2017年12月期第2四半期決算説明会

都木聡氏:みなさん、お盆のお休みの中にわざわざ当社の会社説明会にお越しいただきまして、ありがとうございます。代表取締役社長の都木でございます。平成29年度の12月期第2四半期決算説明をさせていきたいと思います。よろしくお願いします。

セレスとは

株式会社セレスは、成功報酬型のスマートフォンメディア事業を展開しております。「モッピー」「モバトク」というポイントサイトを主軸にして、「モッピージョブ」というHRメディアも運営しているメディア企業でございます。

業績ハイライト

平成29年12月期第2四半期決算概要をご説明させていだきます。

今決算の業績ハイライトとしては、売上高は20億3,100万円、前年同期比12.4パーセント増収。営業利益は1億8,800万円、前年同期比36.0パーセント減益で、増収減益となっております。

第2四半期の売上については、去年に比べて二桁の増収を達成することはできましたが、今四半期、アドネットワーク広告の減少により粗利率が低下したという要因が1つ。

もう1つは、新規事業、新たなメディアを作っている最中ですので、そちらに対する人材投資の増加により販管費が増えて、結果36.0パーセントの減益となっております。

この四半期のあと、7月31日払い込みで仮想通貨取引所の大手であるビットバンク株式会社へ8億5,000万円の追加投資を行って、持分法適用会社グループ会社化をしております。

従来から仮想通貨事業に投資してきておりますけれども、グループ会社化まで踏み込むのは今回が初めて、ということがトピックスとしてあります。

損益計算書の概要(第2四半期累計)

第2四半期累計での損益計算書の簡単なご説明をさせていただきます。

売上高は20億3,100万円、前年同期比12.4パーセントの増収。ただし、12.4パーセント増収しているにもかかわらず、売上総利益、粗利は去年とほぼ変わらず6億7,200万円です。

販管費が約1億円強増えて4億8,400万円。営業利益が約1億円減の1億8,800万円、前年同期比34.6パーセント減というかたちで着地しております。

第2四半期(4-6月期)の決算で見ると、売上高は9億6,600万円、前年同期比6.9パーセント増。前四半期比9.2パーセント減収となっております。

販管費は2億5,300万円、前年同期比24.1パーセント増。主に人件費が増えて、結果、四半期ベースで営業利益が1,800万円、経常利益が2,000万円というかたちで着地しております。

四半期売上高推移

四半期売上高推移は、前四半期が過去最高の売上高でしたので、そこから約9パーセント落ちて9億6,600万円。前年同期比6.9パーセント増です。粗利率は28.2パーセントというかたちで低下しているというところがわかりやすいと思います。

四半期販売費及び一般管理費推移

続きまして、四半期別の販管費の推移です。今四半期の販管費は約2億5,300万円、前年同期比で24パーセント増えています。

見ていただいたとおり、去年に比べて、人材関連費用が3,000万円増えています。それに伴って、その他費用が諸々増えています。基本的には、既存事業、新規事業、新規メディアの立ち上げに対する手当が大きくなっております。

従業員数推移

従業員数の推移です。6月末の時点で、アルバイト含め99名となっております。前四半期比で7名増えて1年前と比べると18名増えています。4月に新卒も5名入ってきておりますが、その部分も含めて人が増えています。

一時的ですけれども、我々でいうと「お財布.com」という数年前に買ってきたサイトのリニューアルをかけております。そこに伴う一時的な増員も多少増えている原因となっております。

四半期営業利益推移

売上は伸びていますが、粗利率が下がって販管費が増えておりますので、今四半期は1,800万円というかたちで着地しております。利益額が小さいので、利益率は1.9パーセントとなっております。

通期業績予想に対する進捗率

通期業績予想に対する進捗率です。通期売上予想42億円に対して、20億3,100万円で進捗率は48.4パーセント。営業利益6億円の予想に対して、1億8,800万円で31.3パーセントの進捗率となっております。

売上については、もともと下期に予算がついていますので、実はそれほど遅れていない進捗です。対して営業利益は若干遅れてきておりますけれども、次の投資をして遅れていますので、当然事業で取り返していけると考えておりますので、予算修正は行っておりません。

売上高推移

年度の売上高推移でいきますと、今期は42億円を予想しておりまして、進捗率48.4パーセント。前年同期比12.4パーセント増となっております。

営業利益推移

営業利益6億円、通期では前年比7.7パーセント増を予想しておりますが、進捗率は31.3パーセントとなっております。

経常利益・当期純利益推移

経常利益・当期純利益は、同じく約31パーセントの進捗率となっております。

貸借対照表の概要

貸借対照表の概要です。当社は仮想通貨やブロックチェーン分野に対する投資を行っておりますので、そこの部分を投資育成事業というかたちで、事業と成すかたちでとりましたので、固定資産にあった投資有価証券が一部営業投資有価証券に振り替わっているところが大きく変わっているところでございます。