2019年6月期 第2四半期 損益計算書概要

宮本彰氏:キングジムの社長の宮本でございます。本日は、当社の決算説明会においでいただきまして、誠にありがとうございます。

これより説明に入りますが、とくにお断りしない限り、本日の説明は連結を主体にお話しします。また、数字をご説明する際の「当期」は当第2四半期の累計の数字、「前期」は前第2四半期の累計の数字を指します。

それでは、2019年6月期の第2四半期累計の経営成績についてご説明いたします。まず、損益計算書の概要です。

売上高は156億9,500万円で、前期に比べ0.8パーセント減少となりました。売上総利益は60億6,000万円で、前期に比べ1.1パーセント減少となりました。営業利益は2億7,500万円で、前期に比べ48.8パーセント減少となりました。経常利益は4億2,800万円で、前期に比べ33.8パーセント減少となりました。純利益は2億3,200万円で、前期に比べ44.1パーセント減少いたしました。

それぞれの増減要因については、このあと順を追ってご説明いたします。

売上高推移

(2ページは)売上高推移をグラフにしたものです。(当期は)前期比で0.8パーセント減少となりました。

セグメント別の売上高(第2四半期)

次に、セグメント別の売上高についてご説明いたします。文具事務用品事業の売上高は118億9,600万円で、全体の75.8パーセント。インテリアライフスタイル事業の売上高は37億9,900万円で、全体の24.2パーセントとなりました。

文具事務用品事業の内訳を見ますと、電子製品が70億100万円で、全体の44.6パーセント。ステーショナリーが48億9,400万円で、全体の31.2パーセントとなりました。

セグメント別売上高の前年比を見ますと、文具事務用品事業は1.7パーセント減少いたしました。この内訳は、ステーショナリーが4.0パーセント減、電子製品が前年並みです。また、インテリアライフスタイル事業は、2.1パーセント増となりました。

文具事務用品事業については、新製品の投入を中心とする積極的な販売活動を展開いたしましたが、主力の厚型ファイルの販売減などにより、減収となりました。一方、インテリアライフスタイル事業につきましては、(子会社の)ぼん家具での売上が増加したことにより、増収となりました。

営業利益推移

次に、2019年6月期第2四半期累計の損益の状況をご説明いたします。営業利益は2億7,500万円で、前期比で48.8パーセントの減少となりました。

経常利益推移

経常利益は4億2,800万円で、前期比で33.8パーセントの減少となりました。

親会社株主に帰属する当期純利益推移

当期純利益は2億3,200万円で、前期比で44.1パーセントの減少となりました。

各利益の減少は、売上の減少に加え、運賃や商品保管料などの販売管理費の増加によるものです。

売上原価率推移(第2四半期)

売上原価率の推移は、当期が61.4パーセントと、ほぼ前年並みとなりました。

販売管理費推移(第2四半期)

販売管理費合計は57億8,400万円で、前期に比べ1億9,200万円増加となりました。主な要因は、運賃や商品保管料などの増加です。

連結財政状況・キャッシュ・フロー計算書

当期末における資産の状況、および当期のキャッシュ・フローにつきましては、スライドの9ページをご覧ください。

自己資本(第2四半期)

次に、連結での自己資本の動向についてご説明いたします。自己資本は209億7,700万円、自己資本比率は73.8パーセントで、前年同期比では1.7ポイント増加となりました。

ROE・ROA(通期)

11ページのグラフでは、ROEとROA(の推移)を示しています。当期はROEが1.1パーセント、ROAが0.8パーセントとなりました。通期では、ROEが5.7パーセント、ROAが4.4パーセントと予想しております。

一株当り情報(通期)

当期では、EPS(1株当り当期利益)が8円19銭、BPS(1株当たり純資産)が738円6銭となりました。通期では、EPSが42円22銭、BPSが738円85銭と予想しております。

設備投資額・減価償却費推移(通期)

