2018年6月期第1四半期決算説明会

宮本邦久氏:株式会社ネットマーケティング代表取締役の宮本でございます。

本日は2018年6月期第1四半期の決算報告ならびに注力事業であるメディア事業の今後の展開についてご報告させていただきます。

2018年6月期第1四半期ハイライト

まず2018年6月期第1四半期のハイライトです。

売上高は27億900万円。営業利益は1億8,900万円。経常利益は2億100万円。税金等調整前四半期純利益は2億1,000万円となり、経常利益、純利益ベースでは前年同期比50パーセント以上の増益となりました。

この大幅な増益は、メディア事業の恋愛マッチングサービス「Omiai」が好調に推移したことに起因するものでございます。

業績推移 - 全社 売上高・営業利益 -

続いて、全社売上高・営業利益の業績推移です。

通期の連結業績予想に対する第1四半期の進捗を申し上げると、売上高112億9,600万円に対して、現在24パーセント。営業利益5億4,000万円に対して、35.1パーセントの進捗となっております。

2018年6月期 第1四半期 - 進捗状況 -

利益ベースでは、35パーセントを超える好進捗となっております。

2018年6月期 第1四半期 - 決算状況 -

セグメント別の状況で見ていきます。この第1四半期は成長ドライバーである「Omiai」が大きく伸長した四半期となりました。

業績推移 - セグメント別 売上高前期比較 -

成長ドライバーの「Omiai」が高利益率のメディア事業として、営業利益で前年同期比94.3パーセント増と、広告事業の営業利益と同じ水準まで拡大してきております。

メディア事業 - 主要KPIサマリ -

次に「Omiai」の主要KPIのご説明を申し上げます。この度の決算から有料会員数の開示をさせていただくこととなりました。有料会員数につきましては、2016年6月期より当社でマーケティングの改善と強化を実施しています。

メディア事業 - Omiai 有料会員数推移 -

この結果、有料会員が飛躍的に伸びるような状況になっており、2017年6月に4万人を突破し、この9月末においては4万4,112名まで有料会員数を増やすことができました。

メディア事業 - Omiai 累計会員数推移 -

累計会員数は9月末時点で1.5倍の248万人。

メディア事業 - Omiai 累計マッチング組数推移 -

累計マッチング組数につきましても1,121万組まで拡大しています。

メディア事業 - Omiai 市場予測 -

この「Omiai」なんですけれども、「国内オンライン婚活・恋活マッチングサービス」市場に我々所属しておりまして、2017年に208億円の市場規模に対して、今後5年後の2022年には577億人にまで市場拡大が予想されており、今後も大きく成長していく市場に所属しています。

メディア事業 - 新たなサービス領域拡大へ -

最後に我々のマッチングサービスにおける今後の成長戦略についてご説明いたします。

我々が展開している「Omiai」は、2012年以降にサービスをリリースして、Facebookユーザーに限定したサービスとして展開してまいりましたが、こちらを全ネットユーザーが利用可能なサービスとして提供できるように検討しています。

これはFacebookユーザーが今国内に2,800万人いるのですけれども、これを全ネットユーザー1億人に対して展開することにより、今後も持続的な成長を見込めると考えております。

メディア事業 - 新領域へ参入 -

もう1つ、今後我々が展開していくものとして、デーティング市場への参入を検討しています。マッチングサービス市場は、大きく婚活市場・恋活市場・デーティング市場と分けられております。

これまで我々が展開してきたサービスは、婚活市場または恋活市場といったところに狼煙を上げて展開してきているのですけれども、よりカジュアルでライトなマッチングサービスとして、アメリカを含め大きく市場が拡大しているデーティング市場への参入を今期末に予定しています。

この我々の新領域、デーティング市場への参入なのですけれども、現在次世代マッチングアプリプロジェクトということで社内で進めております。今年度末、2018年6月末までのリリースを予定しておりますので、ぜひご期待いただければと思います。

今後もネットマーケティングは当社の成長ドライバーである「Omiai」を軸にどんどん成長していきますので、ご期待いただければと思います。

全社 - 成長戦略 これからの成長イメージ -

また今後の成長戦略でご説明させていただきましたが、我々としては新しいマッチングアプリを今期末にリリースすることにより、さらなる成長ドライバーを加速できるような事業展開を図っていきたいと考えておりますので、ぜひ株主のみなさまにはご期待いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。