900万円、前年同期比11パーセント増となりました。

マーケット別 受注高・売上高・受注残

続きまして、マーケット別の受注高・売上高・受注残について、上から順に説明させていただきます。

紫色のエンタープライズ市場は、引き続きセキュリティ対策、クラウド基盤、働き方改革関連の引き合いが好調でございます。受注高は前年同期比11パーセント増と好調で、会社計画値を超えております。売上高は、ほぼ会社計画どおり推移しています。

緑色の通信事業者市場です。注力しているクラウドサービス基盤ビジネスが拡大しています。受注高・売上高は前年同期比で減少となっています。売上高はほぼ会社計画どおりですが、受注高が多少会社計画に達していない状況です。

赤色のパブリックセクターは、自治体案件・ヘルスケア・大学・教育委員会などでセキュリティ対策やクラウド基盤案件が堅調に推移しております。受注高・売上高とも会社計画を超過して達成しております。

青色のパートナー事業は、前年に大きく伸長した主要パートナー向けビジネスが継続して拡大しております。また、通信事業者経由のマネージドサービスが拡大しております。結果、受注高・売上高とも会社計画を超過して達成しております。

商品群別 受注高・売上高・受注残

商品群別の受注高・売上高の数値です。(棒グラフ)薄紫色が機器、ピンク色がサービスになっています。

ソリューション提案をしておりますので、サービスが先行して、機器が追従して販売が進んでいる状況が続いています。その中で、設計・構築・保守・運用などのサービスが増加しています。

連結貸借対照表

BS(連結貸借対照表)です。売掛金が減少して、現預金と棚卸資産が増加しております。前期末の売掛金の回収が進んで、その分現金が増えたことと、受注が好調なために棚卸資産が増えているということで、第1四半期の決算時にお伝えした内容ととくに変化はございません。

セグメント情報

続いて、セグメント情報です。個別のセグメントについて、エンタープライズは売上高の増加があり、利益が増加しております。

通信事業者市場は、ご覧のように売上高が減少していますが、利益額では同等のものを獲得することができました。

パブリック市場は売上高が伸びておりまして、前年度3Qから継続してセグメント利益の黒字を達成することができました。

パートナー事業も同様に売上高が伸びておりますので、利益も大きく増加しています。

上期トピックス

次のページは、今回から新しく挿入しました。今まで資料になく、口頭でご説明を差し上げている部分を、サマリーとして載せさせていただきました。

個別市場の部分は、先ほどご説明したとおりのことが書いてあります。全体的には、当社が想定しているようりも、受注が好調に推移しています。

内容的には、弊社は「クラウドシステム with セキュリティ」呼んでいますけれども、クラウドとセキュリティが合体したような案件が、全体的に受注を牽引しています。また、工場向けIoT、我々はIIoT(Industrial IoT)と呼んでいますけれども、そちらの分野も好調に推移している状況です。

為替レート等

続いて、為替レート等です。上期は為替レートが111円14銭となりました。1株当たり当期利益は18.56円です。上期の1株当たり配当金は15円とさせていただきます。社員数は、2018年3月期第2四半期末で2,288名と若干増加しています。

2018年3月期 通期業績の見通し

続いて、通期業績の見通しは期初公表から変えておりません。受注高1,600億円、売上高1,570億円、営業利益72億円、経常利益72億円、当期利益46億円とさせていただいております。

当社グループとしては、営業利益72億円を必達目標にして努力をさせていただき、少しでも貢献できるようにがんばっていきたいと考えております。

2018年3月期 通期業績の見通し マーケット別

次のページは、マーケット別の通期業績の見通しでございます。こちらの数字も変えておりません。横に青字で上期進捗率を記載させていただきまたので、期初公表値に対してどれだけ進捗しているかをご覧いただきたいと思います。

売上高は、通信事業者市場がほぼ40パーセントで計画どおりなのですが、受注高が36.8パーセントと少しビハインドしている状況です。

通期ではほぼ計画値を達成できると考えておりますので、全体的には各市場とも期初計画値を達成できると考えております。以上で上半期のご報告を終了させていただきます。