(当期の)設備投資額は、前期より2,600万円減少し、1億9,800万円でした。通期では5億7,200万円を予定しております。

(当期の)減価償却費は2億8,600万円でした。通期では6億6,000万円を予定しております。

設備投資予定額のうち、主なものは、金型更新など生産設備の通常の維持・更新などによるものです。

2019年6月期の業績予想

次に、2019年6月期の業績予想についてご説明いたします。まず、2019年6月期第2四半期の業績です。売上高については、新製品の投入を中心とする積極的な販売活動を展開いたしましたが、文具事務用品事業の主力製品である厚型ファイルの販売減等により、前期を下回る結果となりました。

利益面では、子会社における運賃の値上げや、賃借料の増加などの影響による販売管理費の増加も重なり、営業利益・経常利益・当期純利益がそれぞれ前期を下回る結果となっております。

下半期につきましては、当初の業績予想の達成に向けて、引き続き努力してまいりますが、上期の計画未達の要因が継続すると予想されていることを考慮し、通期業績予想を下方修正いたしました。

2019年6月期の業績予想は、売上高が(前期比で)0.6パーセント増の350億円。営業利益は(前期比で)24.2パーセント減の14億5,000万円。経常利益は(前期比で)18.6パーセント減の17億円。当期純利益は(前期比で)14.5パーセント減の12億円を見込んでおります。

2021年6月期の業績目標

なお、(第9次)中期経営計画の最終年度となる2021年6月期の業績目標は、当初の予定どおり、売上高380億円、営業利益21億円、経常利益23億円、当期純利益16億円、ROE7.0パーセントを目指してまいります。

新製品の状況(ステーショナリー①)

続きまして、2018年12月までに発売した新製品の状況についてご説明いたします。ステーショナリーにおきましては、クラフト素材のファイルカバー・ノートカバーの「+Kraft」シリーズを発売いたしました。

新製品の状況(ステーショナリー②)

また、フリーアドレスオフィスなど、社内での移動に適したワークツール「Frio」シリーズを発売いたしました。

新製品の状況(電子製品①)

電子製品におきましては、「テプラ」PROシリーズで、オフィス向けエントリーモデル「SR370」を発売いたしました。

新製品の状況(電子製品②)

そのほか、スマートフォンなどからアラーム設定ができるデジタル時計「Link Time」や、定期的な予定の管理に便利な習慣時計「RUCLE」、環境騒音だけをカットする「デジタル耳せん」の新モデル「MM2000」を発売いたしました。

新製品の状況(オフィス環境用品)

オフィス環境用品におきましては、電子吸着ボード「RACKAGE」のパーティションタイプと壁掛けタイプを発売し、ラインナップの拡大を図りました。

新製品の状況(女子文具①)

女子文具におきましては、箱型の額縁「hacobuchi」や、手紙用品の収納ボックス「紙文箱」を発売いたしました。

新製品の状況(インテリアライフスタイル①)

ぼん家具では、キッズ向け商材や、収納などがついた機能性こたつなどの季節商品を投入し、主力モールである楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングにおいて、各種セールやポイント付与などを積極的に活用し、売上高の増加に努めました。

新製品の状況(インテリアライフスタイル②)

アスカ商会では、高品質なアーティフィシャルフラワーの商品拡充を図るとともに、季節需要に合わせたパンフレットを配布いたしました。

新製品の状況(インテリアライフスタイル③)

ラドンナでは、主力のキッチンカテゴリーにおいて、これまでのラインナップに加え、より洗練されたカラーの上位モデルを展開し、ブランドとしての価値を強化してまいりました。

また、好調な「アクアバブル」の新作や、ヘアブラシ、時計付きフォトフレームなど、リラクゼーション・フォトフレームの各カテゴリーにおいても、精力的に新商品を投入いたしました。

キングジムグループの取り組み<デジタル文具>

ここからは、キングジムグループの取り組みについてご説明させていただきます。

成長分野である「ポメラ」や「Boogie Board」に代表されるデジタル文具におきましては、本年(2019年)2月に電子メモパッド「Boogie Board」の新モデルとして、シリーズの中でもっとも小さなモデルとなる「Boogie Board BB-12」を投入いたしました。

キングジムグループの取り組み<オフィス環境用品①>

成長著しいオフィス環境用品におきましては、オフィス向けでは「ディスプレイボード」や「デスクボード」などのデスク整理用品。店舗や公共施設向けでは「扉につけるお知らせライト」など、多彩な商品を取り揃えております。

