2016年度第3四半期 決算ハイライト

田原永三氏(以下、田原):本日はお忙しいなか、当社2016年度第3四半期決算説明会にご参加いただきありがとうございます。

まずは決算概要についてご説明いたします。2016年度第3四半期の決算ハイライトをご覧ください。

売上高3,243億円、コア営業利益は799億円、親会社に帰属する四半期純利益は601億円になりました。おもなトピックスはここ(のスライド)に記載しているようなものがございました。

なお当社は、本日通期業績予想を修正公表し、ここには書いておりませんが、営業利益960億円、当期利益720億円と過去最高となる見通しでございます。

2016年度第3四半期 決算概要

次に、決算概要について説明します。

売上収益は、前年同期比−3パーセント、101億円減収の3,243億円になりました。

国内収益は、薬価改定の影響が120億円あるものの、シンポニーの国内流通一本化も寄与し、増収となりました。

一方、海外収益は124億円の減収となっていますが、これは前年同期にアムジェン社およびデジマ社との脂質異常症治療薬TA-8995に関する特許ノウハウの譲渡契約の104億円の一時的な収入が含まれていたためです。

この前年度の一時金収入が、売上原価率の上昇、売上総利益の減益、コア営業利益の減益に影響しています。

原価率は前年同期比3.0ポイント上昇の39.1パーセントになりました。

売上総利益は前年同期比−7.6パーセント、163億円減益の1,973億円。

コア営業利益は−16.1パーセント、153億円減益の799億円となりました。

四半期利益は、今年度は非経常項目の損益の発生が少なかったため、前年同期比+1.7パーセント、9億円増益の601億円となりました。

右にあります通期予想は、本日修正後の値であり、後ほど改めてご説明いたします。

売上収益の増減

売上収益の増減についてご説明いたします。

国内医療用医薬品において、2016年度の薬価改定の影響が−120億円あったものの、シンポニーなど国内重点品が前年比+156億円となり、国内医療用医薬品全体としては、前年同期比26億円増収となりました。

一方、海外医療用医薬品につきましては、米国VIVUS社に導出しているアバナフィルの現地製造開始にともない、原薬供給を終了したこと、加えて円高の影響により、31億円の減収となりました。

また、ロイヤリティ収入につきましては、前年同期において、先ほど申し上げましたTA-8995の契約一時金104億円の収入がふくまれていたため、90億円の減収となりました。

結果、売上収益は前年同期比101億円の減収でございます。

ロイヤリティ収入等

次に、ロイヤリティ収入等の内訳をお示しいたします。

ジレニアは円高の影響があったものの、導出先の売上が好調であったことから順調に伸長いたしました。

インヴォカナおよびインヴォカメットは、導出先の売上が増加したものの、円高の影響により、売上実績は前年同期比マイナスとなりました。

全体では、TA-8995ふくめまして前年同期比90億円減収となり、606億円となりました。

販管費・コア営業利益

次に、計上費用の販管費から、その他損益までにつきましては、研究開発非が前年同期比15億円減少しておりますが、おおむね前年同期並みでございます。

この結果、コア営業利益は売上総利益の減少にともない、前年同期比−16.1パーセント、153億円減益の799億円となりました。

下段の総人件費につきましては、昨年度に実施しました、早期退職により人員数が減少したことにより、前年同期比−10.4パーセント、62億円減少の538億円となりました。

非経常項目・四半期利益

次に、コア営業利益にふくまれない非経常項目は、前年同期には早期退職にともなう費用が発生していますが、当期はほとんど発生せず−1億円となりました。

この結果、営業利益は前年同期並みの797億円となりました。金融損益はご覧のとおり、ネットで+17億円でございます。

このうち、為替損益は前年同期比で、5億円のプラスとなりました。

これらの結果、四半期利益は前年同期比+1.7パーセント、9億円増益の601億円となりました。

2016年度 業績予想

続きまして、2016年度の通期業績予想についてご説明いたします。

当社は10月25日に公表いたしました予想につきまして、本日修正公表しております。

まず売上収益からコア営業利益までをご説明いたします。

為替につきましては、1ドル100円から110円に見直しております。

売上収益は前回予想を上方修正し、+110億円の4,250億円といたしました。

1月27日に発表いたしましたとおり、MT-1303の契約一時金に関わる繰延収益を第4四半期に一括収益計上いたします。

加えて、海外ロイヤリティ収入は、円安の影響により増収が見込まれること、第4四半期も国内医療用医薬品の堅調な推移が見込まれること等によりまして、増収を織り込んでおります。

売上原価率はロイヤリティの増収等により若干の改善を見込んでおります。

売上総利益は、先ほどの売上収益の主な3つの増収要因が寄与することから+110億円の2,620億円となる見込みでございます。

販管費からその他損益までの計上費用につきましては、研究開発費において、下期に発生を予定していた費用が一部来期以降にずれ込むことから、10億円の減少を見込んでおります。

これらの結果、コア営業利益は+120億円の970億円に上方修正いたしました。

修正予想と2015年度の実績との比較につきましては、ご覧のとおりでございます。

非経常項目・四半期利益

コア営業利益から親会社に帰属する当期利益まではご覧のとおりでございます。

営業利益は+14.3パーセント、120億円増益の960億円。当期利益は+12.5パーセント、80億円増益の720億円。いずれも過去最高益となる見込みでございます。

開発パイプラインの進捗状況

次に、開発パイプラインの進捗についてご説明いたします。

第2四半期発表以降、こちらに示すパイプラインに進捗がございました。

新しい品目としましては、自社創生品のMT-4129が欧州でフェーズ1試験を開始いたしました。

私からの説明は以上です。ありがとうございました。