はじめに
和田順児氏:株式会社アピリッツ代表取締役社長の和田でございます。本日は、2022年1月期第1四半期の決算説明を行います。はじめに、株主のみなさまにおかれましては、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社は、6月11日に決算短信を発表しています。現在、新型コロナウイルス感染が収束しきらない状況の中ですので、リアルでの決算説明会は開催しない方針です。今回は、決算説明会ならびにその説明動画をIRページに掲載することで、代替えとします。
双方向での質疑応答ができませんので、質問等がございました場合は、大変お手数ではございますが、弊社IR担当者へご連絡いただきますようお願い申し上げます。
目次
本日の説明の流れですが、事業の説明、続いて第1四半期の業績、今後の成長戦略についてご説明します。
会社概要①
まず、事業の説明です。当社はミッションとして「セカイに愛されるインターネットサービスをつくり続ける」を掲げて、事業を行っています。
会社概要②
事業の内容です。ドメインは2つで、1つは「WEB BUSINESS SOLUTION」と記載のとおり、Webサイトの構築等を行う事業です。もう1つは、オンラインゲーム事業になります。
会社概要③
会社概要です。当社は2000年7月に創業し、第1四半期終了時点での従業員数は448名、昨年の財務指標での売上は38.8億円、純利益は1.2億円です。
事業内容・W e bソリューション事業①
それぞれの事業の特徴です。Webソリューション事業からご説明します。当社のWebソリューション事業の特徴の1つは、ワンストップで、戦略・企画・開発・運用、またマーケティング等の運営まで、1社で一貫してサービスを行うことです。
事業内容・W e bソリューション事業②
傾向として、SaaSビジネスのように、売上がどんどん積み増しされていくという特徴があります。売上高における顧客の継続率を年間で見ると、昨年末は78パーセントが前年からのお客さまの売上という特性を持っています。
事業内容・W e bソリューション事業③
もう1つの特徴ですが、単にオーダーメイドやカスタムメイドで物を作るのではなく、AWSや当社が持っているSaaSプロダクトを組み合わせて、プロジェクトの生産性や俊敏性を向上させて、事業を行っています。
事業内容・W e bソリューション 2 2期トピックス①
22期のWebソリューション事業ですが、「DX」「EC」というキーワードを中心に事業を行っています。22期第1四半期で作ったサービスの事例をいくつか挙げています。まず1つ目は、株式会社ニッコーのクラウド環境での文書のデジタル化です。
事業内容・W e bソリューション 2 2期トピックス②
2つ目は、株式会社カラーズの「ごはんの窓口」のWebサイトをお手伝いしています。3つ目は、株式会社IStyleと共同開発したライブ配信コマースなどのWebサイトの構築の事例です。
事業内容・オンラインゲーム事業①
もう1つの軸のオンラインゲーム事業です。当社のオンラインゲーム事業は、自社のゲーム開発のみならず、受託ゲーム開発、ならびにクリエイターの人材派遣を行って、ゲーム事業のボラティリティをなるべく抑えながら、安定的な収益を稼ぎ出すことに注力しています。
事業内容・オンラインゲーム事業②
ゲームの自社開発、受託開発、ならびにクリエイターの人材派遣に、人的リソースをうまくコントロールしながら活用して事業を行っているという特徴を持っています。
事業内容・オンラインゲーム事業 2 2期トピックス
22期におけるオンラインゲーム事業の状況です。昨年から比較して、ゲーム運営のパイプラインが1本増えたことが、第1四半期の特徴になっています。
2022年1月期第1四半期 業績ハイライト
第1四半期の業績をご説明します。売上高、各利益ともに、昨対比で順調に成長している状況で、売上高は第1四半期が10億400万円という状況です。営業利益は5,500万円、経常利益は4,100万円、当期純利益が2,900万円という状況です。
昨年比で見ると経常利益だけ減少していますが、こちらは営業外で上場関連費用を計上したことにより低減している状況です。発表している2022年1月期の上半期業績予想との比較で進捗状況を見ると、おおむね順調に推移している状況になっています。
2022年1月期第1四半期 業績ハイライト・W e bソリューション事業
各事業セグメントごとの状況です。まずはWebソリューション事業ですが、四半期ごとの売上推移のグラフをスライドに掲載しています。前年同期比で売上高・顧客継続率ともに、順調に右肩上がりに成長している状況です。直近の前四半期比で見ても、売上高は昨対比で19.3パーセント増、直前の四半期比で7.8パーセント増と順調に成長しています。
2022年1月期第1四半期 業績ハイライト・オンラインゲーム事業
オンラインゲーム事業については、第1四半期は4億7,800万円という売上状況です。安定収益基盤と位置づける「ゲームの受託開発」「クリエイター派遣」を合わせると、グラフに記載のとおり「408億円」で、昨年度同期比で見ると22.2パーセント増ということで、成長している状況になっています。
今後については後ほどご説明しますが、第2四半期以降は大型の運営移管タイトルの売上が計上されていく予定のため、こちらの安定的収益基盤も、第2四半期以降引き続き右肩上がりになっていくと予想を立てています。
2022年1月期第1四半期・貸借対照表
貸借対照表です。上場に伴うキャッシュの増加に加え、安定的に利益を積み重ねており、自己資本比率が78.8パーセントということで、財務基盤はさらに安定的に推移しています。
2022年1月期第1四半期・社員数推移
成長の源泉である社員数の推移です。第1四半期終了時点で508名ということで、こちらも順調に成長している状況になっています。
事業拡大・従業員増・アフターコロナを見据えたオフィス増床
今後の成長戦略に関するトピックスです。事業拡大、従業員増、そしてアフターコロナの事業を見据えて、オフィスを増床しています。2021年2月15日に新しいフロアを開設し、増床前は650坪だったオフィス面積が今は930坪となり、こちらで事業を実施しています。
今後の成長戦略に関するトピックス・W e bソリューション事業①
Webソリューション事業については、市況環境的には引き続きDXのニーズやEC化のニーズ等が高まっており、市場機会は非常に大きくあると認識しています。
今後の成長戦略に関するトピックス・W e bソリューション事業②
そのような状況の中、なるべくリードを増やす活動を行ってきており、成果が出てきています。第1四半期ごとの問い合わせ数の推移というグラフをスライドに掲載していますが、問い合わせが順調に増えています。通期で見ても、毎年毎年、問い合わせが増えている状況で、リードの獲得状況も引き続き好調です。
今後の成長戦略に関するトピックス・W e bソリューション事業③
顧客の単価についても、四半期ごとの推移のグラフをスライドに掲載していますが、2022年1月期第1四半期は341万1,000円で、顧客の平均単価も上がってきている状況になっています。
今後の成長戦略に関するトピックス・オンラインゲーム事業
オンラインゲーム事業です。人気IPタイトル『けものフレンズ3』のゲームですが、セガからの運営移管ということで、8月から運営主体が当社に変更になります。直近の数ヶ月は共同で運営主体を変更する作業を進め、当社としては、第2四半期から収益に寄与し始める状況になっています。自社ゲームタイトルも、新作を5月27日にリリースしました。
今後の成長戦略に関するトピックス①
その他、新しい取り組みというところでは、ESGへの取り組みを開始しており、社内にワーキンググループを作って取り組みを強化しています。
今後の成長戦略に関するトピックス②
「環境」「ソーシャル」「ガバナンス」について、それぞれの項目でしっかりと課題を洗い出して、1個ずつ取り組み始めている状況になっています。
決算説明は、以上になります。今後とも、アピリッツをよろしくお願いいたします。