2019年4月期第3四半期決算説明会
友松功一氏:㈱フルスピード、代表取締役社長の友松でございます。それでは私から、2019年4月期第3四半期の決算概要についてご説明いたします。
売上高推移
まず、サマリーになります。売上高につきましては、変革期以降、アドテクノロジー事業、インターネットマーケティング事業ともに、持続的な成長を実現できている状況でございます。
実績
売上高につきましては、前年比7.8パーセント増の154億1,200万円。営業利益につきましては、インキュベーション関連の人材投資等の影響がございまして、10.7パーセント減益の9億3,800万円という結果となっております。
売上高の増減分析
売上高の増減分析になります。アドテクノロジー事業につきましては5.2パーセント増、インターネットマーケティング事業につきましては9.9パーセント増というかたちで、好調を維持している状況でございます。
営業利益の増減分析
一方の利益につきましては、インキュベーション関連の人材投資費や販管費の増加が影響しておりまして、約10パーセント減という結果となっております。
通期業績予想の修正に関するお知らせ
第3四半期の業績の進捗を受けまして、このたび通期業績予想を修正させていただきました。
まず、売上高につきましては、Googleのアルゴリズムの変更等の影響を受けまして、当初の予想を若干下回る見込みとなっております。また、営業利益および純利益につきましては、人材関連費の増加およびアドテクノロジー事業の一部減損の影響を受けまして、当初予想を下回る見込みとなっております。
財務体質
次に、財務体質につきましては、堅実な営業キャッシュ・フローにより、健全な財務体質ということでございます。自己資本比率は、53.4パーセントという状況となっております。
既存事業・新規取組みの展開加速
続きまして、ビジネスの概況をご説明いたします。既存事業のアドテクノロジー事業およびインターネットマーケティング事業の積極的な展開は引き続き行っていく一方で、インキュベーション関連につきましても、今後も積極的に展開してまいりたいと考えております。
アドテクノロジー(afb)①
まず、アドテクノロジー事業の進捗でございます。アドテクノロジー事業のアフィリエイト・プラットフォーム「afb」になりますけれども、今期は前年比で13.7パーセント増ということで、再び成長軌道に乗せて、拡大路線を図っていける状況となっております。
アドテクノロジー(afb)②
現在進めております台湾への展開に加えまして、今期以降、マレーシアやシンガポールといった東南アジアへの展開も積極的に行っていきたいと考えております。
インターネットマーケティング①
続きまして、インターネットマーケティング事業でございます。インターネットマーケティング事業は、こちらのスライドにございますとおり、中堅企業が直面する課題を解決するような、インターネットマーケティングパートナーとしての立ち位置を確立することを目指しております。
ご存知のとおり、昨今の中堅企業は、人材不足、または採用難という状況でございますので、今後は、人材確保や採用確保といったニーズに応えられるサービス、体制の展開を積極的に行ってまいりたいと考えております。
インターネットマーケティング②
1つ目でございます。とくに、SNSに関連する企業の人材不足に対応するといったサービスでございます。弊社の中で、SNSの運用に関する専門家チームを育成いたしまして、企業さまのSNS活用支援を行うというサービスを提供しております。
インターネットマーケティング③
2つ目でございます。中堅企業の人材不足へのソリューションということで、「Googleしごと検索」および「Indeed」といった、採用に関するプラットフォームを活用しました採用支援サービスも、今期より展開してまいります。
インターネットマーケティング④
3つ目でございます。以前から行っております、セブ島でのITのオフショア開発に加えまして、広告やマーケティングの運用につきましても、セブ島を活用したオフショア運用を行えるような体制を構築しております。
今後も、セブ島を積極的に活用した事業展開を進めてまいりたいと考えております。
インターネットマーケティング⑤
トピックスでございます。昨今、スポーツマーケティングといわれるような、スポーツに関する販促や広告、さらにはSNSを活用したPRといったニーズが増えてきております。そうしたニーズに対応するようなサービスも、今期よりスタートしております。
M&A・インキュベーション機能
続きまして、インキュベーション関連についてのご説明でございます。インキュベーション関連につきましては、とくにこのスライドにございますような新しいメディアを、今後も大きく展開してまいりたいと考えておりまして、M&Aなども積極的に展開してまいりたいと考えております。
以上、2019年4月期第3四半期の決算の概要をご説明いたしました。