キングジムグループの取り組み<オフィス環境用品②>

本年(2019年)2月には、手をかざすと自動でアルコール消毒液が噴射されるアルコールディスペンサー「tette」や、教室や工場などの広い場所でも表示が見やすい超大型液晶画面のタイマー兼電波時計「ザラージ タイマークロック」を投入いたしました。

キングジムグループの取り組み<オフィス環境用品③>

女子文具におきましては、「HITOTOKI」ブランドのさらなる認知度向上と売上の拡大を図ってまいります。

今後も、当社独自の商品企画力を発揮した新製品の投入により、新たな顧客の獲得と市場の創造を目指してまいります。

キングジムグループの取り組み<海外>①

海外におきましては、中国と東南アジア各国に展開する海外子会社を中心に、アジアでの当社ブランドを確固たるものにしていくとともに、欧米や新興市場への新規市場開拓を進めることで、さらなる事業の拡大を進めてまいります。

昨年(2018年)12月には、連結子会社である錦宮(香港)有限公司が、中国・深圳に新たな子会社を設立しました。成長著しい大きな市場である中国に対する電子製品商材の販売拠点として、さらなる売上の拡大を目指してまいります。

キングジムグループの取り組み<海外>②

商品としては、これまでに英語版・中国語版の「テプラ」を複数投入し、ご好評をいただいておりますが、新たな海外市場展開のため、昨年(2018年)12月に「テプラ」で初めてのベトナム語専用モデル「テプラ PRO SR-R170V」を投入いたしました。

キングジムグループの取り組み<インテリアライフスタイル>

インテリアライフスタイル事業におきましては、ぼん家具ではゲーミングチェアや収納こたつなど、新規概念商品を積極的に投入し、新たな市場の開拓を図ってまいります。

アスカ商会では、品川にある東京ショールーム「&DECOR」を拠点として、東日本エリアでのさらなる販売力強化に取り組んでまいります。

ラドンナでは、キッチン雑貨やリラクゼーショングッズなど、ラインナップをさらに充実させ、売上の拡大を目指してまいります。

キングジムグループの取り組み<ステーショナリー>

ステーショナリーにおきましては、本年(2019年)2月に倒れないペンケース「OCTOTATSU」を投入いたしました。「OCTOTATSU」のように、付加価値や他社との差別化を図った当社ならではの新製品を投入することで、一層の市場拡大を目指してまいります。

また、ファイルの生産拠点が海外自社工場であることを活用し、新たな設備投資による生産の合理化や、新規技術の獲得など、さらなる原価低減を目指し、コスト競争力を高めてまいります。

キングジムグループの取り組み<テプラ>

基盤事業である「テプラ」におきましては、2018年9月に累計販売台数1,000万台を突破いたしました。これからも、用途提案により新市場・新チャネルの開拓を図り、年々増加している外国人観光客の多言語表示ニーズを取り込むなど、「テプラ」が使用されるシーンを増やすことで、テープ需要の拡大を進めてまいります。

キングジムグループの取り組み<「テプラ」カフェ>

昨年(2018年)10月には、ラベルライター「テプラ」の発売30周年および累計販売台数1,000万台突破を記念いたしまして、東京・青山に「テプラ」カフェをオープンいたしました。1週間の期間限定でしたが、多くのお客さまにご来店いただくことができました。

キングジムグループの取り組み<キングジムフェア2018>

また、昨年(2018年)12月には、キングジムグループ各社の商品を集めた展示販売イベント「キングジムフェア2018」を秋葉原で開催いたしました。今回で3回目の開催となりましたが、前回同様に2万人を超えるお客さまにご来場いただき、当社グループの商品をご体感いただくことができました。

今後もこのようなイベントを通じて、市場への一層の浸透を図り、需要の拡大に取り組んでまいります。

キングジムグループの取り組み<物流>

物流面では、昨年(2018年)11月に、九州地区への新たな配送拠点として、福岡市内に福岡物流センターを開設いたしました。激変する環境変化に対応すべく、キングジムグループ全体での物流体制の最適化を図ってまいります。

さらに、M&Aおよび新規事業についても、積極的に取り組んでまいります。

以上をもちまして、株式会社キングジムの2019年6月期第2四半期決算説明会のご説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。