2018年12月期決算説明会
芝崎晶紀氏:ただいまご紹介いただきました、CDSの芝崎でございます。それでは、第39期の決算についてご説明させていただきたいと思います。39期におきましては、2期連続の増収増益。利益に関しましては、5期連続の増益というかたちで終わっています。詳しい数字につきましては、この後中嶋より説明をさせていただいて、それから質疑応答に入りたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
2018年12月期 連結決算の状況
中嶋國雄氏:取締役/経理・財務部長の中嶋です。よろしくお願いします。では、2018年12月期の決算の状況につきまして、ご報告をさせていただきます。
まず、連結の売上高ですが、91億5,500万円という実績となっています。これは前年に対して7.7パーセントの増。こちらのグレーは昨年の2017年の実績で、真ん中のオレンジが2018年12月期の実績となっています。営業利益が12億9,700万円で、前年に対して23.3パーセントの増。経常利益が12億8,800万円、21.6パーセントの増。当期純利益が8億5,300万円で27.4パーセントの増と、前年に対して増収増益。
かつ、冒頭で芝崎が申し上げていましたけれども、2年連続の増収増益となっていまして、2018年のこの数値は売上・利益、利益も営業利益・経常利益・当期純利益、すべての利益において過去最高の実績を更新いたしました。
連結売上の事業別内訳
では続きまして、CDSが行っている3つの事業のドキュメンテーション事業・エンジニアリング事業・技術システム事業で、売上の分析を行ってまいります。こちらの売上のグラフも、左が2017年12月期、右側が2018年12月期を表しています。そして、ドキュメンテーション事業が青色、エンジニアリング事業が赤、技術システム事業が緑、オレンジ色が連結全体の数値を表しています。
2018年12月期におきまして、青色のドキュメンテーション事業の売上の実績が31億5,900万円。これは前年に対して0.4パーセントの増。赤色のエンジニアリング事業は19億8,500万円、前年に対しては18.6パーセントの増。緑色の技術システム事業が40億8,000万円、前年に対しては8.7パーセントの増と、3つの事業すべてにおいて前年を上回る増収となっています。
なかでも赤色のエンジニアリング事業は、前年も成長率が11.1パーセント、今年が18.6パーセントですので、2年連続で2桁成長を達成しています。また、緑色の技術システム事業は40億円台を突破しています。連結全体でも91億5,500万円となり、90億円を突破したのはこの年が初めてとなります。
連結営業利益の事業別内訳
続きまして、営業利益の事業別の内訳となります。色分けは先ほどの売上と同じように、青色がドキュメンテーション事業、赤色がエンジニアリング事業、緑色が技術システム事業を表しています。
2018年12月期のドキュメンテーション事業の営業利益は10億円ちょうどになりまして、これは前年に対して17.3パーセント増。赤色のエンジニアリング事業が4億3,200万円で、こちらが9.4パーセントの増。緑色の技術システム事業は5億2,200万円の営業利益で、前年に対して28.2パーセントの増という結果となっています。
前年の成長率を見ておわかりいただけるかと思いますが、緑色の技術システム事業とドキュメンテーション事業の成長率が、連結全体の営業利益の増加への寄与が大きかったということになります。
2019年12月期 連結業績予想
では続きまして、今年2019年12月期の業績予想につきまして、説明をいたします。左のグレーのところは、2017年と2018年の実績の数字を入れてあります。そして、右のオレンジ色のところが2019年12月期、今年の予想の数字となっています。
売上高ですが、2019年12月期の連結売上高を95億100万円と予想しています。これは前年実績に対して3.8パーセントの増。営業利益は13億6,000万円、前年に対して4.8パーセント増。経常利益は13億4,500万円、4.4パーセントの増。当期純利益が8億6,700万円で、1.6パーセントの増という数値を予想しています。
2019年12月期 連結売上高の事業別内訳(予想)
続きまして、売上高の事業別の予想数値となります。色分けは実績と同じで、青色がドキュメンテーション事業、赤がエンジニアリング事業、緑が技術システム事業となっています。
まず、青色のドキュメンテーション事業ですが、2019年12月期の売上の予想としまして、32億2,900万円。これは前年の2018年の実績に対して、2.2パーセント増。赤色のエンジニアリング事業が21億3,000万円、前年に対して7.3パーセントの増。そして、緑色の技術システム事業ですが、売上高が42億円。前年に対して2.9パーセントの増という予想をしています。
2019年12月期 連結営業利益の事業別内訳(予想)
続いて、事業別の営業利益の予想数値になります。ドキュメンテーション事業が10億7,100万円、前年に対して7.1パーセント増の予想となっています。赤色のエンジニアリング事業が4億7,500万円、前年に対して10.0パーセントの増です。緑色の技術システム事業が5億3,600万円で、前年に対しては2.5パーセントの増という予想をしています。
配当の状況(1株当たり配当金)
続いては、配当の状況です。2009年から2018年の実績と、最後の一番右端に2019年の予想配当金額を入れています。長いスパンで見ています。一見して、ずっと右肩上がりで、基本増配を続けていることがおわかりいただけるかと思います。2018年の実績としましては、中間・期末それぞれで1株当たり22円、年間で44円の配当の実績となっています。
2019年の配当の予想としましては、中間24円・期末24円、年間では1株当たり48円。1株当たりでいきますと、4円の増配という予想をしています。ちなみに配当性向は、昨年の2018年の実績が35.1パーセントのところ、2019年の予想としましては37.8パーセントとなります。
2019年12月 竣工予定新工場
最後になりますけれども、今年2019年のCDSグループの一番のトピックスとしまして、エンジニアリング事業でロボットビジネスを行っている、株式会社バイナスという会社がありまして。そちらで今、新しい工場を目下建設中です。完成予定としまして、2019年12月。年内には完成する予定で工事を進めています。今見ていただいているのが、完成予想図になります。来年のこの場では、おそらく完成した工場をご紹介できるものと思っています。
以上で、私からの説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。