事業概要
横島泰蔵氏:ただいまより、株式会社シーティーエス2016年3月期通期決算説明をはじめます。
まず、この場をお借りして、お礼をさせていただきたいと思います。当社は2015年8月21日に東京証券取引所第1部に上場しました。それもみなさまのご支援の賜物と感謝しております。本当にありがとうございました。
それでは決算説明に入ります。
それでははじめに、事業概要について説明をします。
当社の主なお客さまは、建設業界・測量業界です。また、システム・測量計測事業を中心に、4つの事業を展開しています。この4つの事業は、大きく分けて全国展開の事業とメディア展開の事業に分かれます。
全国展開の事業は、建設ICT分野を中心に、システム事業・測量計測事業で構成をされています。システム事業に関しては、システム機器のレンタル及び販売を行なっています。
主な内容としては、ネットワークの構築、データバックアップ・サービス。また、昨年より回線サービス等もはじめました。ハード以外のレンタルサービスも積極的に展開をしています。
測量計測事業に関しては、測量機器・i-Construction関連システムのレンタル及び販売を行なっています。三次元のデータ計測及び電子用品等の代行業務のサービスも、最近では積極的に展開をしています。
次に、エリア展開の事業です。大きく2つあります。ハウス備品事業。そして環境安全事業です。ハウス備品事業に関しては、ユニットハウス関連部品のレンタル及び販売を行なっています。
営業エリアとしては、長野県・山梨県・新潟県・群馬県の4県に5支店で行っています。そして今年度より、事業部としての活動もスタートを切っています。
環境安全事業に関しては、交通安全、環境関連の工事を行なっています。主な営業エリアは、長野県を中心に、環境保全事業部が中心になって事業活動を行なっています。
全社損益表概要 -2016年3月期実績報告-
続いて、16年3月期の実績報告をします。まず、全社の損益の概要について説明します。
特筆項目として、5期連続で増収増益となりました。利益に関しても過去最高を更新することができました。しかし、計画に対しては売上高、営業利益、経常利益ともに未達成でした。
売上高64億6,000万円。営業利益10億800万円。経常利益9億6,300万円。当期純利益7億700万円。売上高営業利益率15.6パーセント。
売上高経常利益率14.9パーセント。売上高当期純利益率11パーセントです。期末従業員数に関しては244名と前期末に比べて20名の増員でした。
セグメント別損益表概要 -2016年3月期実績報告-
続いて、セグメント別損益概要について説明をします。特筆事項として、システム事業・測量計測事業ともに堅調に推移をしました。結果、主力事業である建設ICTに関しては、2桁成長の増収増益でした。
システム事業売上高26億6,600万円。営業利益5億5,000万円。測量計測事業売上高20億8,800万円。営業利益2億6,200万円。建設ICT合計では売上高47億5,400万円。営業利益8億1,300万円。
ハウス備品事業に関しては、売上高11億5,400万円。営業利益1億5,500万円。環境安全事業売上高5億5,100万円。営業利益3,900万円。合計では売上高64億6,000万円。営業利益10億800万円です。
貸借対照表概要 -2016年3月期実績報告-
続いて、貸借対照表の概要について説明をします。特筆事項として、借入、自己株式取得等もあり、総資産は80億9,600万円でした。自己資本比率は6.4パーセント減の40.4パーセントとなりました。
流動資産46億6,100万円。固定資産34億3,500万円。資産合計80億9,600万円。流動負債20億2,800万円。固定負債27億9,400万円。負債合計48億2,300万円。
株主資本は、32億3,300万円。評価・換算差額等3,900万円。合わせて純資産合計32億7,300万円。負債・純資産合計は80億9,600万円となりました。自己資本比率に関しては、40.4パーセントです。
キャッシュ・フロー概要 -2016年3月期実績報告-
続いて、キャッシュ・フローの概要について説明をします。特筆事項として、現金及び現金同等物は10億5,800万円増加の28億6,900万円でした。主な要因は営業活動によるキャッシュ・フローの増加と、2007年3月期以来、9期分の借入金の実施によるものです。
営業活動によるキャッシュ・フロー、11億4,200万円。投資活動によるキャッシュ・フロー、3,700万円。財務活動によるキャッシュ・フロー、マイナス1億2,100万円。
現金及び現金同等物の期末残高、28億6,900万円。長期借入金10億円。リース財務残高21億8,800万円。リース資産純額です。21億5,300万円です。
その他指標 -2016年3月期実績報告-
続いて、その他の指標について説明をします。借入によりROEは減少をしました。ROEに関しては、20パーセント台を維持しています。また、上場以来過去最高の配当の予想です。
ROAが13パーセント。ROEが22パーセント。1株当たり当期純利益金額66.49円。1株当たり配当額22円。1株当たり純資産額316.72円です。
以上です。