2018年2月期第2四半期(累計)ハイライト

中村幸司氏:中村でございます。よろしくお願いいたします。第2四半期決算概要に関しまして、私からご説明を申し上げたいと思います。

3ページはハイライトということで、売上高と営業利益の概要を示しております。前年同期比で、おかげさまで売上・営業利益ともに増えまして、過去最高更新をしました。

2018年2月期第2四半期概況(累計・連結)

こちらは第2四半期の各段階損益の、前年同期比との比較でございます。

先ほど申し上げたように、売上高・利益ともに過去最高を更新して着地しております。

引き続きお客さまから、採用等々を中心として、場所を使う旺盛な需要に支えられまして、大幅に増収しております。

利益面のところで、経常利益に影響する金利の費用が出ているのですが、こちらはなぜかというと、第1四半期に、予算時に想定していないシンジケートローンを実施いたしました。

その関係で、経常利益が予算に対して非常に下からスタートすることになったのですが、その1億3,500万円を吸収して予算達成ができました。

こちらが見込めたので、さらに前倒しで業容拡大するための人を採用しようということで、この第2四半期に採用の拡大も行っております。

なので、こちらの費用も予算を上回ってのっておりまして、予算に対してプラス5,000万円、前年同期比に対してはプラス6,000万円の採用費をかけております。こちらが販管費に入っているのですけれども、こちらをかけて人員の採用を図っております。

すでに下期に採用する人員のかなりの部分が上期に前倒しで採用できていますので、こちらを使って業容拡大を図っていくことを考えております。

こうした業容拡大のためのシンジケートローンの費用や採用費を飲み込んで予算を達成し、過去最高益を達成したということが第2四半期上期の概要となります。

これらのお金と人の基盤を使いまして、今発表している計画を前倒しで進捗させるような業容の拡大戦略をとってまいりたいと考えておりまして、その基礎のとなる四半期であったのがこの第2四半期でございます。

連結売上高推移(グレード別)

連結売上高推移をグレードに分けてご説明いたします。

グレードというのは、弊社の会議室・宴会場のグレードでございまして、一番上の「ガーデンシティPREMIUM(GCP)」から始まって5段階あります。

上の3段階にある高付加価値層を中心に出店していこう、そこで付加価値も含めた売上もとっていこうという戦略でずっとやっておりまして、このグラフを見ておわかりのとおり、下の3つの色(の棒グラフ)が上位3つのグレードにあたります。

そこのところが、セールスミックスという意味でも順調に拡大しながら、売上を伸ばしています。

加えて、(棒グラフ)上から2番目の「宿泊施設」も伸びていまして、こちらも会議・宴会部分に付随して出てくるような、周辺事業でございます。

これらを合わせて、非常に高付加価値のゾーンをどんどん伸ばしていっているということが見て取れると思います。

連結売上高推移(累計・サービス別)

今度は少し切り口を変えまして、連結売上高推移(累計・サービス別)となります。

室料やオプション、料飲など、サービス分野ごとのセールスミックスを示したものですけれども、こちらも高付加価値のものにどんどん変化させていこうという趣旨で、逆に、室料のセールスミックスを下げていこういうことを当社の戦略としてずっとやってきています。

左側の表がサービス別売上推移なのですが、(棒グラフの)一番下の大きな部分が室料です。こちらの室料のセールスミックスが徐々に下がってきていて、第2四半期では54.6パーセントまできております。

そういう意味では、セールスミックスがダウンしてきているので、それ以外の部分が高付加価値の周辺事業の部分になってきたということで、戦略どおり順調に拡大しています。

この路線を堅持しながら、より拡大していこうと思っております。以上が数字の概略でございます。

グレード別拠点数・会議室数

グレード別拠点数・会議室数ということで、出店状況について簡単にご説明申し上げます。

表の一番右の太枠で囲っている列が、第2四半期時点の拠点数と室数でございます。

前期末に比べて伸びておりまして、前期末に発表している計画への進捗という意味では、順調に推移しております。

後ほどご覧いただきたいのですけれども、9ページに出店のパイプラインが書いてあります。

(スライド)右側の下期の出店計画の、今見えているものだけを加味しても、計画が達成できるような出店状況ですので、こちらも場所の部分をしっかり確保したうえで、付加価値を乗せていくことができているのかなと考えております。

貸借対照表(連結B/S・キャッシュフロー計算書サマリー)

8ページに戻っていただきまして、貸借対照表(連結B/S・キャッシュフロー計算書サマリー)でございます。

トピックといたしましては、上から2行目に「(現金・預金)」ということで、キャッシュが書いてありまして、第2四半期末で80億5,100万円のキャッシュがあります。

加えて、簿外債務になっているコミットメントラインとシンジケートローン等々の見越し残高が96億円ありまして、その2つを合計すると約180億円の資金余力がございます。このような資金を裏付けに、業容拡大を図っていきたいと考えております。

今期通期計画に対する第2四半期進捗、下期出店計画

(スライド)右側の出店計画は先ほど少しお話ししましたので割愛いたします。(スライド)左側の第2四半期累計実績の進捗ですけれども、左側の表の左側、これがこの第2四半期の損益でございます。

ご覧のように、売上高は半分ほどの進捗率なのですけれども、営業利益等々の各段階損益は7割、当期純利益にいたっては9割の進捗率となっております。

通期計画の話ですけれども、非常にいいかたちで推移しておりますので、今後精査して、必要に応じて修正も含めて検討しなければいけないことではあろうかと思います。

数字の話については以上でございます。ありがとうございました。