FY6/17 連結経営成績

宮川洋氏:2017年6月期の連結経営成績を、こちらで説明してございます。

まず全体感でございますが、今期は悪かったということでございます。減収で減益というかたちになっております。後ほどご説明しますけれども、今始まっている期(2018年6月期第1四半期)以降は、またV字回復・2桁成長を目指していくというかたちになっております。

資料に書いてありますとおり、セールスミックスの変化によりまして、売上原価を中心としてコストが増加しました。また、固定資産の整理により、除却損3,900万円を減価償却費として計上しているというかたちです。

あと、投資しておりました有価証券、特別損失ののれん及び固定資産の減損が3億7,300万円ございます。主に、子会社の株式会社絵本ナビの減損というかたちになります。それに伴い、法人税等調整額の計上により、当期純利益が大幅減少しました。

売上高は43億9,900万円、前期比で約44億円増加、97.1パーセント。営業利益は8,700万円、前期比で(約2.1億円減少)28.5パーセント。経常利益は9,000万円、前期比で(約2億円減少)30.3パーセントというかたちになっております。

その結果、当期純利益はマイナス4億3,700万円というかたちになっております。

FY6/17 通期 業績ハイライト

通期業績ハイライトです。こちらの資料上部は、(連結の)売上高と営業利益(と営業利益率)です。売上高と営業利益は、先ほど言ったとおりでございます。

(売上高は)約44億円弱と(営業利益は)8,700万円ということです。前期比では、資料の数値のかたちになっております。

あと、我々の事業セグメント別の売上利益のご説明です。CMP(コンテンツマーケティングプラットフォーム)事業、メディアですね。ネット広告の低調により、売上高・営業利益は減少したというかたちになっております。(売上高は)36億4,000万円ということと、営業利益が5,500万円ということで、ともに前期比でマイナスというかたちになりました。

引き続きまして、CMS(コンテンツマーケティングソリューション)事業は、売上高は微減ですが、営業利益は堅調だったというかたちです。

堅調だった要因は、我々は自動車業界にクライアントがおり、このあたりで非常に旺盛な発注があったことでございます。

FY6/17 通期 連結 売上高/営業利益 前期比較

こちらは、通期の連結売上高・営業利益前期比較です。CMP事業の低調の影響で、減収減益というかたちになっております。

FY6/17 通期 CMP事業 売上高/営業利益 前期比較

こちらの資料には、CMP事業の前期比較が出ております。売上高は微減でございますが、セールスミックスの変化に伴い、営業利益が減少しているというかたちになっております。

FY6/17 通期 CMP事業 主要RD 前期比較

こちらは、CMP事業の主要RDの前期比較でございます。

ネット広告のPVの低下により前年比で減少した一方で、データコンテンツは前年比で増加となりました。セールスミックスが変化しているというかたちになっています。

グラフのネット広告(薄いオレンジ色)の部分を見ていただきますと、前年の15億9,600万円から(今年は)13億4,900万円になっています。このネット広告のマイナスの部分が、粗利で効いてきているというかたちでございます。

FY6/17 通期 CMP事業 原価/販管費 前期比較

原価・販管費の前期比較になっております。広告宣伝費が若干減少しておりますが、こちらに、我々はあまり費用を割くことができなかったということです。

我々のPV対策で、いくつか広告も打っているのですけれど、こちらは広告宣伝費をうまく使うことができませんでした。また、減価償却費が今後は減ってくるというかたちになります。

FY6/17 通期 CMP事業 メディアKPI推移

我々はメディアのKPIで、PVとRPM(1,000PV当たりのパフォーマンス広告売上)を気にしています。とくにRPMは、収益性の部分になります。前年よりも広告宣伝費が投入できずPVは減少しましたが、RPMは引き続き400円台の、約450円というかたちで高水準を維持しております。

このRPMの部分は、ノウハウの蓄積というかたちになります。この水準を維持しながらたくさんのメディアを運営して、収益力を上げていきたいと思っております。

FY6/17 通期 CMP事業 M&A事業の成長

CMPのM&A事業の成長についてご説明します。

M&Aで取得して運営を開始した事業は、グループの収益に貢献しているというかたちでございます。減損等は抜きにすると、きっかり買ったものが収益に貢献してきております。

これを、我々は日々改善しながら、もっと利益率を高めるようにしていきたいと思っております。

FY6/17 絵本ナビ業績

こちらの資料をご覧ください。減損した絵本ナビはどうなんだ、というお話です。絵本ナビ自体は、連結グループ入りしてから売上高・営業利益が伸びているんですね。ただ今回は、会計基準に従ったかたちで落としたということになっております。

絵本ナビ自体の事業は、非常に順調であるとみなさんにお伝えしたいなと思っております。

FY6/17 通期 CMS事業 売上高/営業利益 前期比較

こちらは、CMS事業の売上高・営業利益の前期比較ですね。

売上高はやや減少となったものの、営業利益は引き続き堅調です。(売上高は)8億6,500万円ということで、ちょっと少なくなりましたけれど、(2017年6月期の)後半にかけて自動車業界からの受注が堅調だったということで、伸びたというかたちになっております。

FY6/17 通期 CMS事業 主要RD 前期比較

CMS事業の主要RDの前期比較です。(ECソリューションの)売上高は増加したけれど、リサーチソリューションの売上高はやや減少となりました。

粗利はよかったのですが、ここは非常に厳しかったというかたちでございます。

FY6/17 通期 CMS事業 原価/販管費 前期比較

こちらは、CMS事業の原価・販管費の前期比較となっております。

売上高の減少に伴い、外注費も減少したというかたちになっております。

FY6/17 通期 CMS事業 リサーチKPI推移

CMS事業のリサーチソリューションは、受注件数は減少しましたが、受注単価はなんとか上がってきたというかたちのグラフでございます。

貸借対照表

バランスシートでございます。

固定資産は今回除却したのでだいぶ変わっておりますが、当期純利益がマイナスとなり、純資産が減少したというかたちでございます。約4億4,300万円ほど、純資産が減少しているということです。

来期以降、その分減価償却費は軽減するというかたちになるかと思います。

連結CF

キャッシュ・フロー、稼ぐ力のご説明です。当期純利益はマイナス4億円強となりましたが、営業キャッシュ・フローはプラスを維持しています。ここをぜひ、みなさんにお伝えしたいなと思っております。

我々はこの営業キャッシュ・フローをさらに高めるべく、今後施策を打っていきたいと思っております。

<続きは近日公開>